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2012年01月11日

死ぬことと,家族と,生きること

金沢の映画館シネモンドにて、映画エンディングノートをみました。

シネモンドのHPはこちら → シネモンド
エンディングノートのHPはこちら → エンディングノート
 
エンディングノートは,実の父親が癌で亡くなるまでを娘が撮影したドキュメントです。全体的に明るい雰囲気で、お父さんの人柄が現れていて、泣けました。家族のために、残される奥さんの為に、努めて場を明るくしようとおどけたり冗談をいってみせるお父さん。それを知ってか、家族もできる限り普段通りに振舞う。

これが家族だよなと、改めて認識しました。家族いいですね。振り返って、仕事を終えて帰り玄関を開けると、暗い、気温二度の冷たい我が家・・・。突然自分の身に、降りかかる事故や病気、避けられるものではないとはいえ、やはり一人で死にたくないなあ、と強く持ちました。

シネモンドは、いつもなかなか良い映画を上映している、文化都市金沢の誇る小さな映画館です。学生時代は良く見に行きました。
今後のシネモンドのラインナップをみると、

永遠の僕たち (加瀬亮が死んだ日本兵の役で出演です)
50/50 (インセプションのオールバックのお兄さんが主演です)

といった,癌を告知される若者や、余命三ヶ月のヒロインなど、死をテーマにした作品が続きます。震災以降、死について考えることが多くなったからでしょうか。あまりにも突然、日常を壊され、無差別に死が訪れたあの瞬間について,私はあまりにも準備不足だったと思っています(しかたないことですが).私はあの時どういう心構えでいるべきだったか,どのように日常を過ごすべきか,ということを反省し,できればやり直したいということを心のどこかで持ちながら,死をテーマにした映画を選んで観ているのかもしれません.

エンディングノート劇中でお父さんは、自分の死までの道のりとお葬式の段取りをシミュレーションしていました。自分や家族の死について、思いを巡らす、シミュレーションすることで、自分が今やるべきこと、どう生きていくか、ということが見えるのかもしれません。昔の侍は常に死を意識して生きていたらしいです(参考:花の慶次、少年ジャンプ)。

今年も健やかに、生きて行きましょう。

投稿者 赤石大輔 : 09:25 | コメント (0)

2010年09月01日

twitterはじめました

9月になりました.
珠洲は今日も30度を超える暑さです.
残暑が厳しく雨が降らない年は,秋のキノコ,マツタケの発生量もなかなか厳しいのではないかと思っています.

さて,最近はやりのtwitter,ご存知でしょうか.
ググってみたところ,IT辞典にこう載っています.

読み方:ツイッター,トゥイッター
Twitterとは、米国Twitter, Inc.(旧Obvious)が提供している、オンラインでメッセージを交わすサービスの一種である。
Twitterのサービスは、シンプルに、コミュニティに登録された仲間同士で「What are you doing?」(今、何をしているか)に対する回答を伝え合うというのがコンセプトとなっている。一回に登録できる文字数は最大140字以内である。「つぶやき」のようなコメントを気ままに共有することで、ゆるいコミュニケーションが図れる、という点を特徴としている。

インターネットにつぶやきを垂れ流すサービスとして,ちょっと前から流行っていますが,私のつぶやきをネットに流して何が面白いのかいまいち判らず,触っていませんでした.しかし,最近珠洲だけでもたくさんの人たちがtwitterを利用していて,いろいろなつぶやきを見ることができ,参加したくなってしまいました.
能登各地で開催されているイベントのお知らせとか美味しいお店の情報とか,面白い情報がたくさん見られるので,とても楽しいです.

右のバーにtwitterを表示する窓を設置しました.たいていくだらないことをつぶやいていますが,もしよかったらご覧下さい.

投稿者 赤石大輔 : 14:10 | コメント (5)

2010年08月18日

お盆

14日〜17日までお盆休みでした.

実家に帰り,中学の同窓会に参加.4年ぶり3回目の同窓会.80人が参加してくれました.みんな結婚して子育てに忙しい時期ですが,よく集まってくれました.参加してくださった先生方本当にありがとうございます.32歳になり,私ふくめ独身組は一割くらいに.うーん,まあ人それぞれって言うことで.

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さて,実家群馬県は暑い.ニュースで「前橋,38度越え」とか出てしまうくらいですが,全然うれしくありません.19の時は高校サッカー部のOB会があって,その日もめちゃくちゃ暑く39度の記録日でしたが,その時はみんなでサッカーをしていたのだから,自分がどれだけ年をとったか判ります.

久しぶりに実家の廻りをふらふらしてみると懐かしい路地.この塀こんなに低かったっけなとか感傷に浸ってしまいます.しかし子供の声が殆ど聞こえないのが寂しい.私の実家は両親の世代が家を建ててできた住宅地で,子供世代は巣立って隣町にまた新しい家を建てています.なので,今は実家は年寄りばかりに.

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この町はどうなっちゃうのかな,などと寝転がってアズキバーをかじりながら考えていると,姉のところの姪が2人やってきました.「おじちゃーん!」おおかわいいのう.こっちおいで.「げーむやらせてー」.iPhoneのゲームが気に入ったようです.カップヤキソバのお湯を切るという単純なゲーム.そうですかおじちゃんよりゲームですか.ほんとに子供はかわいいですね.

投稿者 赤石大輔 : 17:15 | コメント (1)

2010年07月03日

山開きの日

7月1日は,海開きや山開きの日,だということです.

森本毅郎・スタンバイ!というラジオで月尾嘉男先生が山開きの日にちなみ,修験道や山岳信仰,里山のお話をされています.なんと月尾先生も山伏修業をされているそうです!

最後の方で,里山里海について触れられ,一言,里山里海自然学校の名前を出していただきました.
webでも聞くことができますので,ご紹介したいと思います.

こちらから →   森本毅郎・スタンバイ!

投稿者 赤石大輔 : 20:18 | コメント (0)

2010年01月05日

新年のご挨拶

1月5日

明けましておめでとうございます.
雪が降っております.能登は寒うございます.

今日は自然学校の仕事始め,といっても特に変わったことをするわけでもなく,デスクでコーヒーを飲んでいたら来客が.小学生の男の子がひょっこり現れ,事務所の扉を開けて「ゲンゴロウを見せてください.それとウーパールーパーも.」

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はて,どこの子かなと思ったら「夏にグリーンライフで自然学校の体験をしました」とのこと.ああー,あの時の子か.確かにゲンゴロウとイモリの子供をとって見たよね.よく来たてくれたねー.

昨年8月の活動の様子 → グリーンライフ体験支援

昨年の活動がとても楽しかったので,正月に今度は家族でまた能登に来てくれたらしいのです.思いもよらない,本当にうれしいことです.能登の里山里海の素晴らしさが伝わったということでしょうか.今年の夏もまた自然体験プログラムがあれば能登へ来たいと言ってくれました.楽しい企画を準備しておくので,是非来てください.

さて今年は国際生物多様性年,そして日本でCOP10が開催され,日本からはSATOYAMAイニシアチブを提言するという重要な年であり,自然学校にとっても大切な年です.

多くの関係者から,果たして国際的にSATOYAMAの概念が通用するのか?」という声が上がっています.現在は日本においても,里山で実際に持続可能な生活している人間は殆どいない状況で,SATOYAMAを国際語にといっても説得力に欠けるでしょう.
石川県でも,COP10関連のイベントが開催される予定で,能登の里山里海が紹介されるようですが,千枚田や七尾湾の美しい風景がノスタルジックに紹介されるだけに終わるのではという懸念があります.

石川県は確かに美しい里山里海の景観が残された地域ですが,その保全や活用に向けた取り組みは行政でも民間でも他県と比べ遅れている,里山後進国といえます.

里山林には薪や炭に使われることなく広葉樹が育ちすぎています.バイオマスエネルギーの活用を本気で考えるならばそこから手を付けていくべきです.マツタケ再生に向けた取り組みも小規模すぎて殆ど効果が見えません.田んぼの生物多様性保全に対する政策や里海再生の議論は,農家や地域住民が置き去りに去れています.

私たちの能登での取り組みもまだ3年半と始まったばかりですが,地域で活動していく中でいろいろな問題が見えてきました.これまでこのような課題を地域の方々と共有し,解決に向けて地域とともに活動をしてきました.今年はさらに活動を広めて,能登から生物多様性保全に向けた提言を発信し,本当の意味での生物多様性年としたいと思います.

どうぞよろしくお願いいたします.

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保全林のヒラタケ

投稿者 赤石大輔 : 13:36 | コメント (4)

2009年09月01日

環境フェア,近江町市場

8月22日

いしかわ環境フェアのシンポジウム「ふるさとの森再び」にパネリストとして参加してきました.
シンポジウムは,石川県の里山出活動している様々な業種の方がそれぞれの発表をされたので,個々の話は面白かったのですが,残念ながら一貫したテーマでの議論は出来ませんでした.しかし,司会の塚田アナウンサーがきれいにまとめてくれ,参加者のかたもじっくり聞いてくれていて,結果として良い会だったと思います.

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環境フェアが開かれている石川県産業展示館はとても大きな会場で,その会場一杯に,環境配慮に努力している企業や環境NPOのブースが並んでいました.シンポが終わってから会場を回っていると,足袋抜さんの写真が展示されていました.大きな写真はやはり迫力がありますね.一般ブースには「典座」さんも出展されていました.おからドーナツとても美味しかったです.あ,あそこには金沢の木材屋さん・・・こんな感じで結構知り合いがたくさんいました.

印象にのこったのは,電気工事組合のブースです.このブースではエコキュートの紹介がされていました.エコキュート,つまりヒートポンプは外部から電気・熱などの駆動エネルギーを与えて、低い温度の部分から温度の高い部分へ熱を移動させる装置とウィキペディアにあり,でんこちゃんが省エネ,省CO2,節約といっている,あれです.エコキュートは商標,商品名のことなんですね.

エコキュートのわかりやすい説明はこちら → 中部電力"

様々なメーカーから家庭用のヒートポンプで給湯,風呂,そして床暖房まで出来てしまう優れものの商品が陳列されていました.価格を見ると60万から100万円程度.いいなー床暖,欲しいけどまだ高いなー.などとつぶやいていると,「いやいやお客さん,こっからはお話し合いですよ!価格ご相談しましょう!上手に買って行かれるお客さん,いらっしゃいますよー!」的に販売員の方に商品を勧められました.
販売員さんとてもお話が上手だったのですが,ヒートポンプの売りとしてやはりランニングコストの低さを強調していました.エコ(ロジー)はエコ(ノミー)が両立されてこそ,ということがとてもよく分かりました.

翌日は,久しぶりに金沢の台所,近江町市場に遊びに行きました.
こちらもウィキペディアからですが,「第2次世界大戦の戦災を免れた近江町市場は古くからの趣がある市場として地元の利用客だけでなく観光地としても多くの人が訪れてきた。」とあり,私もあの古めかしい雰囲気が好きだったのですが,最近リニューアルされたと聞き,残念に思っていました.

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改装後,初めて訪れた近江町は,本来は休みの日曜日でしたが,日曜市ということで営業されていました.確かに新しくきれいになっていましたが,かつての雰囲気を残していてとても嬉しかったです.また,「近江町いちば館」というビルが出来て,最初は外から見るとちょっとどうなの?と思っていましたが,新しいたくさんお店が入っていてそれぞれ魅力があり「これはこれでええやん」と思えました.

何でも古いままがいいというのは,年を取った証拠でしょうか.いや,昔からだったような気もします.選挙でも新しい政党になって,期待と不安がふくらみますが,「これはこれでええやん」と思えるような日本になればと思います.

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投稿者 赤石大輔 : 19:27 | コメント (0)

2009年03月24日

きのこ会議

いつもお世話になっている、珠洲のパン屋さん
の横に、「事務所」と書いてある部屋があります。
その名のとおり事務所らしいのですが、事務仕事をする場所と言うよりは、休憩所のような。
かわいい椅子やテーブルが置いてあって、いい雰囲気の、事務所です。

先日お昼にお店によってパンを買い、その事務所で食べさせていただきました。
珠洲焼きの作家さんが作品を展示していたり、パン屋さんの息子が描いたすばらしい昆虫の絵などが展示されてます。

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と、そのよこにきのこの形をしたオブジェ、椅子がおいてありました。
パン屋の奥さんが近所の大工さんに頼んで作ってもらったものらしいです。

可愛らしいきのこの椅子があるこの事務所で、きのこ話が盛り上がったらしく、とうとう4月1日〜4日にかけて、「第一回きのこ会議」が開催されることになりました。

この4日間は、事務所にきのこのグッツやお菓子が並ぶそうです。
パン屋さんではきのこランチも販売されます。

で、わたしもこの、きのこ会議に参加することになりました。
4月4日(土)午後2時から、きのこ博士によるきのこの話を、やります。
いろいろときのこネタを挟みながら、皆さんとおもしろい話が出来ればいいなと思っています。

ぜひお越しください。

開催場所:
シャンボール事務所(0768−82−0542)
〒927−1214 珠洲市飯田町11−148

投稿者 赤石大輔 : 18:37 | コメント (0)

2009年01月07日

2009年の抱負

あけましておめでとうございます。

初詣にいってきました。
せっかくだからと着物を借りて、コスプレも楽しんできました。

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昨年は自然学校の活動の中で、NPO法人「能登半島おらっちゃの里山里海」も立ち上がり、地元での活動がさらに活発になりました。
NPOと協働しての、田んぼ作りや里山保全作業、薪ストーブの導入試験と、奥能登の里山環境保全の取り組みが大きく広がった年でした。

2009年は、どのような年になるでしょうか?
不景気はますます進行し、暗い年になるかもしれません。しかし、だからこそ環境についての意識を高め、21世紀型の社会作りに向かっていく、新しい年にしたいと思います。

今年の6月には、三井物産環境基金の支援が終了し、自然学校の活動も一区切り付くことになります。
今後もこの活動が継続できるように、様々なアイディアを考えています。
これからも多くの皆様にご支援いただきたいと思っています。

本年もどうぞよろしくお願いします。

投稿者 赤石大輔 : 13:11 | コメント (2)

2008年02月15日

Gateau chocolat

2月11日

「じーんせーってすばらしー,ほらだれかとぉぉ,でああたりこーいおしてみたりぃ」はぁー,・・・・・・・・・・辻ちゃん(涙).

フォーラムを無事終えた翌日,建国記念の日は小春日和.
昼まで眠りこけ,その後もこたつに入り鼻歌を歌いながら天井の模様を眺め,ぼーっとしていました.

「政令で定める日 建国をしのび国を愛する心を養う」
果たしてどれほどの若人が,この建国記念の日を大切に思っているでしょうか?
それよりもみんなの関心は,14日のバレンタインデー.
男子にとっては,内心期待しつつも冷静を装い,結局学校から帰るまで何のイベントもなく,最終的に母親からもらうチョコレートから,”bitter”という単語の意味を知ることになるこの行事.
三十路前になっても,やっぱりまだ意識してしまいます.

チョコレートの原料となるカカオの生産に関しては,子供達が奴隷のように労働させられている現状があるんだ!! →  サステナ・ラボ
などとこたつの中で問題のすり替えを行っていたところ,ふと

「もらえないなら,自分で作ればいいじゃない」

という マリーアントワネット的逆転の発想が閃き,今日は急遽お菓子作りに挑戦です.

お菓子作りといってもさほどの技術もないので,簡単で美味しいメニューを考え,ガトーショコラに落ち着きました.
ガトーショコラは大学院時代に,ハートマン軍曹のような女友達に教えてもらい作ったことがあるので,今回もこれに決めました.
ハートマン軍曹については →  こちら

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作り方に関してはこちら → ガトーショコラの作り方

チョコレート:140g
卵:3個
バター:100g
砂糖:100g
薄力粉:35g
これでもかというくらい高カロリー,洋菓子はほんと恐ろしい.
チョコを溶かして,バター卵黄薄力粉を投入,メレンゲを加えてさっくり混ぜて(さっくりという表現がいまいちわかりません.以前はざっくりとしたセーターもよくわかりませんでした)型に入れ,180℃のオーブンで40分焼きます.最後に粉砂糖をかけてできあがり.

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自然学校のスタッフに,今回のフォーラム成功と,日頃の感謝の気持ちを込めて,
紅茶と共に振る舞わせていただきました.
簡単な割に美味しくできて,皆さんに好評を頂きました.また機会があれば作りたいと思います.

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投稿者 赤石大輔 : 13:04 | コメント (4)

2008年01月08日

あけましておめでとうございます.

あけましておめでとうございます.
今年もよろしくお願いします.

2008年,今年も充実した良い年にしたいと思います.
自然学校は,能登の里山里海再生を実現させるべく,今年はさらに大きな活動を行っていきます.
そのため,早速1月から大きなイベントが盛りだくさんです.

まず,1月15日(火曜日)ー16日(水曜日)には,

東アジア若手研究者による環境研究シンポジウム
「若手研究者のネットワーク形成をめざして」
が開催されます.

実行委員長の木村繁男教授のお言葉を借りて,今回のシンポの主旨を紹介します.


 金沢大学環日本海域環境研究センターでは,中国,韓国,ロシアから若い研究者を迎え,日本の若手研究者と環日本海域のさまざまな環境や環境の保全・創造を主題にした学術交流会を持つことになりました.
 珠洲を始め能登の各地は古くから大陸側の諸地域とさまざまな交流があった地域であります.いま,環日本海域はさまざまな緊張が存在し,多くの解決すべき問題が横たわっております.そんななかで,若い世代の研究者が国際交流を深めるべく,歴史的にふかいゆかりを持つ地を選んで学術シンポジウムを開催するに至ったということにある種の感慨を感じさせます。
 シンポジウムはきわめて明るい雰囲気でなされるよう,また国際交流の実が上がるよう,関係者一堂、鋭意準備しております.ここに,シンポジウムのご案内をさせていただくとともに,多数の皆さまがご参加されますよう心からお待ちしております.


日本海周辺の若手研究者が珠洲に集い,国際的な視野で研究ネットワークを構築していこうという大きな意味を持ったシンポジウムです.今回は,「へんざいもん」から各国の研究者へ能登のごちそうも振る舞ってもらう予定です.


また,1月26日(土曜日)には,
金沢大学「角間の里山自然学校」シンポジウム
『里地里山の生物多様性保全〜能登半島にトキが舞う日をめざして〜』
が開催されます.

 金沢大学では、里地里山の再生モデル構築のため、能登半島をトキが生息できるような環境にしようという取り組みを始めています。
 そこで今回、生態学関係者や地域づくりの活動をしておられる方々に、コウノトリやトキの野生復帰に向けた活動の先進事例や、水田を重要な生息場所とする鳥類や昆虫などの特徴について講演していただき、能登半島の里地里山の再生・保全に向けた活動について今後の方向性を議論したいと思います。

こちらは,参加自由ですので是非皆さんにご参加いただきたいと思っています.

さらに,2月10日(日曜日)には,
第2回すず再発見フォーラム「よみがえれキノコ山〜奥能登の里山再生考〜」
を開催いたします.
日時:2008年2月10日(日曜日)13:30-16:30
会場 ラポルトすず,大ホール.
参加無料!

このフォーラムは,私赤石が初プロデュースいたします.
皆さんにわかりやすく,楽しく実りある会にしたいと思い,今から相当気合いが入っています.
このフォーラムについては,また後日ご報告したいと思います.

皆様,今年も里山里海自然学校をどうぞよろしくお願いいたします.

投稿者 赤石大輔 : 16:47 | コメント (2)

2007年12月25日

クリスマスの過ごし方

12月25日

クリスマス,ちょっと日頃の自然学校の話題とは外れて,
現在愛用しているコンピュータ,Macのお話.

高校時代,Windows95が発売され,我が家にもパソコンが登場しました.
当時からMacの存在は知っていましたが,当時は非常に高価で,選択肢はなくWinを使い続けて来ました.
OS9までは使っている人たちが気の毒に思えるほどでしたが,OSXになり,機能も洗練されてきた4年前から,mac欲しーなーと思い始め,OSX10.4Tigerの発売を期にPowerbookG412inchを購入,これがかっこよくて,OSも使いやすく大変気に入りました.

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クリスマスプレゼントというわけではないですが,先日,仕事用に新しいmacbookを購入しました.
マックに関しては初期出荷には手を出すなと,優しい先輩が教えてくれていたので,
10月に新しいOSX10.5 Leopardが出てもすぐには飛びつかず,
最新プラットフォームSanta Rosaに変更となり,
バグフィックスも行われた12月に,満を持して購入となったわけです.

が,が,

様々なトラブルが発生しています.

1.無線LAN:Airmac Extremeを認識しない.
こちら にもあるように,Wi-Fi接続が不安定になります.Tigerの頃は非常に快適でしたが,Leopardにしたらだめ.遅くなったり,認識しなかったり.現在はLANケーブルで有線接続しています.うーんマックが管だらけでとってもスタイリッシュ(涙).

2.VPN接続が出来ない.
大学のメールをチェックしたり,予算管理をするためにはFirepassのVPN(Virtual Private Network)を
利用して,大学にアクセスしなくてはいけないのですが,まずintel macになってからはブラウザをRosettaで起動させないとVPNが使えません.RosettaはPowerPCのアプリをintelMacで使えるようにする大変便利な機能ですが,その分速度は落ちます.safariがネイティブよりも起動が遅い気がします.
さらに,VPNサーバのバージョンが古いためか,Leopardからだと「PPPdデーモンが開始しませんでした」という奇っ怪な文章と共に切断される症状が出ます.
このへんを見てみると,解決策が載っていて,試してみたところうまくいきましたが,再起動するたびにこの手続きを踏まないといけないようです.金沢大学でLeopardでVPNしたい方は参考にしてみてください.

3.RSSが使えない
RSSはお気に入りのブログなどが,新しく更新されるとそれを教えてくれる大変賢い機能です.更新を確認するために何度も足を運ばなくて良くなります.
これがLeopardではみられない.正確にはPubSubAgentというものがトラブルを引き起こすようで,これを終了させてやると読むことが出来るようになります.
しかしこれもエラーが出るたびにAgentを終了させる必要があり不便です.

4.XPがインストールできない.
MacがIntelチップで動くようになり,これはWindowsも動かせるんじゃね? とがんばった人たちのおかげで,Leopardになってからはmacでwinを動かすboot camp(ビリー?)が搭載されました.これは是非試してみようと思ったのですが,以前購入したXPのバージョンが古く,結局インストールできませんでした.SP2移行のインストールCDって手に入れることが出来るのでしょうか?

そんなこんなで,せっかく買ったmacbookちゃんも現在は2軍落ち.
この作業にクリスマス2日間のほとんど費やしてしまいました.
(それは結果として良かったのか悪かったのか?)
Tigerにダウングレードして使うか?これも新しく購入しなくてはいけない.
じゃあVistaをmacbookに入れて使うってのは?なんだか悲しい気分になりそうです.
もうすこしpowerbook&Tigerにがんばってもらおう.

その他の部分はLeopardになってからずいぶんと使いやすくなっているので,
年明けにいろいろとバグフィクスされて使用に耐えるような状態になってもらいたいです.

話題が大分マニアックになってしまいました.
うちのスタッフにもMac派がいるので,今回の話題は備忘録の代わりにしたいと思います.

投稿者 赤石大輔 : 18:32 | コメント (4)

2007年12月01日

新たな決意で.

11月27日
「第三次生物多様性国家戦略」が閣議決定されました。

詳しくは持続可能な社会を目指す「サステナ・ラボ」さんをご覧ください.

この国家戦略にかかれている前文は,私たちが目指すこれからの社会をわかりやすく説明してくれています.わたしたち里山里海自然学校が能登で考えていること,みなさんに伝えたいことがたくさん含まれています.

ここに一部を紹介したいと思います.


前 文

地球上の生物は、生命が誕生して以来、およそ40億年の歴史を経てさまざまな環境に適応して進化し、その結果、未知のものも含めると3,000万種とも推定される多様な生物が生まれました。
これらの数え切れない生命は、ひとつひとつに個性があり、それぞれが網の目のようにさまざまな関係でつながっており、それが生物多様性の姿といえます。私たちが現在生活している地球の環境も、そうした生きものの膨大なつながりとその相互作用により、長い年月をかけて創られてきました。

私たち人類も生物であり、他の生きものとのつながりの中で生きています。まわりの生きものたちがいなくなれば、ヒトもまた生きていくことはできません。生物多様性の恵みがあることではじめて、私たちも暮らしていくことができるのです。
また、私たちは地域によって異なる伝統的な知識や文化を持ち、それらは豊かな生活には欠かせないものですが、多様な文化は各地の豊かな生物多様性に根ざしたものであり、地域ごとの固有の資産として必要不可欠なものといえます。

人類の誕生は、地球の歴史から見れば最近のことです。人類はこれまでに強大な力を獲得し、数を増やすことで地球生態系に大きな影響を与えてきました。
私たち人類は、たくさんの生きものたちに支えられている一方で、たくさんの生きものたちを絶滅させてきています。人類は過去の平均的な絶滅スピードをこの数百年でおよそ1000倍に加速させているともいわれています。しかし、科学技術が格段に進歩した現在でも、いのちを創り出すことができないのはもちろん、生きものたち同士の関係すら分からないことが多いのです。私たちのいのちは地球上のすべてのいのちとともにあることを謙虚に受け止めなければいけません。私たちの将来の世代が豊かに暮らすためにも、生物多様性を守り、その利用にあたって生物多様性に大きな影響を与えることのないよう、持続可能な方法で行う責任があります。

わが国は明治維新後、そして戦後に経済的な発展を成し遂げました。その一方で、南北に長く四方を海に囲まれ、本来豊かであるはずのわが国の生物多様性は失われてきました。 経済的な発展の重要性に比べると、生物多様性の豊かさが暮らしの豊かさにつながるということは忘れられがちでした。

日本人は、農業や林業、沿岸域での漁業の長い歴史を通じて、多くの生きものや豊かな自然と共生した日本固有の文化を創り上げてきました。しかし、近年の西洋文明との融合や科学技術の発達の中で、日本人と自然の関係は薄れ、それぞれの地域の自然と文化が結びついた特有の風土が失われつつあります。世界の人口が引き続き増加していくのとは逆に、わが国の人口は今後減少に転じ、100年後には現在の半分以下になるという推計もあります。それは100年前の明治の末とほぼ同じ人口です。
これまでの100年間のわが国の経済発展はめざましいものがありますが、人口が減少に向かう次なる100年に向け、わが国は、経済的な発展と豊かな生物多様性のどちらかを選ぶのではなく、その両方を実現しなければいけません。生物多様性の面からは、人口が増加を続けたこれまでの100年の間にさまざまな要因により損なわれてきた国土の生態系を、自然の生態系が回復していくのに要する長い時間を踏まえ、「100年計画」といった考え方に基づき回復していくことも必要です。

この第三次生物多様性国家戦略は、人と自然とのより良いバランスが確保され、人と自然が共生することを通して恵み豊かな生物多様性をはぐくむ「いきものにぎわいの国づくり」を目指して、生物多様性の保全とその構成要素の持続可能な利用を進めるための政府としての計画です。しかし、その達成のためには、それぞれの地域での地に足のついた活動がなにより重要であり、地方公共団体や民間企業をはじめとするさまざまな主体や多くの国民による協働が必要です。この国家戦略が示す大きな方針のもと、老いも若きも、そして男性・女性を問わずひとりひとりが行動することで、いのちにぎわう豊かな日本の未来を拓いていかなければなりません。



生物多様性と国の発展を100年のスパンで考える,という大きな目標が立てられています.これまで日本政府が「100年計画」という言葉を使ったことがあるのかわかりませんが,目先のことではなく21世紀の日本を本気で考えていく決意に感動しました.

振り返って,能登の場合,急速に過疎・高齢化が進むなか,
目標は「この10年で何が出来るのか?」のように思います.
自然学校が能登で何ができるのか?何を残すことが出来るのか?
そのことを毎日考えて,活動を広げる努力をしていますが,
時々,膝をつきそうになることもありました.
しかし,この前文を読んで,自分のやっていることは決して間違ってはいないと実感し,
今後も自然学校の活動に全力で取り組んでいこうと決心が出来ました.
これからも,どうぞよろしくお願いいたします.

投稿者 赤石大輔 : 11:24 | コメント (4)

2007年07月16日

地震

朝10時.
平成19年新潟県中越沖地震による大きな揺れを感じました.
前回とほぼ同じくらいのゆれ,長い.
恐怖を感じました.

「またか,今度はどこだ.」
携帯電話,実家に連絡.
「大丈夫だから」
とだけ知らせ,すぐに切りました.

停電は起きていない,インターネットもつながる.
ネット速報「中越」
なんと.またか.
しかし周辺の被害は少ないようで,しだいに落ち着いてきました.

ひろ吉に向かい,その後自然学校へ.
自然学校も被害はなし.
何件か着信履歴.それぞれに無事を伝えました.

驚いたのは,金沢へ連絡した際,まったく知らなかったという返事でした.
ぜんぜん揺れ方が違うのですね.

珠洲で2度目の大きな地震.
もう来ないでほしいと願うばかりです.

投稿者 赤石大輔 : 21:54 | コメント (2)

2007年06月07日

いちごジャム

6月7日

スタッフの方から,苺をいただきました.
おばあちゃんの作った無農薬の苺,とっても甘くて美味しかったです.
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たくさんいただいたので,残りをジャムにしました.
よく朝はヨーグルトを食べているのですが,それに付いてくる砂糖は
使わずにためておいたのです.
いつかお菓子作りにでも使うだろうと思っていましたが,
ついに日の目を見ました.

苺のへたをとり,半分に切って鍋に入れ,大量の砂糖を投入しました.
浸透圧で苺からたくさん水が出てきます.
それを火にかけ,アクを取りつつ煮て,最後にレモンを入れて火を止め,
完成です.

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あまーい!
美味しくできました.
(数日で完食してしまいました,あれだけの砂糖を使っているから,
カロリーが...).


投稿者 赤石大輔 : 22:01 | コメント (2)

2007年04月27日

月尾嘉男先生講演会から思うこと

4月20日

月尾嘉男先生による「日本海塾」の講演会があった.
講演のタイトルは「情報と環境の世紀」.
講演の内容は,金属や石油など資源の枯渇は目前であり,
また現在の食料の総量を全世界の人口で割ると足りていないということ.

だからいま,リサイクルや消費を押さえ無駄なエネルギーを押さえる必要があること.
ICT(情報通信技術)を使うことで,従来の方法よりかなり省エネ出来ること.
例えば珠洲の様な東京から遠い場所でも,ICTによるビジネスを起こせば,
雇用の創出も可能であることを教えて頂いた.

そのなかで,月尾先生が人類にとっての理想的な食事について,
「世界で探し求めた理想的な食事とは,地元のお米,まわりの畑で採れた野菜,
近海で採れた魚を食していた江戸時代(元禄以前)の庶民の食事であった」
と紹介された.

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それは現在の珠洲市民の生活に近いのではないか.
講演会に参加された珠洲市民の方々も,オッと思われたに違いない.
私は講演会場の一番後ろで拝聴していたが,
参加者の肩が,一瞬誇らしげに揺れたような気がした.

ただ,こんな話を聞いたことがある.
地元の民宿,ホテルなどは地元珠洲産の魚を使いたいのだが,
多くは金沢へ行ってしまう.
スーパーに並んでいる珠洲産の魚も,他の地域より高いこともある.
地元の物を使いたいのに,コストが見合わない.

もしかしたら,地元の多くの人が,魚は自分で採って(釣って)いるので,
スーパーで買う必要が無く,需要と供給が合っていないのかもしれない.
果たして珠洲のその辺の状況はどうなっているのか?
もうすこし把握してみたいと思った.

投稿者 赤石大輔 : 11:00 | コメント (0)