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2014年04月13日

桜祭り2014

2014年度最初の記事は、毎年恒例となりました小泊の里山里海桜まつりの報告です。

その前に、今年度も珠洲市役所自然共生室の自然共生研究員として活動させていただくことになりました。珠洲市での仕事も3年目、成果を残せるようがんばりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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今年の桜祭りも例年通り、4月の第2日曜日に開催され、天気に恵まれ大変よい日となりました。
小泊の桜祭りは旧小泊小学校の校下(その小学校に通学する児童の居住地域のこと、能登へ来てから知りました)の方々が中心となって開催している、地域のお祭りです。青年団や婦人会が焼きそばとかフランクフルトとか朝採ってきた魚とかワカメとかイカとかを焼いたり、そのままだったりで販売します。振る舞い鍋もあって、今回はイワシのつみれ汁でした。とてもおいしかったです。

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NPOおらっちゃからは毎年恒例となった桜餅100パック。へんざいもんからは、炊き込みご飯、ぼたもち、あんパンなどすべて手作りの品を多数販売しました。しかし今回は残念ながら桜餅が売れ残ってしまいました。参加8回目にして初めてのことです。この日は地域の子供たちのスポーツの試合などイベントと重なってしまったため、参加者が少なかったのではということでした。

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珠洲に入らせていただいて8年目、変化は少しずつですが見られます。例えば、小泊校下の婦人会には、自然学校ができる時に大変お世話になりましたが、それも今年解散したと聞きました。婦人会のパワーなしに、桜祭りも今後続けていくことができるのかと心配する声も聞こえます。
一方で、私がこちらに来たときは小学生だったみんなが、焼きそばを焼いたりしていました。
よく知る男の子は今年高校を卒業して地元に就職したそうです。これからの地域を支える大切な担い手だと思います。

(2007年当時の小学生たちの様子を振り返ってみたい方はこちら → 珍客

これからの地域の維持について、いろいろと考えた一日でした。

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投稿者 赤石大輔 : 18:19 | コメント (0)

2013年06月01日

アサギマダラの調査

2013年6月1日

今年も、アサギマダラの調査を行います。
百万石蝶談会の松井正人先生にお越しいただき、アサギマダラの成体や調査について、解説いただきました。昨年も1000個体以上が珠洲でマークされ、大分県の姫島からの飛来も確認されています。

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2007年にNPOおらっちゃ(当時、里山里海自然学校)の活動も定着し、珠洲は本州でのアサギマダラの一大飛来地、また調査拠点となっています。

今回は説明会にくわえて、アサギマダラが良く飛来するスポットを紹介してもらいました。

珠洲でアサギマダラが多数飛来するポイントは6つあります。
地名は三崎町の高波、寺家、狼煙、そして川浦、高屋、鰐崎です。
どの地点も砂浜でスナビキソウと言う植物が多数生育している場所です。そして、松井先生がおっしゃるには、海岸のすぐ近くに森が迫っていることが重要とのことです。早朝スナビキソウに集まるアサギマダラが、暑くなってきた昼頃に日陰で休む森が必要だとのことです。

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今回はバスをチャーターして皆で飛来スポットををめぐり調査ました。
すでにアサギマダラが珠洲に飛来しており、寺家,狼煙、川浦、高屋、鰐崎で合計8個体マークすることができました。

バスをつかって専門家と一緒にアサギマダラのスポットを回り、マーキング調査をする。
子どもたちも参加できますし、旅行者にも提供でいるエコツアーのひとつになるかもしれません。

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皆さんもぜひ調査に参加してください。
網や調査用具はこちらでお貸ししております。
アサギマダラが飛来するスポットもピンポイントでお知らせいたします。
興味のある方はぜひお問い合わせください。

(飛来するスポットはどこも民家の近くです。調査される際は、住民の迷惑にならないようにマナーを守って行ってください。漁港の近くでは漁師さん達に挨拶をして、交流も楽しみましょう)。

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問い合わせ先:
NPO法人能登半島おらっちゃの里山里海
電話:0768−88−2528

(アサギマダラの調査は、平成25年地球環境基金の助成を受けて実施しております) 

投稿者 赤石大輔 : 19:52 | コメント (0)

2013年04月14日

桜祭り2013

4月14日

今日は小泊の桜祭りでした。
金沢大学のと学舎の敷地で開催される毎年恒例のこの桜祭りも、14回を迎えました。

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12回からは行事の名前に里山里海を冠して、里山里海桜祭りとなりました。
NPOおらっちゃとへんざいもんからは、これも恒例となった桜餅を出品しました。

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私も桜餅の皮を焼いて7年、ベテランの域に達してきました(笑) 
今ではなかなか上手に皮を焼けるようになってきましたよ。

先週はみぞれが降るなど、寒い日が続き、桜もまだまだ半分程度の開花ですが、
天気は幸い晴れとなり、盛大にお祭りができました。
お年寄りが多い地域ですが、桜祭りには意外にも子供たちがたくさん参加していました。
この日は小学校の野球の試合もあったそうなので、行事がバッティングしなければもっと子どもが集まっていたかもしれません。地域の行事なので多くの子どもたちに参加してもらいたいですね。

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乳母車にはのぞき込みたくなるものですね。
新しい命に、能登の里山里海を引き継ぐために,私たち大人が頑張らねばなりません。
平成25年度も元気出していきましょう。

投稿者 赤石大輔 : 15:50 | コメント (2)

2012年07月03日

「能登の生きもの写真集」出版されました.

7月1日

この春から,NPOおらっちゃが計画していました能登の生きもの写真集出版プロジェクトですが,ついに写真集が出版されることになりました.みなさんお待たせいたしました.写真集出版には,県内外多くの皆様にご協力いただきました.心よりお礼申し上げます.ご協力いただいた皆様に,写真集を順次発送させていただきます.また協賛金の一部は私たちNPOの活動費に当てさせていただきます.

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写真集のタイトルは,

「里山に生きる仲間たち 人間と生きものが共生する奥能登」

となりました.渡部晃平さんが出される初の写真集です.


写真集にはトンボやカエル、ゲンゴロウといった能登の田んぼに生息する生物を中心に,希少な野鳥やキノコに至まで様々な生物が収録されています.どれも素晴らしい写真で,撮影者の渡部さんがどれほど生きものと写真を愛しているか伝わってきます.

帯には,

「奥能登には,日本各地で姿を消しつつある生きものと,それを支える里山里海が残っている.」

というメッセージを書かせていただきました.

今回,渡部さんの里山の生きもの写真集を,NPOおらっちゃで支援したいと思った理由は,やはり能登の里山里海の素晴らしさを多くの方に伝えたい,見ていただきたいということです.私たちNPOおらっちゃでは,能登の里山里海が世界農業遺産の認定をいただく以前から,この地域で里山里海の保全活動をしてきました.しかし里山里海の生物多様性の希少性や人々との繋がりを理解していただくことは,言葉ではとても難しいことだと気付かされました.

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世界農業遺産に認定以降も,能登の農業遺産はなんですか,といわれたときに多くの方が真っ先に思い浮かべるのは輪島の千枚田です.たしかに素晴らしい風景で,それを維持してきた人々の弛まぬ努力を伺うことができます.しかし世界農業遺産は千枚田だけはなく,人と自然との関わりによって作り上げられてきた様々なものだと考えています.

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そこで私たちは里山里海に含まれる要素を一つ一つを大切に伝えていこうと考えました.今回の写真集は,能登の里山里海の生物多様性の,その一部を皆さんに紹介させていただくために企画しました.里山里海に生息する希少な生物はまだまだ他にも多く存在します.また生物多様性だけではなく,伝統文化も能登は多様です.これからも能登の里山里海を伝える,色々な企画を実現させていきたいと思います.

どうぞよろしくお願いいたします.


写真集「里山に生きる仲間たち 人間と生きものが共生する奥能登」
定価 1680円(1600円+消費税)
ISBN 978-4-89010-593-9
能登印刷出版部

今月から,各書店でお買い上げいただけます.また,NPOおらっちゃでも販売いたしておりますので,興味のある方は事務局までご連絡下さい.

NPO法人能登半島おらっちゃの里山里海事務局:
TEL/fax 0768-88-2528
メール info@satoyama-satoumi.com

投稿者 赤石大輔 : 16:03 | コメント (5)

2011年08月10日

残暑お見舞い申し上げます.

8月10日

珠洲も毎日熱い日が続いております.皆さん体調など崩されていませんか.

毎年この2週間ほどは,クーラー無しには過ごせませんね.
家にはクーラーがないのでしんどいです.でも熱帯夜ということはないし,朝は涼しいので何とか過ごせています.しかし,昼間は本当に暑いです.
お盆を過ぎれば少しは暑さも紛れるでしょうか.

暑中お見舞いというものも出したことはないのですが,この記事を書くときに残暑見舞いは何時からか調べたところ,立秋を過ぎてからは,残暑見舞いという決まりがあるようです.
ちなみに立秋は二十四節紀の一つで8月7日頃です.

さて先日,金沢の親子30名が鉢ヶ崎でキャンプし,8日の早朝に昆虫採集をしたいということで,お受けしました.会場は,珠洲で炭焼きをされている大野製炭の,お茶炭用に植えたクヌギ林です.
昨年も親子キャンプを受けれ、昆虫採集をしました.カブトムシ,ノコギリクワガタ,ミヤマクワガタ,コクワガタなど,たくさん採れて子供たちも大満足でした.

今年も昆虫採集のために,下草刈りをして(大人3人で1日がかり),樹液が出るようにと下の枝を切り,準備をしました.そしていざ当日.朝5時半から元気な子供たちが「カブトムシー、カブトムシー」と言いながら山へやってきました.

しかし、残念なことに結果は、カブトムシのペアが1,メスが1,ミヤマクワガタの中サイズが1と,とても少なかったです.
切った枝から樹液があまり出ていないので,匂いもせず,虫が集まるような状況ではなかったようです.せっかく遠くからきて楽しみにしてくれていた子供たちにごめんなさいをして,お別れしました.でもまた来年も来てくれるということです.

さて,その後,大野さんが能登学舎へ来られこんな事をおっしゃっていました.先日切った枝の切り口から,今はたくさん樹液が出ていて泡を吹いている.虫達がたくさん来そうな状況になったというのです.
先日は切り口も乾いていて殆ど樹液が出ていなかったのですが.どうしてそんなことになったのか.
大野さんの考えでは、もしかしたら月の満ち欠けと樹液の発生量に関係があるのではないかということです.
インターネットで調べると,「月と農業」と言うタイトルのページがあり,月齢と樹液の活動の関係と言う項目があります.

ページはこちら →  月と農業

「新月では、樹液の流れは下降し、根部に集中する。満月では、樹液は樹冠内の葉・花・果実の部分に集中する。」

今月は8月14日が満月で,今は徐々に満月に向かっています.樹液もどんどん上に上がる途中で,先日よりも今のほうがたくさん出てきたのか.
もしかしたら樹液に集まる昆虫採集は月が満ちていく期間にしたほうが良い結果になるかもしれません.そういう話をご存知の方はぜひご一報下さい.


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投稿者 赤石大輔 : 17:47 | コメント (0)

2011年06月09日

GIAHSによせて

6月9日

世界農業遺産(GIAHS)に,佐渡と能登の里山里海が登録されるということで,報道発表がありました.これってなんなの,世界遺産と違うの,すごいことなの?という疑問をお持ちの方が多いかと思います.私も同様なので少し調べて見ました.

GIAHS(Globally Important Agricultural Heritage Systems)は世界農業重要遺産システムと訳されています.
1.国連の機関FAO(国連食糧農業機関 Food and Agriculture Organization of the United Nations)が2002年から主として途上国向けに始めたプロジェクト
2.世界的に重要な農法や生物多様性などを有する地域を未来に継承することを目的とした制度( みどりネットHPより改変)とされています.

石川県には国連大学高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニットがあります.今回の申請に至るまでに,石川県と国連はすでにそういう繋がりがあったわけですね.申請に至るまでは比較的スムーズだったのかもしれません.
同じようなものに世界遺産があります.こちらはユネスコ(国際連合教育科学文化機関)が認証するもので,どちらも国連のお仕事なのですね.

FAO公式HPでは「GIAHSイニシアティブは以下のような動的な保護アプローチを促進するものである」と4つ上げてあります.

1.食料安全保障と人間の福利を確保しながら、農民がこれまでに築いたシステムと生物多様性を育み、適応させる.
2.生物多様性と伝統的な知識をもとの場所で保護するのと同時に、保護的な政府政策やインセンティブを支援する.
3.食料への権利、文化的な多様性、地元コミュニティーや土着の人々の成果を認識する.
4.天然資源の管理のため、遺伝資源をもとの場所で保護するという考え方に、関連する伝統知識や地元の慣例を統合していくというアプローチが必要であることを明確にする。これは、物理的変化また社会・経済環境の変化に対し、継続的に適応していくための方法として、農業システムの社会・環境的な復元力及び共進化バランスを強化することによって行われる.

上記の1,2,3については私たちがこれまで続けてきた活動とほぼ同じことをいっています.4についてはちょっとよく判りませんのでおいておきましょう.

特に2の「生物多様性と伝統的な知識をもとの場所で保護するのと同時に、保護的な政府政策やインセンティブを支援する」の部分が重要な項目ではないでしょうか.
能登を含め日本の農村=里山は,過疎高齢化,農業の不振によって荒廃が進み,そこにあった固有の生態系,生物多様性が損なわれてきている.という現状があります.この現状をどうやって変えていくのか,地域の里山をどう維持していくのかという課題に対して,まだ十分な答えを得られていません.キーワードの一つとして,里山をいかにビジネスに繋げていくかという事が議論されています.

さて,今回GIAHSに申請中の佐渡と能登ですが,これまでにどのような取り組みが行われてきたでしょうか.
佐渡市は,トキが日本で最後まで生息していた土地であり,トキを象徴に地域を維持していこうという取り組みが始まっています.2008年のトキの放鳥と合わせて「朱鷺と暮らす郷米」の認証制度をつくりました.トキが餌をついばめる田んぼづくりを島内ですすめています.普通より高いお米ですが,トキの保全に賛同してくれるお客さんが買ってくださり,佐渡の農家がそれでやっていけるようになれば,佐渡の農業,地域そして生態系が持続的に維持されていくという考えです.
世界的に重要な農業遺産を維持するために,国民が負担するという見方もできます.しかしそれは選択できる負担です.

一方,能登はどうでしょう.能登の千枚田の景観が象徴として良くあげられていますが,このような棚田や谷内田(山あいのちいさな田んぼ)はどんどん失われていっています.そこには日本固有の里山の生物が多数存在していますが,これらも徐々に姿を消していっています.これらもGIAHSが謳う重要な農業景観の一つだと思いますが,その保全については十分な対策は打たれていないのが現状です.

GIAHS関連でwebを検索して見ると,羽咋市では自然農法として,農薬,化学肥料,除草剤を使わない農業が一部で行われているそうです. 羽咋の自然農法

少しツッコミをいれるとすれば,これは最近流行りの安心安全を売りにする農業の一つですが,比較的新しい手法の導入であり,GIAHSが掲げる「世界的に重要な農法」と言えるのか疑問に感じます(確かに昔は農薬も化学肥料もなかったと思いますが自然農法という手法は新しいものです).また,自然農法を実施することで地域の生物多様性が維持されているという裏付けもないままですので,これから調査が必要です.

能登では塩づくりのための薪や製炭業による里山のバイオマス利用が,長年里山の景観を維持してきたと考えられていますが,現在は放棄されキクイムシなどの発生も問題になっています.能登地域の里山のバイオマス利用もこれからの課題です.

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NPO法人生物多様性農業支援センター理事長,原耕造さんのブログにGIAHS登録から今後の方向性について分かりやすく説明があります.

「GIAHS登録とは一般の世界遺産登録とは異なり、地域政策の課題と地球環境の課題を一体的に解決するシステムそのものである」
「(佐渡の)島民が自分の問題としてこれらの課題を捉え様々な業種の人たちと連携し自らが課題解決へ参加する、絶好の機会を与えてくれた。」

GIAHSの指定は,世界に誇る貴重な農業景観,農業生態系をもった地域が,現在抱えている課題を自分たちの手で解決していくための指定である,と考えれば良いのではないでしょうか.私たちNPO法人の名称「おらっちゃの里山里海」はまさにそのことを意味しています.

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今回,七尾市など4市4町で,棚田や浜辺での営みなどを組み込んだ「里山里海」を申請した能登地域ですが,もし認証されても,よかったねと喜んでばかり入られません.世界的に重要な農業資産を地域で維持していく義務を負ったことになります.
里山里海の持続的な利用を進めるという大きな責任を背負い,能登地域は新しい段階に入っていきます.どのような方向に進んでいくのでしょうか.より良い未来に向かってすすんでいけるように,私たちも努力していきたいと思います.

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投稿者 赤石大輔 : 18:59 | コメント (3)

2010年12月13日

あえのこと

12月12日

輪島市三井では,毎月1回植物観察会を実施しています.輪島市ビオトープ研究会という組織が,2003年ごろからここで活動をしていて,休耕田で水生生物の保全など二取り組んでいますが,なかなかメンバーが集まらず,最近は,活動が停滞気味でした.

東京からこの三井へ,引っ越してきたHさんやTさんがビオトープ研究会に参加し,地元の方々や周辺のお友達を呼んで植物観察会を始めました.ここには円山という古墳のような小さい山があって,その周辺で活動しているので,グループ名も「まるやま組」という名前になりました.環境省のモニタリングサイト1000にも登録しています.講師は,里山マイスター養成講座の伊藤浩二博士が勤めています.

昨年の4月から今年の12月までの調査では,四季を通じて見られる植物が,250種ほどになりました.毎回,調査にはいろいろな方が参加され里山の風景や植物調べを楽しんでいます.今回は,今年最後の調査ということもあり,田の神様,そしてビオトープの神様に一年の感謝を込めて「あえのこと」を行いました.
あえのことは,能登で古くから行われてきた行事で,田の神様を自宅にお招きし,一年の無事と豊作の感謝を示す神事です.
詳しくはこちら →  あえのこと

今回あえのことを行うのは,脱サラして輪島で自然農法の米作りを始められた新井さんです.新井さんについてはこちら →  新井さんの田んぼホームページ

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新井さんの田んぼにサカキを突き刺し,田の神様の依り代とします.
また,「マツと来る」ということで,マツと栗の枝をさしておくそうです.今回は,マツと栗の葉を紙で包んだポータブル依り代をみんなで持ちました.この依り代の紙の内側には,調査で確認された植物名が列記してあります.なかなか面白いアイディアですね.

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神様を依り代にお呼びしたら,今度は家までお運びします.本来は家までおんぶしていったようですが,今回は軽トラに乗ってもらいました.シートベルトもしっかりしめました.Hさんのお宅で田の神様にご馳走を振る舞います.

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家ではまずお風呂に入っていただきます.丁寧に,「こちらの蛇口はお湯,こちらは水が出ます」と神様にお伝えします.部屋では上座に座布団を敷き,御膳の準備です.田の神様は目が不自由なので,手を引くように、家の中に案内していきます.家の人がご馳走について一つ一つ解説し,ご馳走を食べていただきます.

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このように、能登では田の神様を接待する神事が稲作の伝来とともに行われるようになり今日まで伝わったと言われています.里山と人の共存を持続させるための手段なのかもしれません.

金沢大学では,このような地域の自発的な活動を支援するプロジェクトをいくつも展開しています.まるやま組では,植物の専門家が参加し,地域の方々と水田や里山林の植物の調査や保全活動を行っています.里山保全の担い手となる地域リーダーの養成や,学生や都市部の若手を能登へよび,地域活動に参加してもらう企画も行っています.いろいろな人々が繋がって能登の里山里海を再評価して,将来の私たちの生き方を学ぶ,というスケールの大きな教育活動と位置づけています.

まるやま組の活動は,来年春からまた再開します.どなたでもご参加いただけますので是非一度,ご参加下さい.

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今回の活動は,こちらにも紹介されています。 → まるやま組

雑誌「pippuri」

投稿者 赤石大輔 : 18:40 | コメント (0)

2010年12月07日

「ミツバチの羽音と地球の回転」上映会

12月5日

珠洲市のわくわく広場で映画「ミツバチの羽音と地球の回転」の上映会がありました.会場には飯田の「灯籠山祭り」の展示物が常設されていて,とても華やかな感じです.
主催者は,私の友人で珠洲へUターンで戻られた女性の方です.映画館のない珠洲で,みんなが楽しめる映画会を開きたいという思いで,この企画をされたそうです.
ちなみに映画会の開催費用は,今年石川県に初めてできたNPOバンク「ピースバンクいしかわ」から融資を受けたそうです.ピースバンクいしかわは,地域づくりに貢献する団体や個人に低金利でお金を貸す銀行です.わたしたちNPOおらっちゃでも一度融資を考えたことがありました.

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さて,この映画上映に関して,地域では不安も含めすこし話題になりました.不安というのは,この映画が,原子力発電所の建設と地域住民の反対活動が描かれているからです.主催者は映画のタイトルからミツバチの話だと思ったといっていた相です.私もタイトルを聞いたときそう思っていました.

いま私が住む珠洲市は,かつて原発建設の是非をめぐり地域が二分されるという歴史が有りました.2003年の12月5日(たまたま,この映画の上映日と一緒でした) に,建設事業の凍結となりましたが,28年間もこの問題で地域が揺れていたという背景があります.ここであえて,原発の映画を上映するのはいかがなものか,そんな疑問が投げ掛けられていました.私も上映会当日,映画を見るまで,そのように思っていました.

この日は,朝昼晩の3回上映のスケジュールで、私は朝と昼の部にお邪魔しました.会場は地元の方,金沢からお越しの方など30人ほどで,お菓子や軽食なども出てとてもアットホームな感じでした.里山マイスターの受講生の方達も駆けつけてくれていました.

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私の個人的な,映画の感想を簡単に述べます.
まず,映画として面白かったです.重苦しい雰囲気になるパートもありますが,ラストはとてもすがすがしく感じました.音楽もとても良かったです.

この映画は,原発反対の映画ですが,単に推進派と反対派の対立を描いたものではなく,私たちのこれからの生き方に,新しい方向性を示してくれている映画です.スウェーデンの電力自由化の話,日本国内の風力など再生可能エネルギーに向けた草の根的取り組みが紹介されています.そして日本には今,「もう一つの道」を選択することが,非常に難しい状況だ,ということを教えてくれます.

私はこの映画の中でも紹介されてる生物多様性について,解説して欲しいといわれ映画の後のトークセッションに参加させていただきました.この映画では原発建設予定地の海辺がカサシャミセンやナメクジウオなど貴重な生物の生息地であるということが紹介されていました.確かにこれら希少な生物の生息地を守るということは重要です.しかし,この映画を見ている方にとっても,おそらく地元の方にとっても生物多様性とは,映画の冒頭で出てくるヒジキや一本釣りでとれたタイ,ビワの実,豚など身近に感じられるものだろうと思います.会場でも一番笑いが漏れて印象に残った部分は,豚が荒れた畑で育っているシーンと,人間の子供が遊んでいるシーンでした.

ですので私からは,生物多様性というのは,生き物の多様性であり,生き物の繋がりの多様性のことだが,私たちの身近にあり,私たちはその生物多様性によって生きていられるのだということをすこしだけ解説しました.そして能登の場合ではどうか.生物多様性という言葉だけで能登が良くなるのか.私たちNPOが能登でどんな取り組みをしているのかという紹介もさせていただきました.

映画が終わって,会場からはいろいろな意見が出ました.
「推進派の人たちの気持ちを考えると,原発がなくなって良かったとも言いにくい」
心から,地域を大切に思う方の言葉だと思います.しかし,珠洲でこのような映画が上映できて本当に良かった.というのが多くの方の感想でした.また面白い映画会が珠洲で開催されることを期待しています.

当日の様子は,こちらにも報告されています.

北野進さんのブログいま珠洲がおもしろい

投稿者 赤石大輔 : 11:32 | コメント (3)

2010年09月07日

蛸島の祭り

9月10,11日は私の住む蛸島町のお祭りです.

地域のお祭りに参加させていただくのは今年で3回目となります.朝から晩まで,(2日間も!)酒を浴びながらキリコについて(あまり担ぎません)町を練り歩くのですが,私はこの大変ぜいたくな時間を町の人たちと一緒に過ごすのが大好きになってしまいました.

今年は町内のキリコが漆を塗り直しぴかぴかになりました.かなりお金がかかったようですが,奇麗な仕上がりに皆さん満足なようです.また絵柄も変わりました.今年はどんな絵にしようか.そもそも誰が描くの.なんて所から打ち合わせが始まるのですが,「今年は私が書いても良い?」と,町内の若い奥さんが手を上げ,描くことになりました.そして,とても奇麗な美人画ができ上がりました.作者には細部にいろいろ残念なところがあり,来年リベンジしたいとおっしゃっていましたが,素敵な絵柄になったと思います.

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裏面の文字もまた,町内の上手な方がいて書いていただきました.「てめえ」ではなく「天如水(てんみずのごとし)」澄みきった秋の空のことだそうです.良い字ですね(読めませんが).障子紙を張り合わせて大きな紙を作り,そこに絵や文字が書かれています.紙貼りの方法も大人から子供たちへ,今も受け継がれています.

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今年は笛の上手な男の子が参加できないというと,じゃあ俺が練習するよ.といった感じで笛を吹く人も決まります.横笛吹いたことある10代なんて全国でも少ないんじゃないかな.地域の力でこれだけ素晴らしいお祭りができる,すごいなあといつも感動してしまいます.

2日間だけのお祭りのために,毎年ものすごいお金と時間を費やしています.はたから見れば大変な浪費だとか無駄だとか批判も起りそうですが,じゃあ何が正しい金と時間の使い方なのさ,と思ってしまいます.
祭りやるために生きてるとか,祭りのために一年間仕事がんばってきたとかいう人生って素敵だなと思います.だって文字通り生きる意味が明確じゃないですか.自分もこの祭りの2日間だけは仕事を忘れて祭りに没頭しようと思います.

台風が来て天気が心配ですが,今年も珠洲のお祭りを満喫したいと思います.
今年は学舎のスタッフや学生など,お客さんも少し呼ぶつもりです.ささやかな祭りですがよろしければお運びください.

投稿者 赤石大輔 : 21:44 | コメント (3)

2010年06月26日

珠洲のホタル

珠洲のホタル

珠洲の各地にあるビオトープに,ホタルが出ています.
先日行った場所では,日没直後に何百という数でいっせいに光り出しました.

何とか写真に収めようと,カメラと三脚を持って出かけました.
ホタルは日没後の8時ごろに一斉に光り出し,30分くらいがピークで,その後徐々に光が少なくなっていきます.この間にオスとメスがお互い呼びあい,交尾をするようで,9時ごろには飛ぶ個体も少なくなります.写真を撮るタイミングはこの1時間が勝負ということになります.

ホタルを撮影するときは,普通に採るときとは違って,シャッターを30秒から60秒ほど開き続け,カメラに光をたくさん取り込んで撮影する方法を使います.
コンパクトカメラには,シャッタースピードを調整できるものが少ないので撮影が難しいですが,下に私の撮影方法の情報を載せておきます.
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原画像データの生成日時: 2010年06月24日 20:46
カメラ: GR DIGITAL 2
露出補正値: 0
露出モード: 露出マニュアル
露出プログラム: マニュアル
露出時間: 60
フラッシュ: ストロボ発光せず、強制発光モード
F ナンバー: 2.4
レンズ焦点距離: 5.9
ISO スピードレート: 400
測光方式: 分割測光

hotaru2.jpg

デジタルデータの作成日時: 2010:06:24 20:36
カメラ: NIKON D5000
露出補正値: 0.3
露出モード: 露出マニュアル
露出プログラム: マニュアル
露出時間: 30秒
フラッシュ: ストロボ発光せず
F ナンバー: 1.8
レンズ焦点距離: 35
35 mm 換算レンズ焦点距離: 52
ISO スピードレート: 200

投稿者 赤石大輔 : 09:44 | コメント (0)

2010年06月19日

奥能登珠洲,夏の親子里山里海体験.

今回は,珠洲地域発の里山里海を活用した取り組みを紹介します.

珠洲の農家民宿が4件に増え,地元の有志も加わって農家民宿を中心に,珠洲の里山里海を満喫できる体験プログラムを作ろうと,盛り上がってきています.

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今回は,珠洲の夏を親子で満喫してもらおうと,農家民宿で一泊二日の体験プログラムを考えました.題して「珠洲,夏の里山里海ざんまい」です.
珠洲の美しい海で貝や魚を捕る「磯遊び」や,珠洲の魚をさばいて作る「干物作り」,カブトムシやゲンゴロウを探しに行く「昆虫採集」,石窯で焼く「ピザ作り体験」など,里山里海の体験がセットになった体験プランをご提案しています.
自然学校では,参加者に里山里海のレクチャーをさせていただくことになっています.

実施期間は,

第1回を7月31日(土)〜8月1日(日),
第2回を8月7日(土)〜8月8日(日)

となっています.

参加料金は,宿泊費,体験料込みで

大人13,500円
子供9,000円

となっています.

詳しくは添付のファイルをご覧いただき,農家民宿おおつぼまで,ご連絡下さい.

問い合わせ先:農家民宿おおつぼ
電話: 0768-0768-86-2559
FAX: 0768-86-2132
E-mail: otubo@p1.cnh.ne.jp

投稿者 赤石大輔 : 19:01 | コメント (0)

2010年06月10日

風物詩

珠洲のパン屋さんで,アサギマダラを発見!
こだわりの塩ラスクに,とてもかわいらしいイラストと,わかりやすい一文が添えられて,お土産や贈り物にぴったりといった感じです.

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珠洲のあたらしい風物詩と言えるのではないでしょうか.

お客さんは「珠洲にこんなチョウチョがくるのかー.へー.」みたいな.
お店でこんなかたちで生き物の情報を得られる.
生物多様性の理解を深める方法はこんなところに在るのかもしれません.

投稿者 赤石大輔 : 14:34 | コメント (0)

2010年04月13日

桜祭り

4月11日

小泊の桜祭りが開催されました.
自然学校が開講してから,4回目の桜祭りとなりました.祭りのタイトルは,はじめの小泊桜祭りから,三崎桜祭りにかわり,今年は里山里海桜祭りという風に,規模やテーマがどんどん大きくなってきています.

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これまでの桜祭りの様子.
2009年
2008年
2007年

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さて今年は残念なことに雨模様となり,体育館での開催となりましたが,例年同様沢山の方にお越しいただきました.
出店も毎年増えていて,採れたての野菜や魚など,そして手作りの美味しいお菓子や漬物やお総菜などが並んでいます.祭りにはかかせない焼きそばやたこ焼き,いか焼きなどもテントで販売.自然学校とへんざいもんからは,桜餅とおはぎを作って販売しました.

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地域のグループが参加する踊りや歌の披露,そして大食い大会も今年で3回目を迎えました.チャンピオンは三連覇を達成です.地域の方々と能登学舎でこうして触れ合いを持つことができる桜祭りを,今後も続けていけたらと思います.
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投稿者 赤石大輔 : 09:57 | コメント (0)

2010年03月25日

山菜ざんまい

年度末でバタバタしております.
3月末になっても珠洲は寒い日が続いています.明日は雪が降るとか降らないとか.

さて,今回はお知らせです.
農家民宿「ひろ吉」さんは,珠洲で一番最初に農家民宿を始められこれまでいろいろとお世話になっています.昨年,珠洲の農家民宿が4軒に増えました.これからももっと沢山の農家民宿がふえていく勢いも感じられます.金沢や都会の方に,珠洲の里山を楽しんでもらえたらと思います.

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珠洲の里山をお客さんに楽しんでもらいたいという有志が集まって,農家民宿で里山体験プログラムを考える勉強会も始まっています.そしてこの4月に,能登の山菜をとって食べよう!楽しもう!というツアーをを開催することになりました.タイトルは「奥能登山菜ざんまい」です.
そしてこの企画では「学ぼう!」というコンセプトも入って,自然学校で里山や山菜について勉強するプログラムも入れていただきました.地域の方々に,自然学校は面白いことが学べるよ,ということが伝わってきたようでとてもうれしく思います.
ツアーは4月の週末に合わせ,3回実施されます.
今後は週末に限らず,いつでも体験に参加でき,四季を通じて能登の里山里海を体験できるツアーが実施されていけばと思います.もしよければ皆さんご参加下さい.

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<<詳細>>

開催日:4月10日(土)~4月11日(日)
開催日:4月17日(土)~4月18日(日)
開催日:4月24日(土)~4月25日(日)

開催時間:12時00分~13時00分   ( 一泊二日 )
集合場所:里山里海自然学校.石川県珠洲市三崎町小泊33-7
参加費:15500円(昼食は別料金となります。1日目700円、2日目850円)
申し込み:お問い合わせ 農家民宿しいたけ小屋「ひろ吉」
TEL:0768-82-3178
URL http://www16.ocn.ne.jp/~hirokiti/h/index.html

投稿者 赤石大輔 : 19:32 | コメント (2)

2010年02月10日

珠洲のど自慢大会

2月7日

珠洲の青年団主催による,のど自慢大会に参加してきました.

昨年10月に青年団の皆さんに里山保全に参加していただいたのがご縁で,保全活動のあとみんなで宴会をして,その席でぜひ能登学舎からのど自慢大会に参加して欲しいとオファーをいただき,スタッフ皆快諾したわけです.しかしフタを開けてみると,当日は日曜日にもかかわらずスタッフ皆忙しいらしく,結局私のみ参加となりました.

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珠洲では大会前日まで大雪で,会場のラポルトすずも雪に埋もれていました.お客さんはくるのかなーとちょっと心配しましたが,予想に反して開演数時間前から並ぶ人で長蛇の列です.ラポルト500席満員で立ち見も多数という結果でした.毎回ラポルトが満員になるような,すごい人気企画なんだそうです.

参加者は全部で31組で,みなさん歌がお上手,そのうえダンスやパフォーマンスも披露されて,本当に見ていて楽しかったです.
私の出番は7番目.練習不足で歌詞が覚えきれていなかったので,直前まで曲を聴いて練習していました.

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いよいよ出番です.めちゃくちゃ緊張していました.舞台に上がると超満席の会場に足が震えます.前の席にへんざいもんのおばちゃんたちが!みなさんそろって黄色い割烹着を着て,応援に来てくださいました.有り難うございました.
なんとか歌いきりましたが緊張しっぱなしで,ちょっと声が震えてしまいました.それでも舞台で大勢の前で歌うチャンスはあまりないので,とても良い経験ができました.楽しかったです.歌い終わった後に,ちゃんと「里山マイスターの4期生募集中!」と宣伝もしてきました.

青年団が中心となって,珠洲でこれだけ盛り上がる企画ができるんだなと,とても感動しました.皆さんお疲れさまでした.若い人の力はやはり素晴らしい.って,おっさんみたいな言い方になってしまいましたが,このエネルギーを地域外へ向けた活動につなげられたら,能登はもっと盛り上がるのじゃないかなと思いました.

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歌った曲ですか?内緒です.でも,これだけ大雪の年に「冬が寒くて本当に良かったー」って歌はひんしゅくものだったかもしれません(笑).珠洲のケーブルテレビに大会の様子が流れると思いますので,地域の方是非見てくださいね.

投稿者 赤石大輔 : 11:04 | コメント (2)

2010年01月13日

アカギツネ,大雪の日.

1月14日
現在,能登地方北部に大雪警報が出ております.
年に1,2回はこのくらい降るでしょうか.今年は例年よりも多いようです.

ゆーきやこんこんという歌,童謡雪という歌らしいですね,まんまですね.
しかもこんこん,ではなく,こんこ,だそうな.
この歌の歌詞にあるように,能登でも犬は雪が好きなようですが,今日はキツネが自然学校のグラウンドを走り回っていました.2匹のアカギツネです.

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キツネはイヌ科だから冬になるとテンションが上がるのでしょうか.Wikipediaには,「繁殖期はその広大な生息域によって異なり、南方では12月-1月、中緯度では1月-2月、北方では2月-4月となる。」とありますので,おそらくあの2匹はつがいなんでしょう.春にはかわいい子ギツネが見られるかも?

能登にはキツネがたくさん分布しているようです.かつてスギなどを植林した際に,ウサギがその苗を食い荒らすといわれ駆除対象となりました.その駆除のためにキツネが放されたと言われています.
実際,夜に珠洲の道を車で走っているとキツネが道路を横切ることがよくあります.おかげで能登のノウサギがかなり減ったと言われています.と,すべて伝聞調で書きましたが,詳細なデータはないようです.キツネは能登の里山生態系では高次捕食者ですし,トキなどが野生復帰する際には,驚異となりかねませんのでその個体群の調査は必要かと思います.

昨年夏に,田んぼでゲンゴロウ調査をしていたときのことです.夜間に煮干しを使いゲンゴロウを誘引するため,12ヶ所の田んぼに煮干しを仕掛けたのですが,全部まき終えて最初の田んぼに戻ってみると,さっき仕掛けた煮干しがありません.あわてて田んぼを見回ると殆どの煮干しが消えていました.なんとも不思議なことがあるものよと,ライトで田んぼを探っていたら,遠くにキツネの後ろ姿が.どうやら私たちが煮干しをまいていくすぐ後について,盗み食いしていたようです.現代でも,キツネは人を化かすようです.

それにしてもすごい雪だなー.
明日は金沢出張なんだよなー.

投稿者 赤石大輔 : 19:05 | コメント (0)

2010年01月06日

かじめ

里山マイスターのスタッフ,海担当の,出村マイスターからカジメをもらいました.

毎年この時期になると,カジメをいただきます.おばあちゃんたちが朝早くから海岸に打ち上げられたカジメを披露姿は,能登の冬の風物詩といえるでしょう.
カジメはたいてい,細く刻んでおみそ汁にします.今晩は,コンカ鯖とカジメのみそ汁で晩飯にします.


カジメのおみそ汁は自然学校のホームページにある,能登の郷土料理100選でも紹介していますのでごらん下さい.

投稿者 赤石大輔 : 19:03 | コメント (0)

2009年11月19日

奥能登の未来へつなぐ自然環境フォーラム

11月14日(土)
珠洲市飯田町の商工会議所会館で珠洲市環境フォーラムが行われました。

フォーラムではテレビ・ラジオで著名な月尾嘉男先生によるご講演と,珠洲で活躍する若手による,環境をキーワードとした「これからの珠洲について」の討論が行われました.私もその中に参加させていただき,現在の金沢大学の里山プロジェクトや,NPOと連携したこれからの能登の里山再生に向けた取り組みを紹介させていただきました.

インターンの四方さんにレポートしていただきます.

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会場内は思っていたよりもたくさんの方でいっぱいになり、役員の方が慌てて椅子を出しているほどでした。珠洲市の方の環境に対する関心が高いことにとても驚いたと同時に素晴らしいことだと思いました。
フォーラムは泉谷市長の開会のあいさつから始まり、第1部では、東大名誉教授であり日本海塾塾長である月尾嘉男氏の基調講演が行なわれました。その講演では、“地域を発展させる環境問題への挑戦”というタイトルで、人類の人口爆発・動植物の激減・地球上の水の減少・異常気象などの話題から「人類は生きるために自然を踏み台にしている」という現状を示し、その中で地域は何を行うべきか、ということを説いた講演でした。多様という概念を大切にし、自然再生や地産地消、認証制度や自然共生・共栄関係などの事例を挙げ「マイナスの価値をプラスの価値として活かす」ということが重要だということを話していただきました。冗談も交えたお話で途中に笑い声を上げながら、会場の皆さんは熱心に聞いておられました。中にはメモ書きを一生懸命にしながら講演を聞いている方の姿も見え、ここでも環境に対する関心の高さを感じました。

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第2部では、“「自然と共生するまち珠洲」を目指して”というテーマでパネルディスカッションが行われました。コーディネーターは金沢大学の宇野先生、パネリストは泉谷珠洲市長、金沢大学の中村教授、ただ一人女性で、珠洲市内で"古民家レストラン"を営んでいる坂本さん、珠洲市内で炭焼き業を行っている大野さん、そして里山里海自然学校の赤石さんでした。先程講演を行った月尾氏もパネリストとして参加しました。それぞれの立場から、現在環境に対してどのような活動を行っているのか、今後どのような活動を行うのかなど、様々な立場からの貴重なお話が聞くことができ、とても面白かったです。

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第3部では、質疑応答が行われ2名からの質問がありました。中でも印象的だったのは、「これから自然についての教育を子ども達にやっていかなくてはいけない」ということでした。今まで、子ども達が大人の希望であるということをあまり実感できずにいた私としては、このお話で子ども達は大人達の希望・期待であることを実感することができました。
このフォーラムで共有した内容を、今後他の市民の方々に広まっていけばいいなと感じました。

投稿者 赤石大輔 : 13:05 | コメント (2)

2009年09月17日

珠洲キリコ祭り

9月はキリコ祭りシーズンです.私も今年で4回目の祭り参加となりました.

今年も,家を借りている蛸島町のキリコを担がせてもらいました.
蛸島の祭りは9月10日〜11日の2日間通して開催されるお祭りです.

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逆光で見にくいですが,近所の方のご厚意で,ドテラを着させてもらいました.
朝から晩まで,キリコの周りで酒を飲みながらゆっくりと町を練り歩いていると,普段目に付かない町並みや通らない道を見ることができ新しい発見があります.またぼーっといろいろな事を考えることができ,疲れますがとても楽しい時間を過ごせます.

良く実家の方ではどんな祭りがあるのか,と聞かれますが,珠洲のキリコ祭りのような自慢できるような祭りはありません.私が住んでいたところは新興住宅地で,私の親の世代に出来た新しい町です.
私が小さい頃は同年代の子供が何十人もいて賑やかでしたが,高校,大学卒業して独立すると,実家を出て行ってしまいます.いわゆる核家族,そして高齢者の単独世帯がたくさん存在しています.おそらく親世代が死んだら,町ごと人が入れ替わり,新たな住宅地になるのではないかと思います.

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こちらは日本一の大きさを誇る寺家のキリコです.9月の第2土曜日に開かれます.海沿いにずどーんとたったキリコは非常に美しく勇壮です.ちょっと雨がぱらついていましたが,朝9時に宮入をして無事終了したそうです.夜通しやって朝9時に終了ですから大変です.

時折,実家に戻っても,当時よく遊んだ同世代の友人とは会う機会も少なく,とても寂しいことだと感じています.祭りがあれば,年に1回は,たーちゃんひろちゃんともちゃんとっちゃんあっくんあっちゃんじゅんちゃんたけしくんらと顔を合わすことが出来るのにな,としみじみと思ってしまいます.

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こちらは小泊のキリコ.9月16日に開かれます.
一昨年は三井物産環境基金の方々と一緒に,小泊のキリコを担がせてもらいました.
昨年は中止だったので,今年は開催できて良かったです.子供達,そして大人達もみな楽しそうな笑顔でした.
珠洲では若者が,盆と正月には帰ってこなくとも,祭りにはかえってくるといいます.
祭りで,毎年同窓会をやっているような感覚でしょうか.

関東の田舎者には,能登の祭りが,とてもうらやましいのです.

投稿者 赤石大輔 : 15:22 | コメント (0)

2009年08月05日

写真展のご案内

自然学校の活動写真を撮っていただいている,友人の足袋抜豪さんが,8月8日から金沢で写真展を開催されます.

足袋抜豪写真展「MOTHER NATURE」-里山里海-

期間:8月8日〜8月20日.
場所: 金沢市民芸術村

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足袋抜さんは元々ダイバーをされていて,水中写真をメインに撮られていましたが,この写真展ではチラシの通り「白山のてっぺんから,舳倉島の海の底まで」さまざまな表情を見せる石川の里山里海が見られると思います.
もしかすると自然学校近くの風景もあるかもしれません.

私もぜひ見に行きたいと思います.

投稿者 赤石大輔 : 16:36 | コメント (0)

2009年06月10日

マグロ

6月9日

忙しい.13日にワークショップを開催するため,準備に追われています.

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そんな忙しいさなかに,マグロがやってきました.
我らが能登学舎のスタッフで,もっとも人徳の高い伊藤研究員が,近所の方からお裾分けでいただいてきたそうです.先日珠洲でマグロが上がったとのニュースがありましたが,その一部でしょうか.身の部分に大きな傷があり,商品にならなかった物だそうです.

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この忙しいときに,マグロ.
「よし!」俄然やる気が出ました!現実逃避です!

早速,家から愛刀「孫光」を持ち込み,調理場で解体ショーの始まりです.小さいといっても,アジやフクラギなど目ではありません.最高級魚の風格ばっちりの「マグロ様」です.

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webで探したマグロ解体マニュアルを片手に,内臓を取り出し,3枚におろし,さらに身を半分,血合いの部分を取って,サクにしていきます.しかし初めての作業で,なかなかうまくいきません.ああ,マグロ様の美味しい赤身が,トロが,崩れていきます.ごめんなさいごめんなさいごめんなさい.

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なんとか切り身にすることが出来ました.
ずいぶん小さくなっちゃったなあ.
試しに一口.

「うーん,マグロ!おいちい.」

お刺身と,それからフライパンで焼いてマグロのステーキを晩ご飯でいただきました.
思いがけず,海の幸を堪能しました.里海万歳!

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投稿者 赤石大輔 : 00:23 | コメント (0)

2009年06月05日

ヒツジグサ

この時期ため池に美しい花を咲かせるスイレンの仲間,ヒツジグサ.
日本に自生するスイレンはこの種1種のみで,他は園芸用に持ち込んだものです.

未の刻(午後2時頃)に咲くためにこのような名前が付けられたようですが,実際は朝から晩まで咲いているようです(参考 → wikipedia).

今回は,新しいカメラを購入したので,試みに撮影してみました.
きれいですね.

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新しいカメラは,一眼レフのデジカメで,液晶がぱかぱか動くやつです.

液晶がぱかぱか動くやつだと,ローアングルからの面白い写真が撮れます.
この写真は,池のわきではいつくばって,さらに腕を伸ばしカメラを水面すれすれまで持って行って,液晶を見ながら撮影しました.

水面花の撮影も素敵ですが,今回このカメラを買った大きな理由は,地面から生えているキノコをローアングルで撮影したいからです.キノコのヒダの部分がきれいで,キノコの特徴も良く表すために,いつも下から撮りたくなります.とても良いカメラを手に入れたので,これからいろいろなキノコの写真をアップしていきたいと思います.

投稿者 赤石大輔 : 18:48 | コメント (2)

2009年04月12日

桜まつり

4月12日

Offspringのthe worst hungover everな朝を迎え、9時に自然学校に到着。
昨日のマイスター入講式後の打ち上げで痛飲しました。

It hurts so bad that I'm never gonna drink again
I'll probably never drink again
I may not ever drink again
At least not 'til next weekend
I'm never gonna drink again
(offspling: the worst hungover ever)

→ youtube (offspling: the worst hungover ever)

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さて、本日12日(日)は、旧小泊校下の桜まつりです。
小泊地域振興会という地域のボランティアによって主催される、手作りのこのお祭りは、今年で10回目を迎えました。自然学校が出来てから3回目になります。

第9回の様子(2008)

第8回の様子(2007)

今年もスタッフで桜餅を作りました。
昨年、一昨年と比較すると、保全活動やマイスターの入講式が同時にあって、とても手が足りなかったんですが、たまたま自然学校を見学にこられていたご婦人方に、急遽お手伝い(というよりご指導)をしていただきました。いやー、本当に助かりました。

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桜まつりは今年から、三崎地区全体でこのお祭りを楽しもうと言うことになり、名前も「みさき桜まつり」に変わりました。
残念なことに、自然学校の桜が天狗巣病のために花が少なくなってしまいましたが、それでも当日は精一杯咲いて、祭りに花を添えてくれました。

桜餅はおかげさまで1時間ほどで100パックを完売。
へんざいもんからはおはぎが出ていましたが、これも完売。

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二日酔いも大分良くなり、他のお店をのぞいてみると、定番の焼きそばや烏賊焼きなどの他に、水産加工会社から太ちくわ、農家レストランからおからのドーナツなど面白い品も出ていました。
また婦人会のバザーも開かれ、こちらもいろいろな品が出ていました。
私は昨年ヤンマーロゴ入りのマグカップと料理計りをゲットしましたが、今年は☆の形に目玉焼きが焼けるフライパンを買うかどうか迷い、結局やめました。

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今年も400人くらいの人手でしたでしょうか。よさこいソーラン、日舞、大食い大会、歌披露、そしてトリは白山太鼓で、賑やかな春の一日が過ぎました。

投稿者 赤石大輔 : 18:16 | コメント (4)

2009年03月23日

田舎で働き隊!

3月23日

年度末の報告書や報告会、そして学会発表などが重なり更新が滞りました。
学会の事は後日整理してお話ししたいと思います。

さて、自然学校では、NPOおらっちゃと協働で農水省「田舎で働き隊!」の事業を行っています。
現在、11名の若者達が、能登の里山について学び、働いております。

今回の事業は、駐村研究員や里山マイスターのネットワークをフル活用して、研修地や指導者の方々にご協力いただき運営しています。
活動の様子はこちらで詳しくごらんいただけます。

→ NPOおらっちゃのHP
→ 田舎で働き隊!ブログ


そして本日も、田舎で働きたい若者達はばりばりと働いています。
炭焼きの手伝いをする者、春蘭の植え付けを行う者、しいたけを乾燥させる者、
様々な人材が、能登の様々な仕事に触れ、田舎で働くこと、能登で生きていくことを学んでいます。
彼らが能登に定着して、頑張って生きていけるように、私たちも努力したいと思います。どうぞよろしくお願いします。

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投稿者 赤石大輔 : 19:01 | コメント (0)

2009年02月19日

里海にふれるシンポ

2月22日(日)は、七尾で里海のシンポジウムが開催されます。

日 時:平成21年2月22日(日)13:00~16:00
場 所:和倉温泉観光会館 七尾市和倉町2部13-1(クリックで地図表示)
定 員:200名
※ 参加費 無料

<<プログラム>>
講演1「里海のコンセプトとその重要性、里海の創生に向けた動き」
講師 柳 哲雄 氏 九州大学応用力学研究所教授
講演2「日本の里山里海(SATOYAMA SATOUMI)の国際的重要性について」
講師 中村 浩二 氏 金沢大学環日本海環境研究センター教授
事例紹介
「七尾湾の環境と生きもの」坂井 恵一 氏 のと海洋ふれあいセンター
「七尾湾-もうひとつの能登」森山 奈美 氏 株式会社御祓川 
「英虞湾自然再生協議会の取り組み」浦中 秀人 氏 英虞湾自然再生協議会
パネルディスカッション「里海 人と海とのかかわり」
となっています。

参加ご希望の方は、自然学校までご連絡ください。
電話:0768-88-2528
メール:メールはこちらへ

そのシンポジウムのイントロダクションとして、足袋抜 豪 (たびぬき ごう)さんという水中写真家のスライドショーがあります。タイトルは「里海の笑顔」です。

足袋抜さんは珠洲出身だそうです。
プロフィールに1978年5月19日とあり、私と同学年、誕生日も近いとあって勝手に親近感を持ってしまいました。
足袋抜さんのホームページでも、能登の美しい里海の写真を見ることが出来ます。
シンポジウムでのスライドショーがとても楽しみです。

足袋抜さんのホームページはこちら →  gonosuke.com

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写真は小泊の里海です。撮影:赤石。

投稿者 赤石大輔 : 11:40 | コメント (0)

2009年02月12日

質問いろいろ

のとの郷土料理百選,皆様からご好評いただいております.
有難うございます.

コメント欄に質問していただいた方がいますが,私も知りたいことなので,取り上げてみました.

<<質問1:巻鰤について>>
Q:食べてみたいです。どこか食べられるところはないのですか?

A:食べてみたいですねー.どこで手にはいるのでしょうか?私も知りません.珠洲のスーパーとかにあるんでしょうか?

巻鰤の記事へ


<<質問2:豆すだれ(味噌豆)について>>
Q:稲穂がない場合は糸でも代用可能ですか?

A:これはメイトの方に作ってもらいました.稲穂はある程度の太さと引っかかりがあるのでマメが乾燥してもずり落ちないところがいいのかもしれません.

豆すだれの記事へ


<<質問3:いしる鍋について>>
Q:典座さんでいしる鍋をいただきましたが、冬でも茄子は欠かせないのかしら。なんで茄子なのか気になったりします。

A:たしかにー(DAIGO風).いしる鍋では茄子がかならずついているような気がします.でも茄子はいしるにほんとに良く合う野菜だと思います.茄子のいしる漬けの漬け物も美味しいです.

いしる鍋の記事へ


以上,えむいしるさんからのご質問3ついただきました.お答えをお持ちの方,是非コメントを寄せてください.こちらのブログでも,郷土料理のホームページのどちらでもかまいません.
よろしくお願いいたします.

投稿者 赤石大輔 : 18:28 | コメント (4)

2009年01月20日

国連大学が伝える里山

国連大学高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニットから、Our World2.0というホームページを紹介していただきました。

ホームページの紹介文は以下の通りです、
「国連大学がお届けするOur World 2.0は、「気候変動、石油枯渇、食糧安全保障などの複雑に関連し合う、緊急課題に直面する私たちは何をすべきか?」という質問を投げかけています。
 これらの課題に取り組む際のキーワードは、「イノベーション=革新」です。このウェブマガジンとドキュメンタリーシリーズでは、イノベーションについて報告、分析し、みなさまにより知識を深めていただきたいと考えています。」
ホームページはこちら →  Our World2.0
ということらしいです。

この中で、輪島市町野町金蔵を中心に能登の里山が紹介されています。

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(写真は、金蔵の風景)

里山の紹介ムービーはこちら →  日本語
里山の概念や現在日本の里山で起こっている問題、食糧自給率についてなど、とてもわかりやすく紹介してくれています。

今回は里山が取り上げられていますが、これまでの記事を見てみると、
2008年12月2日 アメリカ人の石油消費量はどれくらいか?
2008年10月28日 影が薄れる飢餓と貧困
2008年7月22日 アフリカ食糧安全保障に関する提言
2008年7月4日 食糧高騰の原因は?
と、食料のカテゴリーだけでも、世界中の問題を取り上げています。
その中に、里山という問題が扱われているわけで、能登の里山再生に向けた活動は、国際的にも注目を浴びていると言えます。

国連大学って?私もよくわかっていませんでした。HPに以下のような説明があります。
「国連大学は、国連システムのシンクタンクで、国連総会で設立が決議されました。国連大学の役割は、人間の生存、開発、福祉など、緊急な対応を必要とする地球規模の諸問題の研究にあります。」
なるほど、里山里海自然学校の地球規模版と思えばわかりやすいですね。

里山の紹介は、日本語と英語両方で視聴することが出来ます。

英語版は →  こちら

日本語版を聞いた後なら、英語で何を言っているかよくわかります。リスニングの勉強をされたい高校生など、是非聞いてみてください。

え、センター試験終わったばかりでそんなんやってられるかって?
そりゃそうですよねー。

投稿者 赤石大輔 : 14:39 | コメント (0)

2008年11月06日

学園祭で豆腐作り

11月1日

金沢大学の学園祭に参加しました.
昨年に続き里山里海自然学校から,奥能登の特産を金沢のかたがたに味わっていただこうと,能登大納言小豆でつくったぬれ納豆.アゴだし,そして大浜大豆と能登の海洋深層水を使ったお豆腐を,その場で作って売りました.

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天気も良く気持ちの良い日でしたが,その日は理学部の方で大きなイベントがあり残念ながら角間の里に訪れる人は少なかったです.でも,来ていただいた方々には,美味しい能登の味を味わっていただきました.

お豆腐は,前日にマメをすりつぶし作った豆乳を鍋で暖め,沸騰したところに海洋深層水を入れるという方法で作りました.にがりより海洋深層水の方がふわっと出来るそうですが,同じように作っているつもりでも毎回出来上がりが違うので難しいです.

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3キロのマメを使用し,3回豆腐を作りましたが,2回目はとっても美味しく出来ました.一杯百円,柔らかい寄せ豆腐なのでスプーンで食べてもらいました.海水で作るからほんのり塩味で,お醤油もいりません.

隣では角間の里で里山メイトの方々によって作られた有機野菜が,とても安い値で売られていました.
子供連れのお客さんには,隣の畑で収穫体験もさせてもらえます.子供達が大きな大根を引き抜いていました.
能登では野菜を作ってらっしゃる方も多いので珍しくもないでしょうが,角間の里で開かれている野菜作り教室は大人気だそうです.

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建物の中では,里山メイトの藍染めグループが,すばらしい作品を展示していました.
鮮やかな藍の色もさることながら,里山でみられる生き物たちをモチーフにした絵柄がすばらしいです.
藍染めの柄から里山の生物多様性を感じることが出来ます!

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そんな感じで,あまり儲けは出ませんでしたが,金沢大学にある珍しい古民家でゆったりとした一日を過ごすことが出来ました.

投稿者 赤石大輔 : 22:43 | コメント (0)

2008年10月21日

ふくべ鍛冶

10月21日

先月,今月といろいろと大きなイベントをこなして来ました.
いやー頑張った,俺頑張っとる!

そこで・・・・

スイーツ大輔の「頑張った自分へのご褒美!」

ということで今回は,能登町の「ふくべ鍛冶」さんで,包丁を作っていただきました.

実は子供の頃研究者になるか刀鍛冶になるかちょっと悩んだくらい,鍛冶屋の仕事に魅力を感じています.
鉄をハンマーでぶったたいて刃物を作る作業にとてもあこがれていました.

能登に来てから,魚をよくいただいたり買ったりして,自分で捌いていたのですが,いい包丁が欲しいなあと思っていました.ふくべ鍛冶さんは昔から能登で農具や漁具を作っている野鍛冶だそうで,是非ここで包丁を作りたいと思いました.

漁師が使う「まきり」が人気らしいですが,魚をおろす包丁を探していたので,出刃包丁にしました.両刃か片刃か迷いましたが,左利き用片刃の,仕上げは黒仕上げで渋い感じにして欲しいと依頼.一週間ほどで出来たとの連絡が入り,今日取りに行ってきました.

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出刃包丁 刃渡り五寸 左利き用 ふくべ鍛冶孫光作
です.じゃーん.

念願のふくべ鍛冶の包丁を手に入れたぞ!

早速,近所の魚屋さんで大きなあじを購入.
今日はあじをさばいてお刺身を食べることにしました.

台所でこれまで使っていた包丁と比べます.
うーん,違うね全然.無数に残る叩いた跡や研いだ跡が,職人が作った「本物」を感じさせます.
かっこいいわ孫光.
さあ,初めて使う包丁の切れ味はいかに?

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あかいしは「はがねのほうちょう」をそうびした.

 E ほうちょう 
  はがねのほうちょう
   
   ↓

  ほうちょう
 E はがねのほうちょう


ふおおー,めっちゃよく切れます!
すすすーって感じです.
そりゃもう有頂天で,はがねのつるぎを手に入れた勇者並みです.
(一部の人にしかわからなくてすみません).

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さくさく捌けます.あっという間に刺身です.孫光さんマジかっけーっす.
美味しそうに出来ました.孫光さんといっしょに記念写真パシャッ.

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昔は町に包丁や鎌や鍬などを作ってくれる鍛冶屋さんがいるってのが当たり前だったそうですが,
現在は少なくなってしまっているそうです.これからも良い物を作っていただきたいです.
個人的には,まきり・鉈・鎌・鉞と,ふくべシリーズをそろえていきたいなあと思います.

あじのあらでお味噌汁を作って一緒に食べました.
これからも大切に使っていきたいと思います.

投稿者 赤石大輔 : 21:53 | コメント (4)

2008年10月08日

能登人のイベント

10月8日

能登ふるさと博の一環で、能登人と過ごす「能登時間」というイベントをやっています。能登のさまざまなジャンルで活躍する「のとびと」と一緒に能登を楽しむという内容で、私も一つプログラムを提供させていただきました。

名付けて、「キノコ博士とキノコ狩り」です。
詳細はこちら →  能登人

参加者ははじめから8名と、小さい規模で参加者といろいろ話をしながら半日楽しむという企画です。結果、最適規模の7名の参加者がありました。

10:00~10:30 講義

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はじめに、キノコについての講義を行いました。キノコとはどういう生物なのか、またどういう種類があるのかを説明しました。それだけでなくキノコと里山の関係、管理されたマツ林に発生するマツタケの話や能登に多く見られる珍しいキノコについて、自分自身の研究や、行なっているマツタケ再生事業についても解説しました。
単なるキノコ狩りではなく、能登の里山と関連づけた講義にしようと努力してみました。参加者の方にもそれが伝わっていればいいのですが。

10:30~12:15 保全林でのキノコ狩り

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キノコ狩りは参加者に自由にキノコを採ってもらい、その場でキノコの種類と生態について解説をしました。整備2年目を迎えた保全林には、先日の雨がきいたのかシバタケがおおく発生していました。ホウキタケのなかまやテングタケなどの毒キノコも発見し、みんなでわいわいと一時間程度キノコ狩りを楽しみました。

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12:15~13:30 昼食
昼食は、いつもお世話になっている農家民宿「しいたけ小屋ひろ吉」でとりました。
シバタケの御汁、大根とミョウガとシバタケの酢の物、シイタケやシメジの炒め物、モミタケの味噌漬けなど、秋のキノコづくしをみんなで美味しく頂きました。へんざいもん同様、地域の食材を使った美味しい料理に、参加者の皆さん満足していただけたようです。「能登牛が無くても大満足です!」とおっしゃっていただきました、ありがとうございました。

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食事をしながら、全員でキノコについてや能登半島について、特に珠洲のことを和やかな雰囲気で話しました。今回の企画については、もっとPRをすべきとの意見も出ました。能登の人ではなくて、金沢や東京の方にも喜んでいただけると参加者の方に太鼓判を押していただけました。

なかなか面白い企画になったと思います。ただし先週開催していたらきのこが全くなかったので大失敗だったかもしれません。キノコ狩りは非常に難しいイベントですが、その分キノコがあったときは非常に大きな喜びがあります。ひろ吉さん、ご協力ありがとうございました。
保全林で採れたシバタケは参加者にお土産で持って帰ってもらいました。

投稿者 赤石大輔 : 19:09 | コメント (2)

2008年08月12日

名舟大祭

7月から8月前半に様々なイベントがありました。
お盆に入りようやく一息つけそうになりましたので、これまでのイベントをひとつずつ紹介していこうと思います。

7月31日
輪島市名舟にて、名舟大祭が開かれました。
名舟は石川県の無形文化財「御陣所太鼓」のある港町です。

名舟大祭では後陣所太鼓の披露と花火、そして5本のキリコがでるとても賑やかなお祭りです。
名舟地区の皆さんのご厚意で、今年も金沢大学から学生がキリコの担ぎ手として参加させていただきました。
人が少なくなって、お祭りを開くことが出来なくなっている集落が多くあります。大学生を担ぎ手として派遣し、祭りを盛り上げることは、大学の大きな地域貢献の一つであると考えています。

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名舟のキリコは珠洲のキリコとは違い、柱に漆が塗っていないので白っぽい印象です。重さも比較的軽いため、重厚なイメージはありませんが、その分軽いため少ない人数でも担ぐことが出来るので、キリコにタイヤを付けて押していくより賑やかなイメージになります。
写真は夜の撮影と言うこともあり、かなりぶれてしまいました。躍動感!ということにしてお許しください。

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名舟の神社は、かなり高いところに立っていて、そこまでキリコを運ぶのも結構大変そうです。非常に急な階段と、階段を照らす提灯がとても良い雰囲気です。

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御神輿は神社から降りると、今度は舟に乗って海に浮かぶ鳥居まで運ばれます。
神社から海へ神様を送るのでしょうか?ちょっと祭りの行程がいまいち解っていませんが、とにかくこの一連の作業が面白いです。

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その後、キリコと一緒に名舟の集落を練り歩くわけですが、途中休憩しながら担ぎ手が代わる代わる太鼓の腕を披露していくのが、何とも名舟らしくて良いです。
集落の大人から子どもまでみんなが太鼓をたたけるというのはうらやましいです。

ヨバレによばれて、楽しいお酒を飲み、遅くまで聞こえるキリコの音を聞きながら眠りにつきました。

投稿者 赤石大輔 : 18:55 | コメント (0)

2008年07月24日

連休、飯田灯籠山祭り

7月20日ー21日
珠洲市飯田町の灯籠山祭りが開催されました。
灯籠山祭りは、珠洲市の無形文化財に指定されている、非常に歴史あるお祭りです。

詳しくはこちら →  飯田灯籠山祭り入門 

実は昨年もこのお祭りを見に行ったのですが、花火を少し見て、山車が動くのを見てからすぐに、「よばれ」に行ってしまいました。たらふく食べて飲んで、そのまま帰ってしまったので、祭りの雰囲気をあまり楽しめませんでした。

今年こそは、と祭り前日から期待をしていましたが、当日はひどい雨に見舞われました。久しぶりに土砂降りの雨で祭りの開催が危ぶまれましたが、夜になって雨は上がり、祭りを楽しむことが出来ました。

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今年は武蔵坊弁慶をモチーフにした灯籠山で、とても勇壮な雰囲気でした。
しかし、どうしてあのバランスで立っていられるのか不思議です。
ゆらゆらと揺れながら夜の飯田を行き来する姿は幻想的でもあります。

いつもいつもうらやましく思うのは、子供から大人まで太鼓や笛の演奏が出来て、祭りを楽しんでいることです。自分の育った町にはこんなに素晴らしい祭りはありませんでした。これからも能登のお祭りが続くことを期待しています。

7月21日
七尾のうどん屋さんでイカ天ざるうどんを食べました。
うどんがとても腰があって美味しかったです。うどん派の僕は大満足でした。またこよう。
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うどん屋さんはこちら → 「はた坊」

そして、翌日の会議のためにそのまま金沢へ。
金沢はなんだか久しぶりだなあ。金沢に着いてから現在公開されている映画「崖の上のポニョ」を見てきました。映画も久しぶりだなあ。
ポニョとっても良かったです。冒頭で、汚れた海の描写が出てきたため、環境問題の話かなと思いましたが、そのまま人魚姫のお話になり、難しいことはあまりない見ていて幸せになる映画でした。

お祭り、美味しい物、映画と、とても良い休日を過ごすことが出来ました。

投稿者 赤石大輔 : 17:14 | コメント (0)

2008年04月29日

金蔵の里,悠久な歴史.

4月24日

 富山県の代表的な里山である呉羽丘陵を舞台に地域の活性化を通じた里山の再生に取り組んでいる「悠久の森実行委員会」一行が「能登半島 里山里海自然学校」ならびに「能登里山マイスター」養成プログラムを視察にこられました.
 悠久の森実行委員会は,富山県の小中学校, 富山ファミリーパーク きんたろう倶楽部 などが共同で呉羽丘陵の里山について考え保全する活動を行っています.
 角間の里山里海自然学校や里山里海自然学校は以前から富山県ファミリーパークと仲良くさせてもらっています.動物園内の トンボのビオトープなどは私も参考にさせてもらっています.

 10時ごろ,「悠久の森実行委員会」一行が能登学舎に到着.私から里山里海自然学校の紹介, 北野先生からマイスター養成プログラムの概要説明があり,宇野先生が施設案内をしました.

 お昼は, 古民家レストラン「典座(てんぞ)」で昼食会.
能登の郷土料理(1500円+コーヒーか抹茶300円)を堪能してもらいました.
 写真は、農家レストラン「典座」でいろりを囲みながら話し合う参加者のみなさん.富山大学の学生さんはじめ,参加者のみなさん典座の雰囲気がいたく気に入られた様子で,今度はプライベートできてみたいとおっしゃっていました.私たちはいつもお客さんが来られたときは典座にご案内していますが,この雰囲気がとても好きで,ついつい長居をしてしまいます.
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 午後は,里山の原風景を紹介すると言うことで,輪島市町野町金蔵の見学を行いました.
 金蔵学校の井池先生に金蔵集落の成り立ちなどをお話ししていただき,お寺カフェでコーヒー休憩(400円ほど)を採りました.
慶願寺のなかにあるオープンカフェ 木の音(こえ) では円窓の回廊とデッキテラスで美味しいコーヒーを頂くことが出来ます.
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 私が初めて金蔵に立ち寄ってから,もう3回目の春です.境内には桜が散り,ノトキリシマがちらほら咲いていました.井池先生の説明に寄れば,西暦600年代にはすでに金蔵に集落があり,1400年以上もこの景観が続いてきたことになります.
金蔵という集落も,ここに住む生き物たちも悠久の時間を過ごし,現代に受け継がれているわけですが,これからは10年,20年という間に,失われてしまう風景があるかもしれません.

 この時期,町野町や金蔵周辺を走ると,水を張った水田にウミネコがえさをついばんでいる姿を見かけます.能登に住み始めてから気づきましたが,海鳥が棚田に群れている様子はなんだかシュールです.珠洲ではまだこういった風景を見かけたことがないので,珍しいことかと思いましたが,他の地域でも最近見られるようになったようです.

詳しくはこちら →(8ページ目) 里地の水田におけるウミネコによるオタマジャクシの捕食
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 海辺環境が変わったのか,鳥がオタマジャクシの価値に気づいたのか,よくわかりませんが1400年以上続いてきた金蔵の里山の風景に大きな変化が起こったのかもしれません.以前からこうだったのか,最近こうなったのか,地域の人に話を聞いてみたいと思います.

投稿者 赤石大輔 : 17:32 | コメント (2)

2008年04月21日

桜祭り終了

4月20日

気持ちの良い晴天のもと,桜祭りが開催されました.
桜は散り始めてきましたが,何とかお祭りに間にあいました.

自然学校は桜餅を200個作り,1パック2個入り200円販売しました.
里山マイスターの小路先生もエプロンを着けて売り子さんをしていただきました.
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桜餅は今年も大変好評で,お一人様2パックに制限しても,
午前中のうちに売り切れてしまいました.
また,里山里海メイトの方が作ってくれた能登牛の牛すじ煮込み丼はとろけるような美味しさでした.
一杯500円で,桜祭りにだされた商品の中で最も高価なものとなりましたが,70食完売しました.

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婦人会のみなさんは炊き込みご飯やお汁の振る舞いの他,フリーマーケットを出店されました.みなさん同じTシャツを着ていますね.実は,小泊は映画「能登の花ヨメ」の祭りシーンの舞台となりました.婦人会の皆さんは出演や炊き出しで大活躍されました.そのときに配られたTシャツだそうです.みなさん間違いなく能登の(花)嫁ですからとてもお似合いです.

桜祭りを盛り上げてもらったアトラクションの数々をご覧ください.
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メインイベントは,かいもちの大食い大会です.
能登大納言とすえひろ舞を使ったかいもちは,へんざいもんのスタッフが100個作ってくださいました.とても美味しかったですが,2つでおなかいっぱい.しかし,大食い大会の優勝者は13個平らげていました.流石です.女性の参加者もなんと10個という記録を残されました.凄いですね.

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天気も良くお店もたくさんでました.地域の方々,地域外の方々合計で500人ほど集まったようです.
毎年続けられると良いですね.

投稿者 赤石大輔 : 16:49 | コメント (2)

2008年04月16日

第9回桜まつり

今,自然学校は桜満開です.
昨年は小泊の桜祭りで, 桜餅を作って販売しました

今年も小泊の桜祭りを開催いたします.
桜祭りは,小泊振興会が主催する地域のためのお祭りです.
その主旨などもしっかりと決められていますので,紹介します.

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<<目 的>>
①春の桜満開の時期に「能登半島里山里海自然学校」を会場とし、地域の特産品の販売、及び地域団体のイベント活動などを通して、地域の振興や親睦を図る。 
②能登(里山・里海)の旬の食材を活かした食について考え、その可能性を広く発信する機会とする。

<<日 時>>
平成20年4月20日(日) 雨天決行(体育館)10:00~14:00

<<場 所>>
能登半島里山里海自然学校(旧小泊小学校)グラウンド

当日は,小泊住民の方々による様々な催しも披露されます.
今年の目玉は,かいもち(おはぎ)の大食い大会だそうです.

<<ステージプログラム>>
11:00 ①小泊保育園児遊技
11:20 ②月華舞人(ヨサコイソーラン)
11:40 ③明千代会舞踊一部
12:00 ④小学生太鼓
12:20 ⑤明千代会舞踊二部
12:40 ⑥婦人会舞踊
13:00 ⑦かいもち大食い大会
13:20 ⑧白山太鼓
13:40 ⑨くじ引き抽選会

地域のお店や婦人会から出店があります.
自然学校は桜餅を出します.(以下の出店リストは,交渉中につき変更になる場合があります)

<<出店リスト>>
①婦人会 フリーマーケット
②婦人会 しめじご飯等・(スタッフおにぎり含む)
③雲津親睦会 イカ焼き、ビール
④小泊青年部 焼きそば、フランクフルト
⑤伏見・高波青年団 焼き鳥
⑥新谷幸昇さん 梅加工品
⑦さわや電機、北陸電力 IHクッキングヒーター実演販売
⑧織陶苑 珠洲焼等
⑨浜野水産 くし類、たこ焼き
⑩前野衣料店 服類
⑪新海塩産業 珠洲塩
⑫里山里海自然学校 桜餅
⑬桜田酒造 酒類
⑭小泊定置 鮮魚
⑮鍵主工業 珪藻土コンロなど
⑯沢田伸吉 根菜類
⑰ワークショップすず 作業製品

その他,婦人会から振る舞いのお汁などあり,来るだけでとっても楽しいお祭りですので,皆さんぜひお越しください.

投稿者 赤石大輔 : 11:42 | コメント (0)

2007年12月21日

周防の猿回し

12月15日

周防の猿回し,村崎さんご一家が能登へ公演に来られました.

自然学校の関連で,これまでに能登へは2度お越しいただいています.
今回はお猿が15才の安登夢くんに代わり今年デビュー3才の夏水ちゃん,猿を回すのは父・修二さんに代わって,息子の耕平さんになりました.

この日の公演は,飯田商店街と,若山公民館で,どちらも時間が無くて広報不足でしたが,飯田では120人,若山でも50人の見物人が集まりました.

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能登へは80年ほど前には,猿回しが巡業をしていたそうですが,近年は猿回し自体少なくなり,ご高齢の方でも猿回しを見たのは久しぶり,もしくは初めてという方が少なくありません.
子供達も大喜びでしたが,おばあちゃん達が「ほんとかわいらしいねえ」と笑顔で公演を見ていらっしゃったのがとても印象的でした.

猿回しというだけに,猿に芸を仕込むわけですが,たたいて仕込む方法は,猿の毛が抜けたり,表情が硬くなったり,寿命も短いそうです.村崎さんらは「本仕込み」といわれる古来からの方法で,たたいたりせずに芸を仕込むそうです.そうすると猿にストレスがかからず,毛並みの美しい猿になり,長生きするそうです.
その分,言うことを聞かせるまでに大変な時間と労力がかかるそうです.なぜ,昔の人は猿を大事にしたのか?そんな大変な苦労をして猿に芸を仕込んだのか?その点については疑問だったのですが,聞きそびれてしまいました.
ざっと考えられるのは,
1.猿が少なくて,手に入れるには難しく高価なものだった.
2.猿は神聖な存在でたたいたりすることは出来なかった.
3.昔の人は動物に対して優しかった.
ですが,1,2,3それぞれ少しずつ当てはまるのかなと考えています.

「猿と人間が一緒になって芸をする.」
里山で培われた人と自然の協働芸能といえるかもしれませんね.

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公演後,村崎修二さんは流石にお疲れのようでしたが,笑顔で,
「芸は身を助け,学問は身を滅ぼす,なんていいますけどね.
今度は芸と学問を結びつけるような試みをやってみたいですね」
とおっしゃって,次の公演先,七尾へ旅立たれました.

投稿者 赤石大輔 : 15:11 | コメント (0)

2007年11月19日

キリコ祭りフォーラム

11月17日

自然学校で,「第一回すず再発見フォーラム」が開催されました.

9月から自然学校にインターンで来ていただいている石川工業高等専門学校の美作羽衣さんがコーディネーターで,珠洲のキリコ祭りにスポットを当て,地域の文化を再発見しようという企画です.

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今回は,およそ90名の方がフォーラムに参加され,
地元から歴史家,神主さん,大工さんらがパネリストとして参加され,
キリコ祭りのなりたち,地域ごとの祭り作法,祭り料理,
さらにキリコを造る過程を紹介していただき,
観客からもたくさん質問が出たり,祭り料理に使う昆布巻きの由来なども紹介され,大いに盛り上がりました.
(昆布巻きについては, 里山レシピ より,「祭り料理」を選択して詳細をご覧ください).

さらに午後からは, 里山マイスター
受講生も参加して,パネリストを囲んでさらにキリコ祭りについて議論し,探求を深めました.

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その中で,祭りの衣装が話題に上りました.
私がこれまで聞いていた由来は「御輿やキリコは男しか担げない,
だから女房の着物を着ることで,夫婦一緒にキリコを担いでいることになる」
というものでした.これはなかなかすてきだなあと思っていましたが,
ほかにもいろいろな言い伝えがあって,
なかには遊郭にあそびにいっていて,急遽祭りだからというので,
遊女の着物をきて飛んでいったところから,というのもありました.

身近なお祭りにも,いろいろな謎があって,それをみんなでああでもない
こうでもないと話しが出来るのも,とても魅力的だと思いました.

こんな会をまた持ちたいと思います.
美作さん,お疲れ様でした.

投稿者 赤石大輔 : 22:45 | コメント (4)

2007年09月13日

珠洲にまできたナラ枯れ

9月2日

千葉からのお客さんと宝立山付近を散策.

宝立山は,標高469メートルと,高くはない山ですが,
マツタケの出るアカマツ林から,コナラ・ミズナラなど広葉樹林,
そしてブナ林まである面白い山です.

見晴らしの良い場所から,向こう側の山を見ると,赤く色づいた
木がたくさん見えました.
はじめは松枯れかなと思いましたが,どうやらミズナラのようです.
ついに,珠洲にまでナラ枯れの被害がやってきてしまいました.

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ナラ枯れ(ならがれ)とは,ミズナラやコナラが集団で枯死する現象で,
原因はカシノナガキクイムシという昆虫です.
カシノナガキクイムシが,ナラ類に穴を開けて巣を作り,
その中で菌を培養して繁殖します.

このキクイムシは輸入材に紛れて日本に入ってきた外来種ではないかと考えられています.
日本のナラ類はムシと菌に対する抵抗性を持っていないので,一斉に枯れてしまうようです.

詳しい情報は ー>  こちら 
または ー>  鎌田直人東大助教授(元金沢大学助教授)のお話

ナラ枯れは3年目をピークに徐々に沈静化し,
山のミズナラが全部枯れてしまうと言うことはないようですが,
ミズナラは集団で枯れるので景観上見苦しい点や,
一時的にミズナラの量が減り,ミズナラに依存している生物への影響が懸念されています
(たとえば美しいチョウのミドリシジミの仲間は葉を,ツキノワグマは種を食料にしています).

私は金沢大学のキャンパス内に発生したナラ枯れの被害を
2003年から調査していましたが,2007年の現在も,
まだまだ被害は継続しているようです.
キャンパス内はミズナラは少なく,コナラやアベマキが多いので,
大被害二はならないのですが,じわじわと枯れていく様子で,
被害が長引くのではないかと心配しています.

また,珠洲でのナラ枯れは重要な問題をはらんでいます.
須須神社などにある,スダジイの巨木が,
このキクイムシによって枯れてしまうかもしれない.ということです.
地域の大切な財産が,外来種によって壊滅されられてしまう例は,
アメリカザリガニ,ブラックバスなど,珠洲でも深刻化していますが,
さらに一つ問題が出来てしまったようです.

珠洲でナラ枯れが見られたのは去年か今年からですから,
再来年あたり大発生の時期が来そうです.
それまでに,詳細な調査と,適切な対策手段を講じておく必要があります.
10月には研究者が珠洲へ調査にはいるようですので,
そのときに,良く話を伺おうと思います.

投稿者 赤石大輔 : 12:13 | コメント (0)

2007年08月20日

留学生がキリコ祭を体験

8月7日

金沢の留学生が珠洲でのキリコ祭りを体験しました.
総勢30名の留学生が金沢から自然学校までバスをチャーターして出来てくれました.

今回は,珠洲伝統の「祭りごちそう」を作って食べる体験と,
7日に行われた「宝立七夕祭り」の見学が主な内容です.

まずは,自然学校のある三崎町小泊のとなり,伏見の集会場に集まって,
地元の方々と祭りについての談話を行いました.

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地元の方が,日本古来からのアニミズムの話や,
祭り本来の意味を教えて下さいましたが,ちょっと難しかったようです.
でも,「よばれ」という奥能登の祭りの風習は「とてもいい,よばれに参加したい!」「私の国もそうです」など,
よく理解してくれたようです.「ブレイコー」という素敵な言葉も覚えたようです(笑).
地元の方も,交流会に参加して良かったとおっしゃってくれました.

ミャンマーや中国の学生たちが,自分の国の祭りや料理について紹介してくれました.
地元の小学生からは,祭りで叩く太鼓のリズムを教えてもらいました.

能登の子供たちは,みんな祭りの前は集会所に集まって太鼓の練習をしています.
上級生が下級生に叩き方を伝え,大人たちはそれを見守る.
そんな中で先輩後輩の関係ができてきて,子供たちが地域の一員として認められていく.
小泊でもそんな文化がずーっと続いてきたそうです.

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私の育った町にはそういった文化があまり無かったので,とてもうらやましく感じてしまいます.
是非これからも地域の文化が継承されていってもらいたいです.

祭りごちそうは,地元のお母さん方に作って頂きました.
40人前のごちそうを作るのは大変だったと思います.ありがとうございました.
留学生はお膳に料理を並べる手伝いをしました.
最後にお刺身も到着し,全員そろって「いただきます!」
留学生の皆さんは,日本に興味を持ち,すでに1年以上暮らしている方々ですので,
好き嫌い無くみんな美味しいといって食べてくれました.
ビールも進み,2時間ほどみんなでわいわい騒ぎながら,お祭り料理を堪能しました.

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9時からバスに乗って,「宝立の七夕祭り」に出かけました.
宝立の七夕祭りは,キリコが町を練り歩き,最後は海に入っていく,非常にダイナミックな祭りで,
珠洲の名物の一つとなっています.

海に入っていく姿は勇ましく,キリコの後ろでは水中花火もあがり,
大変盛り上がる場面で,それを見るための「枡席」が用意されています.
枡席は高価ですが,遠くから来られた親戚などに見てもらうため,珠洲の方が結構購入するそうです.

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途中,雨に降られてしまいましたが,私もキリコの勇壮な姿を見て,
出店のビールも美味しくいただき,祭りを堪能しました.
留学生たちも大感動の体験となったようです.

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翌日は門前など,能登沖地震の被災地を訪れ,
過疎地に与えた地震の影響について考える実習に向かいました.
留学生の皆さん,お疲れ様でした.
また能登へ来て下さい.

投稿者 赤石大輔 : 22:01 | コメント (0)

2007年08月18日

親子の絆プロジェクト

お盆休みをいただいて,実家の群馬に帰っています.
が,連日の記録的な猛暑で,どこに行く気も起きず,だらだらと家で過ごしています.

8月4,5日

珠洲市とテレビ金沢の共催で,「親子の絆ジャンボリー」が鉢ヶ崎の広場で開催されました.

4日のお昼ご飯は,珠洲のサザエなど海の幸を使った「シーフードカレー」と,夏のカボチャなど山の幸を使った「野菜カレー」.
珠洲のお母さん方が作って下さいました.
どちらもとても美味しかったです.

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特にシーフードカレーは一番に売り切れてしまいた.
やはり珠洲のイメージは海の幸なんでしょうか?

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私たち自然学校からは,5日の里山里海体験ということで,
駐村研究員のMさん,Kさん中心に農家の方々に協力して頂き,
「トウモロコシ」と「スイカ」の収穫体験を参加者にしていただきました.

私はトウモロコシの収穫に参加させていただきました.
自然学校から少し走った,葭ヶ浦温泉の近くにトウモロコシ畑があります.
海が見える高台の畑は,素晴らしい景観で,こんな素晴らしいところで育った
トウモロコシはきっと美味しいはずです.

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実はこの畑は,事前に農家の方に体験用に作って頂いた畑です.
トウモロコシは,本来ならすでに収穫が終わっている時期だそうです.
8月5日にトウモロコシをタイミング良く収穫出来るように配慮して作って頂きました.

また,スイカはこの時期が旬ですが,農家の方にとっては収穫体験といって子供たちがたくさん畑にはいることは,あまり喜ばしいことではないようです.
なぜなら,収穫の際に茎や葉を踏んでしまうと,2個目,3個目のスイカの成熟に影響が出るので,収穫の際は本当に気を配って収穫されるそうです.
大きく甘いスイカで有名な珠洲のスイカは,農家さんの大変な苦労で作られている物なんです.

そういった,見えない部分での農家の方々のご苦労を教えて頂きました.
今回は,無理をお願いして体験させて頂き,ありがとうございました.
子供たちも,素晴らしい体験が珠洲での良い思い出となったと思います.

収穫体験の後,自然学校でお昼ご飯です.珠洲で作った「アゴだし」のお素麺をいただきました.アゴだしでとっためんつゆで食べるそうめんは,上品な味で本当に美味しいです.ぜひ皆さんに食べて頂きたいです.

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2日間の体験を終えて,閉会式になりました.
司会はアナウンサーの平見夕紀さん.学生時代からテレビで拝見していた「平見ちゃん」が,目の前に!
直接お話も少しさせて頂きましたが,かなり舞い上がってしまいました.

閉会の前に,少しだけ参加者の皆さんに,私たち自然学校の取り組みについて紹介させて頂きました.

この2日間,参加者の方々には,珠洲の美味しい食材を食べて頂き,美しい風景の中で過ごして頂きました.
そういった珠洲の素晴らしい食材や風景は,そこに住む人々が一生懸命作り上げてきた日本の財産であると思います.日本の財産をこれからも,日本人みんなで共有していきましょう.
そのために,私たちは,能登の人々がいつまでも元気に生活できる社会を作っていきたいと思います.今回の都市と農村の人々の出会いをきっかけに,これからも交流が続くことを願います.

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そんなお話をさせて頂きました.
(熱が入って気づけば15分も話をしてしまい,途中で×がでました.)

梅雨明けで一気に暑くなった2日間でしたが,皆さんお疲れ様でした.

投稿者 赤石大輔 : 21:16 | コメント (2)

2007年06月13日

草の根交流

6月9日

6月7−11日に,日米草の根交流サミット能登大会が開催され,
珠洲分科会3日目の「里山里海体験」が里山里海自然学校で開催されました.

当日は,アメリカから合唱団70名と,そのホストファミリー,そして体験プログラムの
実行委員,サポート会,婦人会,小泊青壮年部,小泊振興会の皆さんが集合し,
200人を超える大イベントとなりました.

あいにくの雨模様でしたが,
豆腐作り,アゴだし作り,ハーブリース作り,キリコ体験,
茶道体験など,様々な体験プログラムが行われました.

朝10時に自然学校に集合し,まずはじめに自分たちのお昼をつくりました.
おむすびを自分でむすび持って行きます.
これが結構好評で,みなさん楽しんでいただけたようです.
思いつきでしたが提案して良かったです.

さて,お客さんはアメリカの方,英語で案内をしなければなりません.
私も通訳?というか,案内役を仰せつかりました.
担当は,「茶道体験」です.

実は,修士の頃,金沢大学の茶道部でお手前を勉強させて頂きまして,
多少の知識はあるということで,担当させて頂きました.

お茶会"tea ceremony"の場所は,いつもお世話になっている
「織陶苑」さんです.
ここは,自然学校のある小泊の隣,伏見にある坂本さんのお宅で,
珠洲焼きの工房,織物工房,そして農家レストラン「典座」があります.

典座はいつもお客さんが来られると利用させて頂いていて,自然学校の
「迎賓館」となっています.

江戸末期に建てられた素晴らしいお宅で,
大きなアテのある庭もとても良いです.
そんな素晴らしいお宅でのお茶会には,
わざわざお茶の先生も来て頂き,本格的なものとなりました.
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私の仕事は,先生のお話を英語で伝えることでしたが...ほとんど無理でした.
大まかなことをつたえて,あとは"Please enjoy !!".
うーん,精進したいと思います.

無事?茶道体験も終わり自然学校に戻ると,キリコが完成していました.
みんなでキリコを担いで,太鼓の音を聞くと,人種,国籍に限らず盛り上がるモンだなーと思いました.
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準備,後かたづけが大変でしたが,今回のイベントは
自然学校の大きな実績になったと思います.


投稿者 赤石大輔 : 19:50 | コメント (2)

2007年05月23日

もずく

5月22日

今日はとっても良い天気でした.
中で事務仕事をしているのももったいないので,
スタッフとそとにでて草刈りをしていました.

暖かくなり,グラウンドには,たくさんの花が咲いています.
今日最も目立ったのは,ニワゼキショウでした.
白と赤の2種類の花が,一面に咲いています.
オオイヌノフグリも島を作って咲いています.
さらにコメツブツメクサやウスベニツメクサ,これらは調べてみると皆外来種なんですね.驚きました.
自然学校のグラウンドは国際色豊かです.

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夕方にもう一度外に出てみると,あれほどあったニワゼキショウのほとんど花が見えません.
この花は一日でしぼんでしまうそうです.

よく見てみると,しぼんでいるのは白い花で,赤い花はまだまだ開いていました.どうしてでしょう?

受粉していないからまだとじないのか?
訪花する虫にとって,白い花の方が人気なのか?
それとも白い花と赤い花で訪花者が違うのか?
まあ,気のせいかもしれないな.
などと妄想していたら,近所のHさんが,モズクを持って来てくれました.
今日はモズクの解禁日.スタッフのSさんからもたくさんいただきました.
ありがとうございました.

Sさんに,モズクレシピを教えて頂いたので,今日はかき揚げに挑戦しました.
タマネギ,ニンジン,ヤリイカ,そしてモズクを入れたかき揚げを作りました.
天ぷら初挑戦で,茶色くなってしまいましたが,とても美味しかったです.

実は,最近忙しくて,外食や ふるさとの味でしのいでいましたので,久々に料理を楽しみました.

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さらに,大量のモズク酢を作っていただきました.
飲み屋ではほんのちょっとしか無いので,こういう食べ方はとても贅沢ですね.
また一つ,珠洲のごちそう楽しみました.

投稿者 赤石大輔 : 22:58 | コメント (6)

2007年05月03日

ゴールデンウィークの過ごし方

5月3日

今日はゆっくりするぞー,とお布団の中でいつまでもゴロゴロしていたら
お昼の放送がながれてちょっとびっくり.

珠洲市の正午を伝える音楽放送は,何という曲か判らないけど,
毎度毎度,流れるたびにちょっぴり切なく感じます.
単に空腹のせいでしょうか.

ゴールデンウィーク後半の第一日を半日無駄にした反省と,
半日寝てやったぞと言う満足感で起床.

朝昼兼の食事を済ませて,コーヒーを飲みながらネットをしているともう3時.
あー,今日は草刈りするつもりだったんだけどな.
暖かくなって庭のカラスノエンドウが勢いよく広がってきたので,
そろそろ何とかしないといけない.
でもまあいいや,それは明日.

ということで,「今日は料理をしよう!」と決めました.

今日の献立:
ごはん:輪島市ビオトープ研究会からいただいた”古代米”と珠洲の白米ブレンド.
みそ汁:母が送ってくれた手製の味噌と,うちのスタッフからいただいた三崎のシイタケ.
豆腐:横山振興会からいただいた大浜大豆と,大谷のにがりで作った豆腐.
コロッケ:豆腐作りででたおからと三崎のシイタケ,タマネギで種を作り,珠洲のパン屋さんでいただいたパン粉で包んであげました.

ということで,今日の夕食はほとんど地元産の材料(しかも全部頂き物!!)でつくりました.

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私,盛りつけは生まれつき綺麗に出来ません.
サラダなど鮮度が落ちるかと思われるほど,盛りつけはひどいです.
でも,作るのは好きです.

まずはお豆腐.
形は悪いがうんまーい.二度目の挑戦で,今回は美味しくできました.
豆の味がしっかりして,豆腐だけで美味しく食べられる.
ネギとめんつゆで食べるとまたうまい.

次にコロッケ.
一度,京都の居酒屋でで食べた「おからコロッケ」を思い出し,作ってみたが,
香ばしく,かなり美味しかった.
豆腐を作るとおからがたくさん出るので,美味しい食べ方を探しています.
次はおからハンバーグに挑戦.

みそ汁.
手製の味噌,シイタケ,コロッケで余った卵も.
うん,シイタケの味が濃くて美味しい.

ご飯.
古代米は初めて炊いたとき赤い色になってびっくりしたが,食べてみると
プチプチ歯ごたえがあってとても美味しい.
能登のお米はほんとに美味しい.

あー美味しかった.
良い休日だなあ.

投稿者 赤石大輔 : 23:12 | コメント (6)

2007年04月17日

桜まつり

4月15日

今日は,旧小泊小学校下の第8回「桜まつり」が開催されました.
住民の減少や,小学校の廃校により,少しずつ寂しくなってきた地域を盛り上げるために,
地元の住民の皆さんが作り上げられたお祭りです.

当日の参加者はおよそ500人で,
里山里海自然学校が開校して以来,最も人が集まった日になりました.

私たち自然学校も参加させて頂き,桜餅を販売しました.
桜餅は,珠洲で生産されている「能登大納言」小豆をたっぷり使った手作りです.
前日にスタッフと一緒にせっせと140個作り上げました.

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お祭り当日は少し寒かったですが,何とか晴れてホントに良かったです.
保育園のお遊戯,小学校の太鼓,よさこいソーラン,婦人会舞踊,青年団による白山太鼓
など,出し物もたくさんありました.

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初めてお会いする方もたくさんいたのですが,
多くの方に里山里海メイトに参加していただきました.
「どんだけでも協力してあげるから」
とてもありがたい言葉をたくさんいただきました.

桜まつりの運営もボランティアで大変な労力がかかっていますが,
自然学校も参加して,今後も続けていけたら良いなと思っています.

来年は金沢の里山メイトも呼び,さらに盛大にやりたいですね.

投稿者 赤石大輔 : 16:58 | コメント (0)

2007年04月11日

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小泊は今日も良い天気.
校庭には桜がぽつぽつと開き始め,
タンポポもグラウンドに散らばって咲いている.

小泊のタンポポは,シロバナタンポポとセイヨウタンポポの両方がある.
シロバナタンポポは珠洲でも小泊の自然学校周辺にだけたくさんあるそうだ.

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前回の里山里海メイトの 保全活動で草刈りをし,現れたとてもきれいな農水路には.
ヤゴやカワニナが顔を出していた.

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前回は気づかなかったが,よく見てみるとカワニナは結構たくさんいるようだ.
夏にはホタルも見られるかも.

ウグイスもホーホケキョが大分うまくなってきた.
生き物がどんどん動き始めて,いよいよ春です.


<<お知らせ>>
里山里海自然学校のホームページがグレードアップしました.


1.トップページにニュースを表示するようになりました. →  Click
ニュースから,今後の活動予定をごらんいただけます.


2.活動予定と活動記録を載せました.活動記録には皆さんから活動の評価とコメントもいただけるようになりました→
Click

今後とも応援よろしくお願い致します.

投稿者 赤石大輔 : 16:49 | コメント (0)

2007年04月07日

ワカメ解禁

4月6日

今日は,小泊の天然ワカメの解禁日.
朝6時から8時までに限定して解禁する.
この日の小泊の海には舟がずらーっと並んで壮観であった.

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らしいが,寝坊して7時半頃見学に行ったら,
戻ってきた舟にはいっぱいのワカメが積んであった.

ワカメの取り方,加工の仕方について,教えて頂いた.
まず船上で箱めがねを使いぞきながら,長い竹の柄の先に着いた,
この形状の鎌で引っかけてとる.
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ワカメはたくさんあるが,一家族が一日がかりで作業する量以上は
とってもしようがないので,60-80kg程度とのこと.

陸に揚げたら,よく水洗いして,付着物をとる.
適当な大きさに分けて天日干しにする.
ある程度乾いてきたら,真ん中の茎を手で裂いて半分にわける.
そのままでの良いが,茎のところが乾きにくいので半分にするとのこと.
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今年は,ワカメがずいぶん大きくなっているらしい.
暖冬で成長が良かったからという話だ.
もう少し解禁日を早くしても良かったとのこと.

ワカメをいただいたので,お昼は湯通ししてワカメのお刺身,
それとメカブを刻んで,ご飯にかけて食べた.
ぬるぬるしてとても美味しかった.メカブ大好き.

午後3時.
おおかた乾いたら,一定の大きさにたたんで棚に並べる.
これを乾燥機で完全に乾かし,袋詰めにして出荷する.
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乾燥したワカメを見ると,斑点が浮き出ているものが一部見られた.
お話を聞くと,斑点がある物は味は変わらないが,見た目が悪いので
商品価値が下がるようだ.原因は不明とのこと.
ワカメが生えている場所によって,斑点が出たり,出なかったりするらしい.
明日はきれいな物が生えている場所でとるとおっしゃっていた.

ワカメもこの時期の柔らかい物のみが利用出来る.
一月ほどすればもう堅くて食べられない.
ワカメの後は,モズク.
そしてテングサやエゴといった海藻を季節ごとに採っていく.
能登の海は本当に海藻が豊富だ.

この日一日,小泊は磯の香りに包まれていた.

投稿者 赤石大輔 : 14:50 | コメント (2)

2007年03月26日

金蔵研究所の被害

メール転載致します.


みなさま

赤石です.

珠洲,金蔵の被害報告を致します.

昼頃,珠洲市役所に伺い,被害の様子をうかがいました.
珠洲は被害が小さかったといえ,道路の亀裂,墓,灯籠,鳥居が倒れるなど,
被害は決して少なくはありませんでした.

自然学校に戻り,市役所の方と,シャッターの点検をしました.
一応元の位置まで戻りましたが,また余震で降りてきそうな感じです.
また,体育館の網戸が老朽化しており,今回の地震で落下しそうでしたので,
一枚取り除きました.
その他の網戸も風などで落ちそうですので,対処したいと思います.

夕方4時過ぎから,珠洲市大谷から輪島市曽々木へ,そして金蔵まで,
海沿いの道路を走り,地震の被害を確認してきました.

先日,大谷にできた風力発電の風車は無事立っていました.
海岸線を走って曽々木に向かう途中,崩れ落ちた大きな岩を観ました.
テレビでも何度も放映された場所です.
岩は道路脇によけられ,通行出来るようになっていました.
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もう一つの岩は柵を破り,海に落下していました.
事故が無くて本当に良かったと思います.
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曽々木を越えて名舟に向かう途中で,大規模な崩落のため通行止めになっていました.
そのまま引き返し,金蔵へ向かいました.

まず駐村研究員の井池さんのお宅に伺い,金蔵の様子をうかがいました.
金蔵でも2軒ほどが半壊,何戸かは瓦,屋根が壊れるなどの被害が出たとのことです.

先日設立された,自然文化研究所は,白壁がはがれ,痛々しい姿になっていました.
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家の中に入ってみると,一階,二階の至る所で壁がはがれ,破片が床に散乱していました.
台所の棚にしまってあった皿も崩れていました.
家の中を見ているときも一度余震を感じました.
幸い,建物自体は傾くこともなく,屋根や瓦も大丈夫だったようです.
隣の納屋は屋根が少し崩れかけていましたが.
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金蔵の研究所は,落ち着いたらみんなで片付けに伺いたいと思います。

以上です.

投稿者 赤石大輔 : 22:03 | コメント (0)

2007年03月25日

自然学校から地震報告

先ほど各方面へ送ったメールを転載致します.

みなさま

現在12時30分です.

今日9時42分に起きました,能登沖地震発生時,私は蛸島の自宅で寝ておりました.

長い初期微動(P波)の後,大きな主要動(S波)が来ました.
家の物が落ちそうになりましたが,ギターケースが倒れただけで,
とくに被害はありませんでした.

直後から15分ほど?停電になりました.
もともとテレビがなかったので,車のラジオをつけてニュースを聞きました.
震源は輪島沖とのこと.震度5強の大きな地震だったこと.
ラジオを聞くうちに少しずつ落ち着いてきました.

電気が復旧した後も,電話は混雑してつながりませんというアナウンス.
とにかくテレビニュースが見たくなり,
すぐに着替えて,ひろ吉さんの所へ伺い,NHKのニュースを見させて頂きました.
ひろ吉さんの所は,棚にしまってあった皿などが数枚割れたとのことです.

ニュースでは,輪島市や七尾市の被害を伝えていました.
被害に遭われた方々には,心よりお見舞い申し上げます.

本当はまず自分の職場を確認しなくてはいけなかったのですが.
宇野さんからの電話を受け,いまようやく自然学校に着きました.
携帯電話は現在もよくつながりません.

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校舎にはいると,特に変わった様子もなく,一安心しました.
ランチルーム裏の調理室前のシャッターが降りていました.
シャッターを戻そうとしましたが,また下がってきてしまい戻りませんでした.
被害はこの程度です.

近所にお住まいの養護学校の先生が駆けつけて下さいました.旧本小学校では,机のPCなどが
倒れていたそうです.
珠洲では,外浦の方が,海沿いの道がひび割れたり,電信柱が倒れたり,落石があったりと被害が大きいようです.

以上です.
ご心配頂きありがとうございました.
ご報告遅れましたこと,お詫び申し上げます.

それでは失礼致します.

投稿者 赤石大輔 : 12:29

2007年03月01日

子供たち再び

3月1日

事務室で仕事をしていると,
小泊の子供達が集まってきた.
今日は4人.そのうち新しいメンバーが3人だ.
男子2人,女子2人.
体育館でキックベースをやると言うことでボールも持参だ.
私が小学校の頃はサッカー野球といっていたな.

しかしキックベースは男の子達2人では無理と言うことで,
守備にまわされた.女の子達は参加せず,ピアノを弾いている.

さすがに3人でのキックベースはすぐ飽きたようで,
事務室のソファーに座って,Nintendo DS.
「なんかお菓子ないの?それからお茶ちょうだい」
ときた.もうそんなに腹も立たない.

扉が開いているのでしめるように言うと,「あーあとでやるよ」
ときた.それは私も子供の頃母によく言った.
結局やらずしまいにはぶっ飛ばされた.

今の子供はあつかいが難しいとか,いろいろいわれているが,
べつにどこも変わらないなと思った.

ソファーにも飽きたようで,また体育館で遊び回っている.
その声が事務室まで聞こえてくる.

投稿者 赤石大輔 : 16:40 | コメント (2)

2007年02月27日

半島らしさ

2月25日

「半島地域づくりフォーラム」に参加.

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この日は,珠洲の食祭「珠洲まるかじり」も開催されており,
久しぶりに珠洲の街が人であふれ,にぎやかになった.

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フォーラムでは,全国の半島地域の方々が,
それぞれの活動について発表された.
いつも調査でお世話になっている金蔵学校のIさんもご自身の取り組みについて発表されていた.

3方を海に囲まれ,交通の便も悪い.
半島は地理的に不利な場所.しかし,半島にしかない良い物もある.
それを見つけ,育てて売りにしていこう.
そういったシンポだった.

また講演のなかで「半農半漁はどっちつかずで貧しい証拠だといわれてきたが,
そうではない,逆にどちらもある豊かな場所なのだ.」
という意見を聞き,ふと昨年のことを思い出す.

昨年春に門前を訪れたとき,海岸の村に,海藻を干す棚が並んでおり,
そこには一緒にワラビも干してあった.
門前のHさんから,「わしらクルミ拾いは海岸でしたよ」と教えて頂いた.
クルミが沢沿いに生え,実が川に落ちて流れていき,
海に着く頃には果肉がとれて,クルミの種子が海岸で拾えるわけだ.
何とも半島らしい風景,文化だと思う.

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写真は昨日撮影した自然学校の近くのため池.
車道からちょっと入ったような場所にも,
はっとするような景色がのこっている.

半島の先端で,時代に取り残されてしまった風景は,
私たちにタイムスリップを体験させてくれる風景でもある.
そんな貴重な風景も能登の大きな財産だろう.

投稿者 赤石大輔 : 23:58 | コメント (0)

2007年01月17日

珍客

自然学校の事務室は,旧職員室にあり,そこから校庭が見渡せる.

今日も事務室で仕事をしていたら,校庭の向こうから4人の子供達がこちらにやってくる.
2人は小さな自転車をふらふらとこぎながら,2人はその後ろを追いかけて.

私は立ち上がって,事務所の窓から手を振ると,自転車をこぎなら手を振ってこちらにやってくる.めいっぱいの笑顔だ.
「今日は木曜日だから早く終わってん」
どうやらここでは木曜日は半日授業らしい.

「ねえ,入ってもいい?」私は自然学校に子供達がやってきてくれたことを素直に喜び,
「どうぞ」とうながした.

「なっつかしいなー」
「おれ2年生までここにおってん」

「足冷たくない?スリッパ履いてきたら?」
「全然大丈夫.あでもやっぱ冷たい」

私は,子供達に自然学校の活動に参加してもらおうと説明を試みる.
「自然学校では里山の自然を保全…「あーチョコだ!いいないいないいな.」
話はチョコに遮られた.私は仕方なくチョコの袋を開けて子供達に配る.
「あのさ,里山って知ってるかな?里山っていうのは…「ねー,ここで隠れんぼしても良い?」
「いやだめだから」
二度遮られ,今度は少しきつい口調で断った.

「それじゃ3階いってみよー,音楽室はベートーベンがいて怖いはず!」
「いこーいこー」「足冷てー!」
ドタドタドタ,みんなで3階にいってしまった.私も追いかける.

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「あーここ理科室や」
「ここ蛇おってん.それからザリガニもおるはず」
「あーあった,ザリガニでかい!」
その標本はどう見ても伊勢エビだろ.
「ねーこれもらっても良い?」
何でもほしがるな君らは.

「音楽室ベートーベンいないや」
「なんか全然怖くないね」
「つまんないね」
興味はすでに非常口に移っている.
「ここ開けとけばいつでも入れるぞ」
「いつでも隠れんぼできるね!」
お願いだから開けないで.隠れんぼそんなに好きか.

「もういいや,外で野球しよ」
「いこいこー」
嵐のように現れて去っていく.
子供四人ですごいパワーだ.
これが10人,20人となったら,収集つかないな.

子供達の自然学校への勧誘はあえなく失敗.
でも,久しぶりにこの校舎に子供の声が響き,校庭で野球をする姿が見られた.

また子供達来てくれないかな?
そして,俺の話を聞いてくれないかな?

そんな甘い期待を込めて,仕事に戻る.

投稿者 赤石大輔 : 15:13 | コメント (9)

2007年01月12日

カジメ拾い

あけましておめでとうございます.
今年もよろしくお願い致します.

今日は早朝から,小泊の海辺に出る.
地元小泊のSさんにカジメ拾いに誘っていただいたからだ.

カジメはいつでもあるそうだが,寒い1,2月頃のものが美味しいらしい.

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今日の海辺は雪がちらつき,波も少し荒い.何しろ寒かった.
8時から探し始めたが,なかなか良いカジメが見つからない.
早起きのおばちゃん達にすでに拾われてしまったらしい.
「早起きは三文の得やぞ」
長年聞いたことわざだが,今日初めて実感した.

それでもいくつか拾えたので,Sさん宅に戻ると,お母さんが
すでにおつゆの準備をしてくれていた.

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カジメはこのように細かく刻み,沸騰してから少し置いたみそ汁を
かけるのが一番良い.

褐色のカジメにみそ汁をかけると,さっと緑に変色した.
ぞろっと粘りがでて,非常に美味しかった.
具のジャガイモも非常にマッチしていた.

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先ほど拾ったカジメをもらって,学校に帰る.
ありがとうございました.

今度はもう少し早起きして出かけよう.

投稿者 赤石大輔 : 23:51 | コメント (0)

2006年11月29日

11月13日

小泊小学校周辺を,区長さんはじめ3人の小泊住民の方と散策.

小泊周辺は,すばらしい里山里海に囲まれ,貴重な生物がたくさん生息している.
とは聞いていたものの,
どこに雑木林があるのか,アカマツ林があるのか,どこにため池があるのか,
どこがよい釣り場なのか.
自然学校周辺の地理を,実は全く把握していない.

周辺をよく把握すること,それは自然学校が,今後この小泊周辺で学術研究・自然学習などを
行っていくために,やらなくてはいけない私の大きな仕事だ.

今日は,大体周囲2km,歩いて2時間程度のルートを案内してもらった.
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確かに小泊周辺にはため池がたくさんあった.
しかし,休耕田も多くなっており,ため池の管理,水田の荒廃が深刻な問題になりつつある.
自然学校で地域の方々や,金沢からの学生と,ため池,水田を再生したり,ビオトープを創設したい.

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海に出てみると,船にはタコスカシの道具が置いてあった.

棒の先の赤い布はタコをおびき寄せる疑似餌で,針のついたもう一本の棒で引っかけて
採るらしい.

昔は,ホオヅキの実を咲いて,疑似餌にしていたという.
このタコスカシを,ぜひ自然学校の体験プログラムに取り入れたい.

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海辺を歩くと,カニがいた.

この辺ではガンチョと呼んでいるそうだ.
はたして標準和名は?

このガンチョ,スズキを釣る餌として非常に優秀で,結構お金にもなるらしい.
そのため最近この近くでは減ってきてもいるとのこと.

こういった身近な生き物を今後も持続的に利用していくことを考えることは,
小泊の文化を守るためにも重要なことだ.あ,これは研究のネタにもなるのでは?

などと考えていたら,日も暮れてきた.

小泊の海もだんだん荒れてきた.
そろそろ本格的に冬がやってくる.

投稿者 赤石大輔 : 18:46 | コメント (0)

2006年11月09日

10月21日

珠洲市木ノ浦のアカマツ林で,キノコ狩り体験.
シモコシTricholoma auratum (Fr.) Gill.を採集した.

この日は,珠洲市のNPOが主導で東京から珠洲の自然や文化を体験するツアー
がくまれており,その一部にキノコ狩りが組み込まれていた.

珠洲に来て初めてキノコ狩りをすることになり,期待がふくらむ.
珠洲のキノコ名人であられるNさんご指導のもと,山に入っていく.

アカマツ林に入って,最初はキノコは何もない様に見えた.
ツアーに参加されているお客さんも「どこにあるのかしら?」
といった様子.

キノコを研究して6年の私も恥ずかしながら見つけられなかった.
そうこうしているとN名人が,どこを見ているんだという幹事でアカマツの落ち葉をめくる.
その瞬間シモコシの黄色い傘がパッと目に飛び込んできた.

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おおーっと歓声が上がり,みな座り込んで落ち葉をめくる.
そうすると,あるある,いたるところからシモコシが顔を出した.

今年の秋は能登は雨が少なく,暖かい日が続いたため,キノコは不作だといわれている.
この日も天気で,前日も僅かしか雨が降らず,成果が心配されていたが,見事大収穫となった.

それにしても,林というにはフラットな地形で,妙な感じだ.
N名人に伺ったところ,もとはタバコや桑の畑だったところで,
その後放置されて,だいたい15年くらい経って現状のアカマツ林になったということだ.

(なるほどねー,もともと畑だったんだ.
アミタケやシモコシがたくさん採れるマツ林も作れるのじゃないかな?
もしかしたら,マツタケのでる林にもできるかもしれない.
もともと,この近くにはマツタケがでたようだし.
でもマツタケには斜面がいいらしいなあ.)

などと,ぼんやりといろいろ考えていたら,全然採れないで終わってしまった.
他のお客さんは袋いっぱいにシモコシを採っていたのに.

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教訓
キノコ狩りの時は,よけいなことは考えず,一心不乱にキノコを探すべし!!

投稿者 赤石大輔 : 19:12 | コメント (2)

2006年10月10日

10月9日

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10月9日

「能登半島 里山里海自然学校」の設立記念シンポジウムが,ラポルト珠洲にて開催された.

2日から珠洲入りして準備してきた私には,ようやくここまできたという気がしたが,これが始まりなのだということに気づき,感動するとともに,身が引き締まった.

シンポジウムでは,総合地球環境学研究所所長の日高敏隆先生が基調講演をして下さった.

お話の内容は,カブトムシの喧嘩の話から始まり,セミ,チョウなど様々な生物の生活や行動について,御来場のすべての方々が理解し,かつユーモアあふれる楽しいお話をして下さった.
日高先生はまたこちらに来たいとおっしゃってくださったので,もしまた今度こられたときは,じっくりとお話を伺いたいと思った.

続いて,九州大学の柳先生が「日本海里海構想」という題で講演して下さった.里海(sato-umi)という言葉が,すでに世界の共通語になりつつあるという話は,これから里海にも携わるものにとって,大変心強く感じた.

最後に,中村先生が今後の自然学校の取り組みを紹介して下さった.
その途中で残念ながら私は退席し,小泊へ.
なぜなら,午後1時から自然学校の校庭で猿回しがあるからだ.

この猿回しも,実に盛り上がった.
猿回しをしてくださったのは,村崎修二さん.
村崎さんは,以前角間の里で講演をして頂いた.
そのご縁もあって,今回小泊の自然学校でも講演をして頂いた.
小泊周辺の住民の皆さん200人ほどが,猿回しを見に集まって下さった.

最後に,午後2時から第一回の運営委員会.
大学,行政,地元のNPO,企業の方々が集まり,今後の活動について意見交換を行った.

本当に,長い一日だった.

と,いうことで,

私,赤石大輔は,10月から,
能登半島 里山里海自然学校の常駐研究員として駐在することが決まりました.
珠洲市を中心に,奥能登の里山里海を利用して,
研究・教育活動を行う予定です.

里山里海自然学校は,珠洲市三崎町小泊という所にあります.
町並みは美しく,校舎の前はすぐ海という,素晴らしい景観です.

皆様,どうぞよろしくお願いいたします.
そして,この珠洲の自然学校にどんどん遊びに来て下さい.

投稿者 赤石大輔 : 21:03 | コメント (0)

2006年10月05日

10月5日

朝10時,奥能登農林事務所のSさんに挨拶.
能登の農業の実態についてお話し頂いた.

能登の山菜を栽培して,販売することも始められているそうだ.
これは,今私たちが取り組んでいる奥能登の山菜利用の調査に使えそうだ.

そのあと,ラポルト珠洲を下見して,珠洲市内をプラプラとまわり,須須神社を参る.
珠洲(すず)という名前の由来は,この須須神社(すずじんじゃ)の祭神である
美穂須須見命(ミホススミノミコト)祭神に由来するのではないか?といわれている.
源義経が奉納したと伝わる「蝉折の笛」や「弁慶の守刀」が納められている.

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この神社の境内には,スダジイやタブノキが立ち並び,約250種の原生林が生い茂り,国の天然記念物に指定されている.
珠洲の大切な自然,財産の一つだ.

自然学校に帰ると,スタッフルームにブラインドが設置されていた.
これでスタッフルームはほぼ完了,といっても机にはまだ電話しか置かれてないけど.

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投稿者 赤石大輔 : 21:50 | コメント (2)

2006年10月04日

10月4日

今日は,自然学校オープンに向け,校舎の大掃除があった.
珠洲市役所から,十数名の職員の方が駆けつけてくれた.

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今回の大掃除では,私を含める常駐スタッフが仕事を行うスタッフルーム.
隣の特別研究室.ランチルーム.
2階の実験室.そして体育館をやった.
床を掃き,雑巾をかける.

久しぶりに床を雑巾がけしたが,結構重労働だった.
小学生の頃はささーっと楽にできたのになあ.

机,椅子,ソファーを配置して,大分仕事場の体裁が整ってきたかな.

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投稿者 赤石大輔 : 18:43 | コメント (0)

2006年10月03日

10月3日

能登里山里海自然学校の設立シンポジウムの準備のため,昨日から珠洲市に滞在している.

市役所で鍵をいただき,小泊小学校の校舎に入る.
誰もいない小学校,その職員室には市内各地から運ばれてきた机や椅子,ソファーなどが詰んである.
職員室は今後,僕のオフィスとなる.机や椅子は大切な物品達だ.

カーテンを開けると,小さなグラウンド,照葉樹の垣根,そしてその向こうには海が広がっている.
窓を開けて空気を入れ換える.
今日は秋晴れのいい天気だ.

積んである机と椅子を引っ張り出し,部屋の真ん中に置く.
車に積んであったタオルを雑巾代わりに,机,椅子,ソファーを拭いた.
すぐに真っ黒になってしまった.雑巾を水道で流すと,水が流れず詰まった.
いろいろ直さないといけないな.

机を教室の真ん中に置くとコンセントが遠い.
延長コードが一本あり,そこから電気をもらい電話機とノートPCを繋いだ.

電話はすでに開通している.でもまだネットはできない.
CATVを引っ張ってきて,インターネットをする予定だが,それが引かれるのは来年の4月からだそうだ.
当分ISDNで頑張るしかない.

職員室でガタガタ作業をしていると,塗装屋さんが玄関口にやってきた.
正面玄関のはがれた天井を塗り直してくれるそうだ.
9日にはシンポジウムがあり,その日にここの正面玄関前で看板立てをする.
そのための準備が着々と進んでるみたいだ.

今日は,僕のここでの初仕事.
手始めに大学に電話,それから能登の民宿に取材依頼をしよう.

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投稿者 赤石大輔 : 22:55 | コメント (0)