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2015年02月12日

第3回 クロマツの植林in 珠洲鉢ヶ崎

3月15日(日)午前10時より、珠洲市の鉢ヶ崎海岸にてクロマツの植林を実施いたします。

主催:NPO 法人能登半島おらっちゃの里山里海 共催:蛸島青年団、蛸島小学校
日 時 : 平成27年3月15日(日)午前10時〜
場 所 : 珠洲鉢ヶ崎海岸(珠洲焼き資料館裏)
集 合 : 鉢ヶ崎海岸の駐車場
参加費:無料・当日参加も可能です。

鉢ヶ崎のクロマツ植林活動は2年前の2013年3月にはじまりました。珠洲の最も特徴ある伝統文化であり、地域の多くの方が関わる行事であるキリコ祭りにちなんだ活動です。

植林チラシ2015のコピー.jpg


キリコには、笹や松など地域の植物が必ず飾られています。珠洲市蛸島町では、町内から16本ものキリコが出され,珠洲でも豪華で勇壮なお祭りとして有名です。蛸島のキリコには男松(クロマツ)を2本飾るのがしきたりだそうです。蛸島町の鉢ヶ崎海岸は、海水浴場として有名ですが、クロマツ林もとても美しく、魚付き保安林として管理もされています。

しかし、松枯れ病で年々古いクロマツは枯れていっています。キリコに飾る若い松も最近町内で手に入りにくくなっており、若いマツを育てる必要ができてきました。

そこで、NPOおらっちゃと蛸島青年団が協力し、祭礼用男松植樹プロジェクトとして、鉢ヶ崎の海岸にクロマツの植林を行いました。早ければ今年、来年にはきっと皆で植えたクロマツをお祭りで使うことができそうです。
昨年は200本を植えましたが、その後活着が悪く、残念ながら半分ほどがかれてしまいました。

今年も同じ場所に200本のクロマツを植林し、地域の手でクロマツ林を育てていく予定です。地域の伝統文化と里山里海の保全を両立させた活動を作り、若い世代が能登の里山里海を引き継いでいく。これこそ世界に誇る農業遺産と言えるのではないでしょうか。


この植林イベントに、多くの方にご参加いただきたいと考えています。
参加ご希望の方は、下記連絡先までご連絡下さい。

NPO法人能登半島おらっちゃの里山里海
〒927-1462
石川県珠洲市三崎町小泊33-7
TEL/FAX 0768-88-2528
メール: info@satoyama-satoumi.com
 
本事業は独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて実施しています。

投稿者 赤石大輔 : 2015年02月12日 14:53

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