金沢大学里山里海自然学校 HOME » キノコ日記

キノコ日記Top » おらっちゃの森づくり運動2014

ソーシャルブックマークに登録:

2014年09月17日

おらっちゃの森づくり運動2014

おらっちゃの森づくり運動、今年2014年で6回目を迎えます。

今年も、珠洲市の唐笠山中で、茶の湯に用いられる炭を作るためのクヌギの植林活動を実施します。
珠洲の若き炭焼き職人、大野長一郎氏が手がける、この茶の湯炭のための植林事業に、NPOおらっちゃも協力しています。

大野長一郎氏の紹介はこちら → 農林水産省ホームページ

早いもので、みんなで植えたクヌギも随分大きくなってきました。
茶の湯炭として利用される日も、もうすぐです。
今回は、クヌギ200本を植林したいと考えています。また、大きくなったクヌギの枝払い作業も一緒にやりたいと考えています。ぜひご参加ください。

日時:10月25日(土)11時30分〜16時(雨天決行)
集合場所:金沢大学能登学舎(珠洲市三崎町小泊33-7)
参加費:無料(事前申し込みが必要です)。
簡単な昼食をご用意いたします。汚れても良い服装、長靴をご準備下さい。

DSC08386.jpg

<<バスツアー>>
金沢からお越しの方へ、植林事業の1泊2食付きツアーをご案内いたします。10月25日に植林に参加されたあと、珠洲市に新しくできた宿泊施設「木ノ浦ビレッジ」で地元のボランティアと懇親会。翌日26日は大野製炭工場や、これまで植林したクヌギの生長を見る見学ツアーを予定しています。

木ノ浦ビレッジについてはこちら → 木ノ浦ビレッジ

参加費:大人8,500円(木ノ浦ビレッジの宿泊費として) 
参加人数:20名
問い合わせ先:NPO法人能登半島おらっちゃの里山里海
電話:07688−88−2528
メール:info @ satoyama-satoumi.com
応募締め切り:10月18日(土) 

IMG_6152.jpg

<日程>
10月25日(土)
8時:金沢駅西口バスターミナル集合
朝8時30分:金沢駅からチャーターバスが発車。
珠洲で植林に参加後、木ノ浦ビレッジで宿泊。

10月26日(日)
9時30分:大野製炭、植林エリア、炭窯の見学等。
13時30分:珠洲出発、金沢へ。
16時30分:金沢駅着。

ぜひご利用下さい。

<<活動の意義>>

植林したクヌギは10年後に茶の湯用の炭として利用されます。伐採されまた10年後には再び生長したクヌギを伐採することで,里山の木質バイオマスを持続可能な形で利用していきます.また,広葉樹の里山林が再生されることで,草花や昆虫達の住み場所ができ,里山の生物多様性にも貢献します.私たちNPOおらっちゃはこの活動を継続し,里山の資源を持続的に利用し管理するという,地域に対する公共性の高い炭焼きという生業を,今後も支援していきたいと考えています.

DSC08482 - バージョン 2.jpg

この植林には毎年,珠洲市内はもちろん,金沢市や東京など,都市部の里山保全に関心のある市民に参加してもらい,植林を行っています.ボランティアの参加は100名規模で,石川県内では大きな植林イベントとなります.ボランティアで植林を行う意味は,大勢の方の力を借りて植林を行えることが一つですが,珠洲の里山を珠洲市内,また石川県内の多くの方に愛着を持っていただき,珠洲の里山で行われる炭焼きという生業を応援していただきたいということも狙いとしてあります.

若い炭焼き職人が,大きな夢と先代から引き継ぐ責任を持って,能登の里山で地道に炭を焼いています.今後もこの地で炭焼きを生業として続けていくためには,付加価値の高い炭を焼く必要があります.植えた木が炭になるまで10年という時間を必要とします.本事業では,荒廃した里山にクヌギを植え,付加価値の高い茶の湯用炭を精算することで,珠洲に持続的な生業としての炭焼きを創り,地域の里山が人の手で維持されていくための下準備として,クヌギの植林活動を実施したいと考えています.

皆の力で、能登の里山を守り伝えていきましょう!

投稿者 赤石大輔 : 2014年09月17日 22:17

この記事へのコメント