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2013年10月18日

留学生へ能登の里山里海の紹介

今年も、金沢大学の留学生を招き、能登の里山里海を知ってもらう体験プログラムを開催しました。
(この事業は地球環境基金の支援を受けて実施しています。)

金沢大学に10月から1年間留学する学生たちへ,能登の里山里海の現状と私たちの活動を知ってもらうために、ツアーを企画しました。
昨年は日帰りツアーだったのですが、今回はゆっくり見たり食べたりする時間を持ってもらいたいと、1泊2日のツアーとなりました。

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今回は、中国、インドネシア、タイ、ベトナム、アメリカ、エストニア、ポーランド、シンガポール、スリランカ、ウズベキスタン、台湾、イタリアから20名の学生が参加してくれました。

初日は、珠洲市の飯田港でつり体験。
多くの学生が、釣りははじめてということで、おっかなびっくりでしたが、小さなアジをさびきでたくさんつりました。

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NPOのスタッフは地元珠洲の出身で、釣りはお手の物。彼らがいてくれるので釣り初体験の留学生たちも十分楽しめたようです。大変心強いです。

思いのほか大量に釣れた小アジをもってかえって、能登学舎でバーベキューをしました。
小アジは頭を落として唐揚げにしました。おいしかったー。新米も能登産コシヒカリを炊いたらあっという間になくなりました。

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満腹になったところで、初日は解散、この日はのとじ荘に泊まっていただきました。
みなさん温泉も初体験だったそうで、見附島が見える露天風呂を満喫されたようです。

翌日はお勉強。朝10時に能登学舎に集合して、私から能登の里山里海の現状を知っていただきました。

すずの湯の食堂「はまなす」でお昼を食べながら、皆さんの感想をお聞きしました。
海を見たのも初めてと言う学生もいました。
台湾やタイ出身の学生たちは、都会育ちで、森に入ったりするのもはじめて。ベトナムの学生はおばあちゃんの田舎で田植えを手伝ったことがあると、日本の学生とほぼ同じですね。

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「日本は都会で最先端の技術国というイメージだったが、このような田舎があって、人が生活していることに驚いた。」

「金沢大学は能登の里山里海の暮らしを守るための研究や教育を地域で行っていることを始めて知った。素晴らしい取り組みだと思った。」

「都会が好きだけど、こういうところに来ると新しいインスピレーションをもらえる。もっと多くの外国人に能登を知ってもらいたい。」

といった、ポジティブな意見をたくさんいただきとてもうれしかったです。

最後に、引率の先生が学生に向けてコメントされていました。

「個人としては、皆が田舎はいいと言っている。それは日本人も、外国人もみんな同じだと思う。でもこういう農村を、今後どうしていくべきか、行政など決断する側の立場として、改めて地域や,これらの活動を評価してもらいたい。皆さんが社会に出たら、きっと選択を迫られるときがあると思う。そのとき、日本の取り組みを思い出して参考にしてもらえたらいいと思う。」

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私もとても感銘を受けました。個人のいいね、という言葉がたくさん集まって地域を元気にさせることはもちろんですが、これから選択を迫られるときに、本当に目指す道はどこなのか、選択すべき方向性はどちらなのか、ということまでしっかり考えることが大切だと思いました。

今回は、日本に来たばかりの留学生たちでしたが、これからまた数回能登へ来てくれることになっています。1年を通じて,彼らの考えがどのように作られていくか、とても楽しみです。

今回の体験をレポートにまとめてもらうことにしました。それもおいおい紹介していきたいと思います。

投稿者 赤石大輔 : 2013年10月18日 18:39

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