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2013年09月20日

2013まつたけ予想!

今年もやってきました、みのりの秋、マツタケの秋です。

年々少なくなる松茸ですが、年によっては豊作のこともあります。しかし昨年は、本当に最低、大凶作といわれるほどマツタケは見られませんでした。なぜこんなに少なかったのか。
ここからは、私の能登での7年間の経験と気象データをもとに、今年のマツタケの発生状況を「占って」みたいと思います。

昨年の予想はこちら → 2012年まつたけ予報!

まずは昨年、2012年9月の気温と降水量を見てみます。
この年の9月には、雨が記録されたのは11日、日の降水量が20mmを超える日はありませんでした。平均気温は、20度を下回りませんでした。10月に入りようやく気温は20度を下回り、雨も後半で降りました。

2012.jpg

キノコは発生時に大量の水を使います。また、マツタケは地面の温度が18度以下になったときがキノコを作るタイミングになります。ですので、気温が18度を下回らないと、マツタケを作るタイミングが来ないということになります。
結局2012年は10月12日に初物と、発生はかなり遅くなりました。その後も伸び悩み、凶作といわれるほどでした。

北国新聞記事

さて、今年2013年の状況を見てみます。
19日まで10日間雨が降っています。20mmを超える日は5日、40mmを超える日も3日と、まとまった量の雨が降っています。気温は16日の台風以降、ぐっと下がり20度以下となっています。マツタケの発生条件は整ってきたと考えられます。予想では、25日ごろには初物が見られるのではないかとおもいます。しかしこの後10月にある程度雨が降ってくれないと、発生量はそれほど伸びないかもしれません。

2013.jpg

気象条件さえ整えば、マツタケはある程度は発生してくれます。しかし最盛期に比べればよい年でも1/10程度。やはり環境を整えることが最重要であると考えています。

以上で、マツタケ予想を終わりたいと思います。
今年は豊作を期待しています。

投稿者 赤石大輔 : 10:50 | コメント (0)

2013年09月04日

第5回おらっちゃの森づくり運動のご案内

NPO法人能登半島おらっちゃの里山里海より、里山保全活動のツアーをご案内をいたします。
今年は金沢から来られる参加者の方へ、1泊2日のバスツアーも企画しております。通常なら1万円以上かかるツアーが6,500円でご参加いただけます。ぜひご参加下さい。

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活動名:第5回おらっちゃの森づくり運動

活動概要:
当NPOでは、珠洲市の荒廃した里山で、クヌギを植林する活動をこれまで5年間続けてきました。珠洲市の日置地区に植林したクヌギは、10年後に伐採し、茶道用のお茶炭として生まれ変わります。「人の手で里山を育み、活かす」といった本来の里山の機能を取り戻し、古くから伝わる技術と自然環境を後世に受け継ぐことを目的にしています。
今年も、珠洲の里山にクヌギ200本を植林する予定です。

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日時:11月9日(日曜日)11時30分〜16時(雨天決行)
場所:金沢大学能登学舎(珠洲市三崎町小泊33-7)
参加費:無料(事前申し込みが必要です)。簡単な昼食をご用意いたします。汚れても良い服装、長靴をご準備下さい。
主催:NPO法人能登半島おらっちゃの里山里海

<<バスツアー>>
金沢からお越しの方へ、植林事業の1泊2食付きツアーをご案内いたします。11月9日に植林に参加されたあと、珠洲市の国民宿舎のとじ荘で地元のボランティアと懇親会。翌日10日は大野製炭工場や、これまで植林したクヌギの生長を見る見学ツアーを予定しています。お土産もありますよ!

参加費:大人6,500円(のとじ荘の宿泊費として) 、子ども4,000円
参加人数:30名
問い合わせ先:NPO法人能登半島おらっちゃの里山里海
電話:07688−88−2528
メール:info@satoyama-satoumi.com
応募締め切り:10月15日(火) 

<日程>
11月9日(土)
8時:金沢駅西口バスターミナル集合
朝8時30分:金沢駅からチャーターバスが発車。
珠洲で植林に参加後、のとじ荘で宿泊。

11月10日(日)
9時30分:大野製炭、植林エリア見学。
13時30分:珠洲出発、金沢へ。
16時30分:金沢駅着。

ぜひご利用下さい。

<<活動の意義>>
10年後には再び生長したクヌギを伐採することで,里山の木質バイオマスを持続可能な形で利用していきます.また,広葉樹の里山林が再生されることで,草花や昆虫達の住み場所ができ,里山の生物多様性にも貢献します.私たちNPOおらっちゃはこの活動を継続し,里山の資源を持続的に利用し管理するという,地域に対する公共性の高い炭焼きという生業を,今後も支援していきたいと考えています.

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この植林には毎年,珠洲市内はもちろん,金沢市や東京など,都市部の里山保全に関心のある市民に参加してもらい,植林を行っています.ボランティアの参加は120名規模で,石川県内では大きな植林イベントとなります.ボランティアで植林を行う意味は,もちろん大勢の方の力を借りて植林を行えることが一つですが,珠洲の里山を珠洲市内,また石川県内の多くの方に愛着を持っていただき,珠洲の里山で行われる炭焼きという生業を応援していただきたいということも狙いとしてあります.

若い炭焼き職人が,大きな夢と先代から引き継ぐ責任を持って,能登の里山で地道に炭を焼いています.今後もこの地で炭焼きを生業として続けていくためには,付加価値の高い炭を焼く必要があります.植えた木が炭になるまで10年という時間を必要とします.本事業では,荒廃した里山にクヌギを植え,付加価値の高い茶の湯用炭を精算することで,珠洲に持続的な生業としての炭焼きを創り,地域の里山が人の手で維持されていくための下準備として,クヌギの植林活動を実施したいと考えています.

皆の力で、能登の里山を守り伝えていきましょう!

投稿者 赤石大輔 : 14:09 | コメント (0)