2013年03月28日
里山子ども園の実施に向けて
3月28日
年度末ぎりぎりですが、今年度最後のワークショップ、里山子ども園の講習会を開催いたしました。
指導してくださったのは、いしかわ自然学校のインストラクターをされている村上さんです。
いしかわ自然学校は県内各地で実施されている自然体験プログラムを紹介したり、インストラクターの養成を行っている組織です。
詳しくはこちら → いしかわ自然学校
今回の目的は、能登の里山を活用して、特に就学前の子どもたちに自然体験を提供する場や人のネットワークを作ろうというものです。
里山子ども園というのは、石川県が実施している幼稚園・保育園を対象にした自然体験活動です。森林環境税の一部を活用して県内各地で年間40回ほど開催され、里山を活用して子どもたちに自然体験を実施しています。以前はもりの保育園といっていたようですが、名称が変わったようです。
里山子ども園の活動は今後3年間は継続される見込みとのことです。
大変良い活動だと思いますが、奥能登ではあまり開催されておらず(輪島市三井で実施があったようですが)、知名度がいまいちです。また実施に当たってスタッフも地元で確保が難しいのも、課題となっています。
里山子ども園の詳細はこちら → 石川県のホームページ
そこで、今後珠洲を中心に奥能登で里山子ども園を実施していきたい、その可能性を探りたいということで、今回の講習会を開催いたしました。
当日は、平日の昼間にも関わらず、インストラクターを目指す人、自分の子どもへ自然体験をさせたいお母さんなど、6名が参加してくださいました。
はじめに里山子ども園や活動組織の説明をしていただきました。また参加する保育園,幼稚園によって子どもたちの活発さや興味の対象がずいぶん違うことなど、長い活動から生まれる様々な経験をお聞きすることができました。
その後、野外でネイチャーゲームの紹介。今日はカモフラージュというテーマで、外に色々な物を隠して,それを見つける活動を通じて、生物が自然の中でどのように身を隠しているかを学びました。
その後は、私たちNPOが活動している保全林まで歩き、里山子ども園を実施するフィールドについて検討しました。小さな子供たちが参加する活動ですので、歩く時間は大人の倍以上かかること、トイレや雨宿りをする場所などもなるべく近くがよいということになり、保全林ではなくて、活動拠点の能登学舎周辺の自然を使ったプログラムを検討することになりました。
里山子ども園は、来年度に珠洲市で、できれば2回実施を目指しています。実施に向けてスタッフを募集しておりますので,興味のある方はNPOおらっちゃまでご連絡下さい。
投稿者 赤石大輔 : 2013年03月28日 19:33