2012年10月27日
秋の保全活動
毎月2回,第2,第4土曜日に実施している保全活動,この秋は能登建設の社員の皆さんが参加してくださいました.
能登建設さんの里山保全活動は,毎年恒例となり,今年4回目を迎えます.
今年も社長さんはじめ社員総勢40名でご参加いただき,普段土木建築の作業を去れているプロの方々が,里山でも大活躍していただきました.
きのこ山では,間伐した木材の搬出,今回は木材を積み上げて柵を作りました.
ビオトープでは,セイタカアワダチソウを始め畔に増えた草を刈りました.
この活動でお伝えしたい,大切なことは2つあります.
一つは,やはり里山の保全は野外での作業ですので,外での作業になれた方が作業をされると,本当にあっという間に整備が進みます.
里山の整備は,アマチュア30人よりプロ3人のほうがいいなんて言われる方もいます.
能登建設の社員の皆さんはもちろん,能登のお父さん達も,草刈り機,チェーンソー,ナタでの作業はお手の物,ロープ縛りも漁師ゆずりで手際よく作業をこなしてくれます.私のような,何もやって来なかった人間は足手まといになるばかりです.
もちろん,里山の保全に興味のある方にはどんどん活動に参加していただきたいと思いますし,作業もベテランの方から教えていただければ交流もできて技能も身に付くので良いかと思います.
何が言いたいかというと,能登では里山の整備に必要な技能を,生活の中で感覚的に身に付けている方が多いこと.作業の段取りなど,組織で動くときの自分がやるべき作業などが解る人が多いと,危険も少なくスムーズに作業できるということです.里山の保全活動で,人生に大切な色々なことが学べるなーと実感しました.
もう一つは,能登建設さんのように,地域の企業さんが里山の保全に積極的に参加してくださることは,願ってもないことで,珠洲の里山保全の在り方はとても先進的であると自信を持って言えるということです.国が掲げている生物多様性戦略でも,企業の参加が重要であるといっていますが,このように具体的に活動が始まっている地域はまだまだ少ないと感じます.
珠洲市で策定中の保全計画も,能登建設さんはじめ様々な団体や企業さんにご参加いただき,みんなで里山の生物を保全する計画を作っています.
保全作業を終えて,社員の皆さんとバーベキューに参加させていただきました.作業の後の美味しい御飯もお酒も,楽しみの一つですよね.
皆さんもぜひご参加下さい.
次回はいよいよ,11月11日日曜日の,おらっちゃの森づくり運動です.
投稿者 赤石大輔 : 2012年10月27日 16:57