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2012年02月24日

第188回へんざいもん

第188回 里山里海自然学校へんざいもん 平成24年2月18日 本日利用人数:42人
2012年2月18日の御膳-1_R.jpg<<本日のメニュー>>
品 名
・ご飯
・かじめとあおさの粕汁
・豆腐だんごの甘酢あんかけ
・煮しめ
・白菜と人参、うすあげの胡麻和え
・竹の子と昆布の煮物
・酢の物
・ささげの煮物
・漬け物


 本日は、平成23年度「能登里山マイスター」の生徒さんたちの卒業成果報告会が自然学校で行われ、生徒さんの関係者の方や学校周辺の方など、大勢の方たちがお見えになりました。おかげさまで、食堂は満杯です。
 2012年2月18日お客さまで一杯の食堂-1_R.jpg審査委員としてお見えになられた泉谷満寿裕珠洲市長も、お昼はへんざいもんで召し上がり、「品数も多く、素材の良さが料理に出ていて、大変おいしかった」とお話しになっておられました。
 市長のおっしゃる通り品数は豊富で、どこから箸をつけようかと迷ってしまうほどです。油で揚げてある豆腐だんごは、鶏肉のような食感だけどヘルシーで、かす汁のカジメとあおさは、やはり能登の一押し食材という感じでしょうか。
 全体的に野菜中心のお料理ですが、調理法に工夫がされていて、ついついお腹いっぱい食べてしまいました。ごちそうさまでした。


今回のおすすめは「大豆と干しかじめの含め煮」です。


今月のお勧めレシピ,詳細はこちら →
のとの郷土料理百選


投稿者 赤石大輔 : 09:49 | コメント (0)

2012年02月21日

冬山「里山祭」山笑い見学

2012年2月18日・19日、白山市木滑で行われた冬山「里山祭」山笑い を見学してきましたので、いきものマイスター養成講座スタッフ,野村が報告します。

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木滑プロジェクト

木滑集落は金沢市の中心部から車で約1時間、白山の麓の山間部に囲まれた20軒ほどの小さな集落です。の木滑の魅力を伝える為の「木滑里山保全プロジェクト」が催す「山笑い」は2011年度冬から始まり、夏や秋に実施したものを含めると今回で5回目となります。尚、夏山「里山祭」山笑い(2011年8月27日・28日)の初日には、講義としていきものマイスターで訪問しています。

私達が訪問したのは山笑い前日の2月18日(土)です。この日は地元民、ボランティアなどを含めた約30名が準備に大忙しの様子です。会場の一部である木滑神社の周りには、雪遊びが出来るように、かまくらなどが作られていました。私達もかまくら作りをお手伝いしました。

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今回の山笑いでは「里山ホームステイ」という企画により、希望者5組が木滑の民家にお泊りをします。受付終了予定の17時までにホームステイ参加者が集まりました。この後、地元の研修・交流施設「白山里」の日帰り温泉に浸かった後、各滞在家庭を訪問です。
気さくな地元の方の人柄に触れながら家庭料理を頂くホームステイは最高でした。今度はお土産を持ってお礼に伺いたいと思います。

19日当日は、雪も収まり晴天に恵まれました。この日に行われた企画は、かんじきで雪山を歩く「里山ウォーク」、地元のおじいちゃん達からわら細工や手遊びを習う「里山の手あそび」、里山のご馳走が並ぶ「木滑神社市」、ほんこさん(報恩講)など大事な集まりで使う為の貴重な御膳で頂く「冬の里山料理店」などです。

「かんじきウォーク」では、かんじきを履いて冬の雪山歩きを体験します。案内して下さるのは地元の猟師の方です。生き物の足跡を見つけては、それがニホンザルやウサギの足跡であると解説してくれました。木滑には他に、カモシカ、テン、キツネ、リス、キジ、ツキノワグマ、イノシシなどがいるそうです。更には遠方にニホンザルの群れを見つけて、参加者らに双眼鏡で群れを見せてくれました。かんじきウォークは午前と午後の2回が行われましたが、両方に参加した元気な児童もいたようです。

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案内してくれた猟師の方は、里山の食べ物が豊富な年のイノシシやクマは脂肪が多くて肉も美味しいといいます。また、自分達が子供の頃にはまだイノシシがいなかったことを話してくれました。里山の変化に一番敏感なのは、こうした山の生活をしている人達です。冬山に入る生活が失われつつある今日でも、この木滑では冬山の生活が今も根付いていることが実感出来る催しでした。

「木滑神社市」は、里山の美味しいもので一杯です。焼きおにぎり、山菜おこわ、大根の漬物や山菜のお惣菜、なめこ汁、甘酒など、目移りしてしまいそうなものばかりです。市では餅つき大会が行われ、訪問客に振舞われました。つきたてのお餅の味は格別です。更には、木滑の環境配慮型水田で作られたお米「山笑米」が売れていきます。

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「冬の里山料理店」では、ほんこさんで使用されてきた輪島塗りの御膳に載せて、里山の料理が振舞われました。尚、今回の為に用意された御膳と器は、昭和44年頃からずっと蔵にしまわれたままのものでした。かつての木滑では、地域の冠婚葬祭は各家庭で行われていましたが、今では専用の施設など外部で行うようになった為に、自宅で御膳を使う機会がなくなってしまったそうです。「冬の里山料理店」が、こうした地域の伝統と暮らしを見直すきっかけになればいいですね。

「里山の手あそび」ではわらじの1種「あしなか」などの編み方を、地元の達人から習います。参加者の1人は、地元のおじいちゃん・おばあちゃん達の技術に舌を巻いていました。地域の伝統技術をこのように地域内外の人に親しんで貰うことは、伝統技術の保存と伝達にも大切なことです。地域のおじいちゃん・おばあちゃん達も、自分達の技術や文化の大切さを実感出来たのではないでしょうか?

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雪遊びの会場では、子供達がそりで滑って、更にはかまくらに入って遊んでいます。大人まで、そりで楽しそうに滑っています。踏み固めた場所以外の雪は柔らかく、子供がすっぽり入ってしまえば危険です。スタッフは子供達を楽しませつつ、危険な場所に踏み込まないようにしっかりと見張っています。安全の確保も、イベントにとっては大切です。

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今回の「山笑い」では親子連れが多かった他、スタッフによればリピーターも多かったそうです。「山笑い」が回数を重ねることで確実に知名度を上げ、地域活性化の為の効果が現れ始めているのかもしれません。この「山笑い」をどうか長く続けることで地域の連帯感を強め、内外に木滑の自然と里山の暮らしの大切さを伝えると共に、地域の活性化成功に繋がることを、参加者の1人として願ってやみません。

投稿者 赤石大輔 : 16:36 | コメント (0)

2012年02月10日

第187回へんざいもん

第187回 里山里海自然学校へんざいもん 平成24年2月4日 本日利用人数:12人
_DSC0014-1_R.jpg<<本日のメニュー>>
品 名
・五目ご飯
・アオサの味噌汁
・塩さば
・いもだこ
・ギバサの酢味噌和え
・漬け物

 

 


 本日は上品な味付けの五目ご飯と海の幸がたくさん使われたメニューでした。サバにタコ、そして私の大好きなギバサ。中でも、アオサの味噌汁が温かくておいしかったです。_DSC0004_R.jpg

このアオサは、へんざいもんスタッフの沢谷さんの御主人が今朝採ってきてくださったもので、まさに採れたて新鮮なアオサ。海の香りが最高でした。ついさっきまで海にいた食材をもう口にできるなんて、すごく贅沢ですね~。ごちそうさまでした。


今回のおすすめは、「ぎばさの酢味噌和え」です。

今月のお勧めレシピ,詳細はこちら →
のとの郷土料理百選

投稿者 赤石大輔 : 11:12 | コメント (0)

2012年02月03日

石川の里山,冬もにぎにぎしく

寒い日が続いております.今年は暖冬で雪も少ないという予想は覆され日本全国大寒波.自宅はついに氷点下,水道の水も凍結しております.

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さて先日,名鉄エムザ8階の石田屋さんで,金沢出身の歌手,小杉奈緒さんのCD「ninigi」を購入しました.昨年8月に,白山市木滑で行われた「山笑い」というイベントで小杉さんの歌声を聞いてから,すっかりファンになってしまいました.里山の中で聞く彼女の歌声,童謡赤とんぼ,七つの子など,風景とマッチして素晴らしかったです.唄ってすごいなあと改めて思いました.

小杉さんやCDについての紹介はこちら →  株式会社 G-VOICE

山中漆器の作家さんが書かれた紹介文も熱いです →  うるしのうつわ うたかたの日々の泡

CDのタイトルは「ninig」,ニニギ(あめにぎしくににぎしあまつひこひこほのににぎ)は、日本神話に登場する神である.名前の「アメニギシクニニギシ」(天にぎし国にぎし)は「天地が豊かに賑う」の意,とwikipediaにあります.
生き物があふれにぎやかな様子,まさに生物多様性のことではないかと思いました.生物多様性という固い言葉が作られるずっと昔から日本人はそれを示す言葉と,司る神さまを持っていたのですね.良い国ですね.

我が国の第三次生物多様性国家戦略(平成19年決定)では、「人と自然とのより良いバランスが確保され、人と自然が共生することを通して恵み豊かな生物多様性をはぐくむ

「いきものにぎわいの国づくり」

を目指して、生物多様性の保全とその構成要素の持続可能な利用を進めるための政府としての計画です。」と紹介しています.いきものにぎわいの国づくり,これこそがこれからの私たちに求められている方針であると,私は確信しています.

一方で戦略の中に,「その達成のためには、それぞれの地域での地に足のついた活動がなにより重要であり、地方公共団体や民間企業をはじめとするさまざまな主体や多くの国民による協働が必要です。この国家戦略が示す大きな方針のもと、老いも若きも、そして男性・女性を問わずひとりひとりが行動することで、いのちにぎわう豊かな日本の未来を拓いていかなければなりません。」と課題をあげています.それに呼応するように全国各地で,そして石川県内でも加賀から能登まで,さまざまな取り組みが今始まっています.

ninigiに収録された6曲のうち,私のお気に入りの唄は,一曲目の

「歓喜の歌」
 作詞 小杉奈緒 作曲 佐野 観

です.歌詞に心をつかまれます.

”木々は窮屈そうに枝を下ろし花は首傾げ咲く 忘れられた空はいつも見てた"
”森は靄の中で肩を落とし風は傷隠し吹く 忘れられた空はいつも見てた”

人が目を向けなくなり,荒れていく里山を思い浮かべました.忘れられた空とは,自然の中に日本人が観てきたカミ(神)の声なのかもしれません.人々はやがてそれに気付き,自然がまた輝きを取り戻す.という歌になっています.CDのタイトルを表現する素晴らしい曲だと思いました.ぜひ皆さんにもお聞きいただきたいと思います.

さて,寒い日が続きますが石川県の里山は2月も熱いですよ.能登では,活動拠点の能登学舎で,25日に地域環境学ネットワークのフィールド研究会,26日には輪島市三井でまるやま組のアエノコトがあります.

一方,加賀では,2月19日は冒頭で紹介した,白山市木滑で冬の「山笑い」が開催されます.
若者と地域の人々が作るこの里山のイベントは,寒い冬でも暖かさにあふれています.18日は地域のお家に泊めていただくホームステイもあるそうです.

詳細はこちら →  木滑HP

冬の里山で,ににぎ,感じてみましょう.

投稿者 赤石大輔 : 20:17 | コメント (2)

第186回へんざいもん

第186回 里山里海自然学校へんざいもん 平成24年1月28日 本日利用人数:14人
2012年1月28日御膳-1_R.jpg
<<本日のメニュー>>
品 名
・ご飯
・うどん
・野菜のかき揚げ
・小アジの甘酢あんかけ
・キャベツの酢みそ和え
・ふきの煮物
・漬け物


 本日はみそ汁の代わりに、あごで出汁をとったうどんでした。細麺のうどんは食べやすく、ノドゴシも良くツルツルと入っていきます。
 メインディッシュの天ぷらは、ゴボウ、人参、玉ねぎ、さつまいも、ピーマンのかき揚げで、天つゆ付きです。つい私はうどんに入れて天ぷらうどんにしていただいてしまいました(勝手にメニューを変えてすみません)。新鮮な野菜の天ぷらはどのようにして食べてもおいしいですよね。
 キャベツの酢みそ和えは初めていただきましたが、あっさりとおいしかったです。
 ご飯がとってもおいしくて、またまたお腹が一杯です。ごちそうさまでした。


今回のおすすめは、「かぶらのいりもく」です。

今月のお勧めレシピ,詳細はこちら →
のとの郷土料理百選

投稿者 赤石大輔 : 11:15 | コメント (0)