2011年09月29日
第174回へんざいもん
第174回 里山里海自然学校へんざいもん 平成23年9月24日 本日利用人数:14人
<<本日のメニュー>>
品 名
・栗ご飯
・味噌汁
・カマスの塩焼き
・茄子の田楽
・夕顔のあんかけ
・ヒジキの五目煮
・ミョウガの酢の物
・おから
味噌汁の具のわかめは、地元珠洲で採れた天然わかめです。やはり、養殖とは歯ごたえが違います。
また、カマスの塩焼きには、付け合わせにシソの穂の甘味噌いためと、デザートのナシが添えられていました。ヒジキの五目煮には、ヒジキのほかに大豆、ニンジン、ゴボウ、ゴボ天、レンコン、オクラと全部で7種類の具材が入り栄養満点で、あっさりとした味付けがおいしかったです。
本日は、二組6名の一般の方のご予約があり、心なしかいつもより華やいだ感じがしました。一組は石川県と千葉県で「遠距離恋愛中」とおっしゃる谷口さんと峰高さんのお二人。谷口さんが金大生の時に“へんざいもん”を卒論で取り上げたとか…。彼氏の峰高さんは初めてこられたそうです。もう一組は、能登里山マイスターの宇都宮先生の奥様と、京都からお見えになられたご友人の方々。皆さん、ご飯をおかわりするなど、おいしく召し上がっていただけたようで良かったです。天候にも恵まれ、いい旅になったのではないかと思っています。
今回のおすすめは「べん漬け(いしるで漬けたもの)」です。
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のとの郷土料理百選
2011年09月16日
第173回へんざいもん
第173回 里山里海自然学校へんざいもん 平成23年9月10日 本日利用人数:17人
<<本日のメニュー>>
品 名
・ひじきご飯
・味噌汁
・豆アジの南蛮漬け
・ナスとにしんの煮物
・ゴーヤの油炒め
・切り干し大根の煮物
・ササゲのゴマ和え
本日は一般の方2名様のご予約がありました。「へんざいもん食堂」の事をテレビでお知りになり、金沢よりお越し下さいました。「おいしいですね~。」と料理の写真も撮っていかれました。気に入っていただいたようで良かったです。遠い所おいでいただきありがとうございました。またのお越しをお待ちしております。
いよいよお祭りの季節です。今回は「祭りごっつお(ごちそう)」をご紹介します。
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のとの郷土料理百選
2011年09月14日
2011マツタケ予想
9月にはいりましたが,まだまだ熱い日が続いていますね.
お天気続きで,お祭りのある地域にとっては,ありがたい面もありますが,きのこに関しては,雨が多いほうが豊作の年になるようです.
私も能登へきてマツタケシーズンを5回見ておりますが,まつたけの発生予測はとても難しいということだけ判りました.
今年でようやく6回目を観測できます.できれば,100回くらい観察して,傾向をつかみたいところですが,どうやら寿命の方が早いようです.
さて,前置きはこれくらいにして,ちょっとだけマツタケの発生予測をして見たいと思います.
ちなみに,2008年に一度予測をしました.これはいつ頃が発生のピークになるかという予測でした.ちなみにこの年は9月30日に初お目見えということで,決行遅かったようですね.2009年は9月14日だったようです.そして去年は10月4日と,半月近くずれることがあるようですね.しかし昨年は大豊作となりました.
今年の予想ですが,過去の気温と降水量から検討して見たいと思います.2009年,2010年,そして2011年の9月のデータを利用します.気象庁から過去の毎日の気温や降水量を利用できますので,興味のある方はそちらをご覧下さい.
2009年,この年は全国的に不作,戦後最悪なんて言う事も言われたほど,松茸が採れない年でありました.
2010年,この年は久しぶりに大豊作,2009年との比較がしやすいですね.そして2011年は13日までのデータを使います.
結果はこちら.
折れ線グラフが一日の平均気温,青いバーが降水量です.2009年も,2010年も気温はあまり差はないようです.2011年は出だしでちょっと気温が高いのが気になりますね.気温が高い,残暑が長く続いた年は不作傾向があります.
降水量は青いバーです.2009年の9月は20mm以上降った日が1日もありませんでした.一方,2010年の9月は,一日20mmから90ミリ降った日が8日あります.また程よく分散しているので,山の地面に水分が十分ある期間が長かったと考えられます.きのこはその殆どが水分ですので,やはり雨の量そして頻度がきのこの発生に大きな影響を与えているようです.
2011年の9月はいまのところ1日だけ20mmを越えた日があるようです.これからあと15日くらいですが,程よく雨が降って,涼しくなってくれれば,期待できるのではないかと思います.
最後に,今年の松茸の発生量予想ですが,「うーん,うーん,多分,やや少なめかなー.」という,頼りない答えです.ちなみに大豊作となった2010年に私が立てた予想は,「不作」でした.本当に予測はあてになりませんね.
それではこの辺で,皆さんが沢山きのこがとれますようにお祈りして,終わりたいと思います.
「あめあめふれふれもっとふれー.」
2011年09月13日
映画「森聞き」上映会
9月半ばになりましたが,残暑が厳しいですね.
珠洲ではお祭りでにぎわっております.先日は蛸島のお祭りに参加し,本日は三崎町雲津のお祭りにヨバレでございます.お腹周りに気をつけないといけないお年ごろですので,ご馳走がたくさんでますが,腹八分目を心がけたいです.
さて,来る10月30日 (日)に,映画「森聞き」の上映会を開催いたします.
世界農業遺産に認定された能登の里山里海,素晴らしい自然と文化の息づくこの能登という地域ですが,一方では過疎高齢化が進み,今後どのようにこの地域を維持していくかという大きな課題があります.
私たちNPO法人能登半島おらっちゃの里山里海では,金沢大学や地域の方々と共に,能登の里山里海を活用した地域活性化の取り組みを続けています.しかし,これからの未来をつくっていく地域の子供たちに対して,十分な支援ができてなかったように感じています.特に地域の中学,高校生たちと共に活動することはあまりありませんでした.
そこで今回は,中・高校生達に,自分たちの地域を振り返ってもらいたいという願いを込めて,映画「森聞き」の上映会を企画しました.
ここで少し,映画「森聞き」の内容を紹介します.
「聞き書き甲子園,100人の高校生が100人の森の名人を訪ねる試みがつづけられている。この映画では4人の高校生が、それぞれ日本各地の山村に暮らす「森の名人」と呼ばれる人たちの人生と技を聞き書きする。
綱一本で杉の大木に上り、良質の種を採集する76歳のおじいちゃん。小学校3年生のころから焼き畑を続けてきた85歳のおばあちゃん……。そんな老人たちの言葉は、意外なほどまっすぐ高校生たちの心の奥底に届く。これは、断絶しつつある世代を再びつなぐ、信頼回復の記録です。」
このように,高校生達が里山の名人から直接彼らの仕事や生き方を学ぶと言う内容です.この映画森聞きをきっかけとして,この映画を通して,地域を振り返り,持続可能な地域のあり方を考えてもらいたいと思っています.
予告編が大変素晴らしいのでぜひご覧下さい.
森聞き予告 → youtube 4分版
→ 2分40秒版
上映会の詳細:
主催:NPO法人能登半島おらっちゃの里山里海
上映日:2011年10月30日(日)
会場:飯田わくわく広場.3回上映.
上映時刻: 午前10時—12時.14−16時.17−19時.
鑑賞料: 大人1000円,高校生以下500円.
当日: 大人1200円.高校生以下600円
となっております.
チケットはNPOおらっちゃの事務所,飯田わくわく広場で販売いたします.
お問い合わせ先:NPO法人能登半島おらっちゃの里山里海
TEL/fax 0768-88-2528
メール: infoアットマークsatoyamasatoumi.com
(アットマークを@に変更してください).
担当:赤石大輔まで.
2011年09月01日
第171・172回へんざいもん
第171回 里山里海自然学校へんざいもん 平成23年8月23日 本日利用人数:31人
<<本日のメニュー>>
品 名
・ご飯
・味噌汁
・揚げサンマの甘酢あん
・平(とろろそば)
・茄子の胡麻和え
・そうめんかぼちゃのマヨネーズ和え
・酢の物(赤ずき,モロヘイヤ)
・ごぼうの煮物
・煮豆
本日は小泊老人会の方々と小泊保育所の子供達の交流会が自然学校の体育館で行われ、お昼に老人会の方々が「へんざいもん」で食事をされました。
第172回 里山里海自然学校へんざいもん 平成23年8月27日 本日利用人数:9人
<<本日のメニュー>>
品 名
・ご飯
・味噌汁
・若鶏の照り焼き
・卵焼き
・揚げだし豆腐
・さつまいものつるの煮物
・五目きんぴら
・みょうがの酢の物
・煮豆
本日登場した“さつまいものつる”はこれから採れる食材です。若いつるなら柔らかいのでそのまま使えるそうですが、太くなると固くなるのでその場合は皮を剥いてから使うそうです。また、塩漬けにしておけば保存がきき、使いたい時に使えるとの事。今回は味噌で煮てありましたが、あっさりとしていました。ごちそうさまでした。
今回は本日のメニューから「さつまいものつるの煮物」をご紹介します。
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