2011年05月24日
グリーンウェーブ植林活動
5月24日(火)
グリーンウェーブの植林イベントを行いました.
グリーンウェーブとは,国連が推進している植林事業のことで,世界中で一斉に植林することで,地球の自転とともに緑が広がっていくことを緑の波グリーンウェーブ,と表現しています.
本来は,国連が制定した国際生物多様性の日である,5月22日に行われるものですが,石川県ではやや幅を持たせて3月〜5月の間に行うという事になっています.
石川県では県庁が主催する「いしかわグリーンウェイブ2011」というイベントになっており,先日つくられた「いしかわ版里山ISO」に認証された団体が,私たちNPOおらっちゃも含め多数参加しています.
詳細はこちら → いしかわグリーンウェイブ2011」
歌手のMISIAさんも活動に賛同され,石川県津幡町にMISIAの森を作られたそうです.こちらは今年のコナラ植林の様子.→ MISIAの森
国連が植林をすすめる理由は,世界で樹木の過度な伐採による森林の破壊が進んでおり,植林が必要なエリアがあることですが,日本ではどちらかというと利用されなくなった人工林や里山林を中心に今は「伐っていく」作業が必要になっています.
昨年度,私たちはこのグリーンウェーブのイベントで,珠洲のアカマツを伐採し薪にした跡地に,アカマツを植林しました.しかしアカマツは伐採エリア周辺に多数残っており,種が飛んできて勝手に増えています.温暖で湿潤な日本の気候では,森林の回復力はとても高いのです.
そこで今年は里山にあえて木を植える作業はやめ,活動拠点である能登学舎の桜が枯れてしまったので,そこへ2本の桜を植えました.ソメイヨシノは寿命が70年程という説があり,また天狗巣病という病気も蔓延して枯れているところもあります.子供たちに一生懸命植えてもらった桜,来年は一緒に花を見られたらと思います.
その後は,保全林へ行き,散策しながら里山についての解説をしました.この時期は日差しも柔らかくとても気持ちが良いですね.子供たちも里山という言葉さえ初めて聞いたようでしたが,午後の散策はとても楽しかったようです.それぞれ手にフキの葉やフジの花,ワラビなどを持って,バスで帰っていきました.
投稿者 赤石大輔 : 2011年05月24日 17:16