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2011年03月27日

里山のいきもの写真展

3月27日

珠洲市飯田町にある多目的ホール,ラポルトすずにて「里山のいきもの写真展」を開催しました.
この写真展は,金沢大学とNPOおらっちゃの里山里海が協働で運営している「能登いきものマイスター養成講座」の受講者やスタッフが,一年間撮りためた.能登の里山里海のいきものや風景を展示したものです.

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能登に生活している方々が普段何気なく見ている風景,とくに農地や山林に貴重な生物が生活していること,トンボやカエルなども実はたくさんの種類がいること,などを写真を使ってお伝えすることを目的としています.

いきものマイスター養成講座では,能登に住む人が自分の住む地域の里山里海を学び,伝える技法を学ぶ講座です.写真展では,受講者やスタッフが丁寧に写真に写っているいきものについて解説をしています.
たとえば,マクロレンズを使い目線を低くして撮影することで,虫たちの目線で足下にある生物多様性を実感することができます.
また,様々な植物の葉を一枚一枚写真にする事で,風景から切り取ることができます.そうするとそれぞれの派の形や色などが改めて個別に認識され,多様性が実感できます.
写真を撮る際の工夫や,写真の加工を工夫することで,生物多様性をより伝わりやすくするようにしています.

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写真展を見に来ていただいた方々が,写真から受けた印象に加え,解説を聞くことで生物や里山への関心が高まればと考えています.

年度末に加えて震災もあり,準備や広報が不十分だったことが反省点です.しかし来場いただいた多くの方に,とても良かった,1日だけではもったいない,他の地域でも開催してもらいたいという,温かい言葉をいただきました.来年度もいきものマイスター養成講座は2期生を迎え継続していきます.写真展も第2回を予定しておりますので,さらに盛り上がるようにこれから準備していきたいと思います.

ご来場いただいた方々,どうも有り難うございました.

投稿者 赤石大輔 : 2011年03月27日 17:47

この記事へのコメント

生き物の見分け方がすこしでもわかると楽しくなりますね。アマガエルとシュレーゲルは目の横の線の有る無しなど。身近にいる虫がなにをたべているのか、じーっとみていくとfood chainが見えてきて、分類したものがつながってまたひとつながりの世界がみえてきたらすごいですね!生き物マイスター卒業しても写真展には参加したいです。

投稿者 snow : 2011年03月28日 23:25

snowさま
ありがとうございます.次回も是非ご参加下さい.来年度はいきものマイスターの先生として,2期生にご指導よろしくお願いします笑.

投稿者 akaishi : 2011年03月30日 09:41