2011年02月22日
里山保全再生の取り組み報告会
私たちNPOおらっちゃや金沢大学も参加していた,環境省の生物多様性保全再生支援事業が,平成20年度から22年度の3年間,能登と金沢の2地区で実施されてきました.3年間で一区切りということで,この度,多様な主体の連携・協働による里山保全再生の取り組みをみなさまにご報告する機会を設けました.
拡大・荒廃する竹林を整備する、耕作放棄地をビオトープとして再生する。わたしたちはそのような取り組みを通して希少動植物種の保全再生に取り組んでまいりました。里山の保全再生に関心のある方どなたでもご参加下さい。
と き 平成23年3月17日(木)10:00~12:15
ところ 石川県地場産業振興センター (金沢市鞍月2丁目1番地)
入場無料・申込不要
<<生物多様性調査の成果>>
金沢大学・角間竹林試験地において実施した生態学調査に関する報告
木村 一也・笠木 哲也(金沢大学)
放置竹林の整備が植生およびゴミムシ類群集に及ぼす影響
江崎 功二郎(石川県林業試験場)
竹林の皆伐及び間伐の環境下における植物多様性の比較
高木 政喜(石川県自然史センター常務理事)
金沢市四十万地区でのギフチョウ調査
竹谷 宏二(石川むしの会)
能登地域における希少ゲンゴロウ類のビオトープ創出からのモニタリング調査
赤石 大輔(NPO法人能登半島おらっちゃの里山里海)
<<保全活動の成果>>
金沢市夕日寺、四十万地区での保全活動
石川県自然保護課
NPO法人が中心となった住民による能登の里山保全活動
加藤 秀夫 (能登にトキとコウノトリを呼ぶ会/NPO法人能登半島おらっちゃの里山里海)
まるやまあるき~人と自然のつながりのある暮らしを伝える取り組み
萩野 ゆき(能登里山マイスター)
<<全体総括>>
コーディネーター 中村 浩二 (石川の里山生物多様性保全再生事業推進協議会会長/金沢大学学長補佐)
主催は,石川の里山生物多様性保全再生事業推進協議会となっています.この協議会は,環境省の「生物多様性保全推進支援事業」を活用し、金沢及び奥能登地区において、民学官が一体となった里山等の保全再生のための取り組みを実践する。会員は以下のとおり。 金沢大学里山プロジェクト、国連大学高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット、金沢森林組合、環八会、いしかわ里山保全活動リーダー会、金沢ふるさと愛山会、金沢市四十万校下赤十字奉仕団、石川県退職者連合、能登にトキとコウノトリを呼ぶ会、NPO法人能登半島おらっちゃの里山里海、輪島市ビオトープ研究会、金沢市、珠洲市、輪島市、石川県と,様々な団体が参加しています.
本年度で環境省の事業は一区切りですが,多様な主体が参加した協議会を今後も継続させ,石川の里山生物多様性保全を推進する取り組みを進めるということで,存続が決まりました.今後の活動も含め,本報告会で議論したいと思います.
平日の昼間ということで,ご参加いただける片は少ないかと思いますが,お時間の合う方は是非お越しください.
問合せ先:石川県環境部自然保護課 TEL:076-225-1477 FAX:076-225-1479
投稿者 赤石大輔 : 2011年02月22日 13:34