2010年07月10日
一日中,保全活動
7月10日
今日は朝から夕方までずーっと保全活動をしていました.
まずは,ゲンゴロウ生息地の見回りと保全活動.
ジュンサイが水面いっぱいに覆っていました.珠洲の料理屋さんや旅館などでもシーズンにジュンサイを使っているところがありますが,珠洲のものを使うことは殆ど無いようです.これをなんとか地域で利用できないかなーと考えています.しかし収穫には舟が必要ですね.でっかい桶を舟にするのが良いかもしれません.
ため池では,カメの卵が何者かに食い散らかされていました.
楕円形の卵なのでスッポンではなく,クサガメかイシガメ,もしくはミシシッピアカミミガメかもしれませんね.
小泊のビオトープでは,田植え後に雑草がたくさん生えてきました.
そこで,数人で畔などを草刈りし,歩きやすくしました.
お米も順調に育っています.たのしみですね.
お昼はへんざいもんで食事.この日は夏のスペシャルメニューとして,ネパールのカレーをいただきました.珠洲在住のネパールの方に,珠洲の野菜を使ったカレーを作っていただきました.へんざいもんについては改めて紹介します.
午後は保全林できのこ観察を行いました.
夏もたくさんのきのこが見られます.今回はアカヤマドリ,テングタケ,ドクベニタケなどが多数見られました.
先日雨が降ったので,腐っているきのこがおおかったですね.
アカヤマドリの若いものだけ持ってかえってきました.家で炒めて食べようと思います.
きのこ観察のあとは,放牧の様子を見に行きました.元気な牛が2頭こちらをじっと見ていました.実はNPOおらっちゃでは7月から県の委託事業で,耕作放棄地に放牧を行っています.ここは,広大な耕作放棄地が続いていて,以前からゲンゴロウなど希少水生生物の保全を行っているところです.毎回の除草作業にとても苦労していたので,それを牛にやってもらおうというアイディアです.果たしてうまくいくでしょうか.
くわしい内容はこちらをごらんください → 北陸中日新聞
牛のあとは,もう一度保全林に行き,今度は倒木のチップ化作業のデモンストレーションをみました.輪島の業者さんが竹のチップ化作業をしていて,丁度珠洲で仕事があったので自然学校によってもらいました.農家のコンバイン見たいな機会でしたが,10cm位の木材を一瞬でチップにしていきます.保全林では伐採した雑木が積んであるので,どんどん減らしていきたいと思っています.このチッパーがあればチップ化作業はずいぶんはかどるでしょう.1日2人の作業員がついて,5万円程度かかるとのこと.うーん,予算と相談ですが,秋ごろに実施してみたいですね.
投稿者 赤石大輔 : 2010年07月10日 17:44