2010年06月12日
ビオトープで田植え
6月12日
自然学校のビオトープ田んぼで田植えをしました.
今回は,地域の子供たちも参加してくれて,17人でにぎやかに実施できました.
今年で3度目の田植え.そんなに広くない田んぼですが,ゲンゴロウ,サンショウウオやメダカなど生き物がたくさんの田んぼになってきました.参加してくれた子が,田んぼに入る感触が好きだといっていました.どうかそれを忘れないでもらいたいものです.子供たちは本当に元気で,休憩時間にも,ビオトープに入ってメダカやサンショウウオなどを追いかけていました.
このビオトープ田んぼでは,能登の田んぼに依存した生物を保全しながら,米を生産しています.人間が生き物に配慮しながら農業をやるということの難しさを,体感する機会として,毎回田植えを実施しています.
「これじゃあ米はたくさんできんなあ」と,参加してくださっているメイトの方々はこぼされます.農薬,化学肥料は使わないので収穫は少ないです.しかも手植えで手間はかかる.しかし,このビオトープ田んぼで子供たちが夢中で生き物を探す姿を見て,「まあ良いか」と思っていただけるようになりました.
これからは,さらにもう一歩進んで,こうやって作る米がより価値が高いという仕組みを何とか作っていきたいと考えていますが,なかなか簡単には行きません.PRの仕方,売り込み方を勉強していかなければいけないと実感しています.
投稿者 赤石大輔 : 2010年06月12日 20:27