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2010年05月25日

第116回へんざいもん

第116回 里山里海自然学校へんざいもん 平成22年5月22日 本日利用人数:22人
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<<本日のメニュー>>
品 名
・ご飯
・茶碗蒸し
・ジャガイモとサヤエンドウの味噌汁
・アジフライ
・タケノコの山椒味噌和え
・オカラ
・フキの煮物
・二十日大根のあっさり漬け

今日の感想
 そろそろ店頭にもアジが出始めました。へんざいもんでもアジフライが出てきました。大き目のアジのようで、本当にアジ?と思うくらいの厚みでした。サヤエンドウもぼちぼち自家製のを頂いて初夏の野菜が見られるようになりました。フキは野ブキとの事でしたが、最近は野ブキと屋敷ブキとの混ざった物が多いとの事でした。新しいフキの香りは特別で、美味しかったです。白い二十日大根は初めてでしたが、おばさん達は普通にあると言われてました。自分ではラディシュ(赤い二十日大根)しか作った事がなくて、今度は白い方に挑戦してみようと思いました。本日もごちそうさまでした。

投稿者 赤石大輔 : 14:43 | コメント (0)

2010年05月22日

アサギマダラの講演会と田んぼの畔塗り

5月22日

午前10時から,アサギマダラの講演会を実施しました.
場所は,珠洲市役所隣の飯田町わくわく広場です.わくわく広場は,趣の在る建物と,広場そして足湯が設置してる市民の憩いの場です.館内には飯田の祭りで登場する山車の灯籠人形の制作風景を見ることができます.とてもかっこいい人形が並んでいました.このわくわく広場では先日,アースデイが開かれたりと,市民のイベント会場として使われています.今回は自然学校の企画で講演会を開催しました.

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こじんまりとした会をやるときにはとても使いやすいですね.あと昼までも薄暗くできるのでスライドを使った講演にも向いていると思います.

今回の講演では,金沢から百万石蝶談会の松井先生をお呼びしました.昨年の調査結果なども紹介しながら,アサギマダラの生態について学びました.今年は4年目の珠洲での調査となります.飛来数には年ごとに波が在りますが,今年は多い年と予想されています.珠洲で1000頭マークを目指してがんばりたいと思います.
講演会に聞きに来てくれた子供たちも調査に参加してくれることになり,網を持って帰ってくれたので,がんばってもらいたいと思います.

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さて午後はビオトープ田んぼの畔塗りをしました.今年ももち米を作ります.下の方の田んぼは水が溜まりにくく雑草が多くなるので,畔に,水漏れがしないように畔ガードを入れました.どの程度効果があるか,調べてみたいと思います.

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何度か挑戦している畔塗りですがなかなか旨くなりません.珠洲の言葉で,「もーなるのーなる」というそうですが,上手くなったときにはなくなっているという意味で,料理でも農作業でも,試行錯誤してうまくなる頃には作業が終わるということらしいです.
田植えは来月の12日に予定しています.

投稿者 赤石大輔 : 16:08 | コメント (0)

2010年05月18日

保全林で植林

5月18日

自然学校が地域の方々と整備を行っている保全林で,アカマツの植林を行いました.自然学校の保全林では初めての植林作業となりました.荒れ果てた山をこつこつと整備し,再生が進んでいます.ようやく植林というところまできたか,と感慨深いものが在ります.
今回は,珠洲市のみさき小学校,西部小学校,大谷中学校から60名ほどの生徒さんが参加して,アカマツを植林してくれました.

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今回の植林の意義について説明いたします.
国連の生物多様性条約事務局の呼びかけによる植樹活動「グリーン・ウェーブ」という活動があります.5月22日が「国際生物多様性の日」と定められ,この日に世界で一斉に植林をするイベントがグリーンウェーブです.石川県でも昨年から参加しています.

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世界の多くの地域では植林が必要なことは明らかで,グリーンウェーブは大変意義のある活動であることは明らかです.しかし,里山の現状をご存知の方はご存知と思いますが,いまは植えるよりも伐採することが必要な森林が沢山在ります.里山林の現状について復習してみましょう.

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例えばコナラなどの薪炭林では30年周期で伐採し,萌芽更新させるサイクルが在りましたが,里山のバイオマスが使われなくなってから放置され,更新時期を過ぎてしまった林が多くなっています.こうなると,森林の土壌や光環境が変化して,キノコや林床植物の種類が変化し,多様性が減少することも在ります.里山の危機の一つです.

また,アカマツ林でも,年をとりすぎたアカマツが増え,マツタケなど有用なキノコに適さない林が増えています.かつてはこれらを伐採して,建材やマキなどに利用してきました.皆伐した場所には種から芽吹いたアカマツが成長しアカマツ林になっていくサイクルが必要ですが,現在は殆どこのような作業は行われていません.年をとったアカマツは,マツ枯れになりやすく,大量枯死という悲劇が待っています.

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このような,これまであった里山林のサイクルを復活させることが,里山の生物多様性を維持するための大切な手段なのですが,実際に行うには大きな費用がかかります.その費用を賄うために,里山の木質資源を有効利用すること,それを受け入れる社会の仕組みを作っていかなければ成りません.
ちょっと大きな話になってきましたので,自然学校の活動に戻りますが,実は昨年度,保全林のアカマツを40本ほど伐採しマキにしました.これを県内のマキを取り扱う業者に買い取ってもらうことになりました.九谷焼など焼き物につかわれるそうです.その伐採したエリアに,今回アカマツを植林したわけです.ほうっておいてもマツは生えてきますが,少しでも早く林に戻るように,3,4齢のアカマツを周辺からとってきて皆で植えました.
果たして子供たちに今回の活動の意義が伝わったか判りませんが,実はこういう意図があって植林したわけです.
これからも,珠洲で木質バイオマスの有効利用を考え,里山林の伐採と植林の作業を恒例化していきたいと考えています.

投稿者 赤石大輔 : 18:23 | コメント (2)

第115回へんざいもん

第115回 里山里海自然学校へんざいもん 平成22年5月15日 本日利用人数:36人
へんざいもん100515.jpg<<本日のメニュー>>
品 名
・タケノコご飯
・カワハギの味噌漬焼き
・豆腐とシバタケの味噌汁
・ジャガイモ、里芋、人参のあんかけ
・三つ葉のゴマ和え、ふきの煮物
・水ブキ(カタハ)の酢味噌和え
・タケノコの昆布煮

今日の感想
 本日は気球観測、マイスターの田植えがあり、利用者は36名でした。今年はタケノコの旬が例年より2週間程遅れているようですが、タケノコご飯とタケノコと昆布の煮物でした。ご飯の具ですが、タケノコ、若鶏、人参、ワラビが入っていました。フキの煮物は今年の初物だったので、香りがとても良く美味しかったです。三つ葉は白ゴマで和えてあり、三つ葉の香りも独特でした。水ブキはカタハとも言われてます。良く見ると葉っぱが交互に1枚づつ出ているせいかな?といつも思っているのですが定かではありません。自分は重層を入れて湯がくのですが、今回は塩だけで湯がかれたそうです。シャキシャキ感がありました。煮物も美味しいそうです。次回が楽しみです。ごちそうさまでした。

投稿者 赤石大輔 : 14:47 | コメント (0)

2010年05月14日

アサギマダラ講演会

今年もアサギマダラのシーズンが近づいてきました.

アサギマダラは旅をするチョウで,5〜6月に南の国から珠洲へやって来ます.どこから来てどこへ行くのか,今全国で調査が実施されています.

アサギマダラは,寺家や狼煙の海岸に生えているスナビキソウという植物に,早朝とまっています.昼に気温があがってくると,林へ隠れてしまうそうです.この蝶を捕まえて,翅に油性ペンでマークをしていきます.マークは自分の名前や場所,日付を入れることで,次に捕まえた人がどこから来た蝶なのか判るという仕組みです.
私も初めての調査でアサギマダラを捕まえたときは本当に感動しました.→ 2007年調査

珠洲でアサギマダラの調査に参加してみませんか?
自然学校では,アサギマダラの講演会を企画しております.

開催日:5月22日(土)午前10時〜11時.
場所:飯田わくわく広場(珠洲市役所向かい,足湯近く)
参加費:無料
問い合わせ先:0768−88−2528
講師:松井正人先生(百万石蝶談会)
講演「珠洲の海岸に飛来する渡りチョウ,アサギマダラについて」
先生からアサギマダラの生態や調査の方法などを教えていただききます.

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投稿者 赤石大輔 : 17:35 | コメント (0)

2010年05月11日

第114回へんざいもん

第114回 里山里海自然学校へんざいもん 平成22年5月8日 本日利用人数:23人
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<<本日のメニュー>>
品 名
・ご飯
・草餅
・筍とワカメの味噌汁
・ハム玉子のフライ、コシアブラとウドの天ぷら
・煮しめ(油揚げ、人参、椎茸、筍、ジャガイモ)
・三つ葉のおひたし、フキの辛子和え
・ワラビの煮物、ウドの粕和え
・フルーツ(野菜入り寒天)

今日の感想
連休明けの本日は農業実習と保全林整備の行事があり、朝からマスコミ関係者の方々の出入りがありました。今年の春は気温が低い日が続いた為、タケノコは今が旬のようです。
今日のメニューでも味噌汁、煮物に初登場でした。ワカメと相性がよく、この時期下の海ではワカメが採れる為、漁師の方から頂く新ワカメはまた格別です。コシアブラ、ウド、三つ葉、ワラビ、ヨモギと山菜づくめのごちそうでした。ハム玉子とはスライスハムの上にゆで卵の輪切りを乗せてフライにした物でした。ちょっとした工夫かなと思いました。(上に乗せる品を変えてもいいのでは?)
フルーツはスタッフのおばさんがテレビを見て考えられた野菜入り寒天で彩りも鮮やかな一品でした。草餅は搗きたてで、ヨモギ入りのきな粉とあずきの2個セットでした。さすがに若い男性の方々もお持ち帰りがチラホラ見られました。ふと外を眺めたら、昨日保全林で伐採した木で作ったベンチが玄関に置いてあった為そこにお茶等を飲んでいる方々を見かけました。家の中より外の方が気持ち良さそうでした。本日もごちそうさまでした。

投稿者 赤石大輔 : 10:38 | コメント (0)

2010年05月07日

珠洲で山菜採りツアー

4月24,25日

珠洲の農家民宿が主催する春の体験ツアー「奥能登山菜ざんまい」が開催されました.自然学校では,「山菜について学ぼう!」という企画で協力いたしました.
今回は,白山市,輪島市,珠洲市から9名のご参加をいただきました.

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今年はいつまでも寒くて,春が遅いといった感じです.
自然学校の保全林では,それでもシュンランが咲き,コシアブラの芽も沢山出ていました.

採集した山菜は,農家民宿「ひろ吉」さんで,ご主人や奥さんから保存の仕方や調理の仕方を学び,皆で挑戦しました.
そして夜は調理した山菜を中心に,民宿のご馳走をいただきました.お客さんと一緒に私も宴会に参加させてもらって,楽しい夜を過ごしました.気付いたら酔っぱらってソファーで寝ていました.弘吉さん,奥さん,ご迷惑おかけしました.

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翌日も山菜採り.ワラビ,タラノメ,ワサビ,ウワバミソウ,ミツバなど,美味しい山菜がとれる秘密のスポットで,お客さんに交じって私もめいっぱい山菜取りを満喫しました.スイバのお浸しが,以外と美味しかったのには驚きです.

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これはワサビの花です.ワサビはアブラナ科で,今は白い花が満開です.
とても楽しいツアーを地元の方々と企画できたことは本当に大きな成果だと思っています.このツアーが沢山の方々に参加いただけるようになればと思います.今度は夏のツアーを考えているところです.

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投稿者 赤石大輔 : 20:45 | コメント (0)