2010年01月08日
かやーて,クロサンショウウオ
1月8日
午前10時から能登空港で,打ち合わせ等.
今日は本当に寒くて,朝8時に道路を走るとつるつる滑って危ないくらい.
空港への道もちょっと怖かったですが,かえりは問題なかったです.
仕事をおえてお昼に茅葺庵で定食をいただきました.
茅葺庵の定職も,へんざいもんに似ていて,土地のものが使われており,800円とお手ごろ.囲炉裏の前でいただくことができ,とてもおいしかったです.
茅葺庵では,東京出身でマイスター受講生のNちゃんが働いています.
今日も元気に仕事をしていました.
茅葺庵で恒例行事となった「かやーて」が2月6日に開催されます.
「かや~て」は、三井町を代表する茅葺民家の「かや」と、三井が一番の産地である石川県の県木「あて」を合わせて完成した造語です。「茅葺庵 三井の里・福島邸」を主会場にして2年前から取り組んでいる三井地区の里山フェスティバルです。
詳しくはこちらのホームページまで. → 奥能登の魅力発見
帰りに自然学校近くのため池をのぞくと,クロサンショウウオの卵が産卵されていました.今年は寒いかと思いましたが,三崎町では毎年1月上旬には卵を産んでいるようです.
このアケビの房のような物の中に50個くらい卵が入っています.2個1対になっていて,1匹の雌が1対の卵塊を産みます.数えてみたところ,36対あったので,最低でも36匹の雌がこの小さなため池で産卵していることになります.小泊だけでも20くらいあるので,数百匹のサンショウウオが卵を産むことになります.クロサンショウウオは全国的には希少種になっていますが,珠洲ではおそらくこれからも普通に見られると思います.一方で,ため池ではなく水路,それも手掘りの土水路のような水辺が必要なホクリクサンショウウオは能登でも非常に少なくなっているようです.住み家がちょっと違うだけで,似たような2種のどちらかがいなくなるということが起こるわけです.里山保全といっても,何を保全するのか?明確に目的を持って実施する必要があります.
まだまだ寒いですが,ひとつ春の訪れを感じました.
投稿者 赤石大輔 : 2010年01月08日 14:59
この記事へのコメント
すみません、久しぶりに見ました。どうもありがとうございます!
投稿者 notokko : 2010年02月16日 22:20