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2009年11月12日

中学校の文化祭にて

11月8日

三崎中学校の文化祭「海鳴祭」に参加してきました.

時々,小学校や中学校におじゃまする事がありますが,教室や廊下に貼られている生徒達の絵とか作文とか標語とかを見るのがとても好きです.すごく絵の上手い子とかがいて驚かされます.

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さて,この日は午後から,各学年が総合学習で学んだことを演じる劇がありました.3年生は自然学校で体験した里山についてがテーマでした.3年生の劇が始まると,はじめに舞台に数本の木が並べられました.背景には,雑木林の風景,その地面にはキノコが生えています.劇のはじめに,生徒が登場し,劇の解説をしてくれました.
「自然学校の赤石さんと,三崎中の3年生が小泊の自然学校で里山の体験を云々」,どうやら今年の里山実習を舞台で再現するようです.

舞台袖から生徒達が登場,一人は作業着を着ています.どうやら彼が「赤石さん」らしいです.なんだか恥ずかしくなってきました.その,「赤石さん」が里山について解説をします.生徒共に保全活動をしたり,キノコを探したり,炭を作ったり,今年実習でやったことを舞台で復習してくれました.

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また,劇の途中で,スライドを使って里山についての説明をしてくれました.珠洲の里山が荒れていること,里山が荒れるとキノコも少なくなるということ.松枯れの原因についてなど,実習で勉強したことを,わかりやすく解説してくれました.

とても面白く,里山のことをわかりやすく伝えている良い劇だと思いました.まだ里山を体験していない1,2年生にも伝わったのではないでしょうか.自然学校で以前から取り組んできた地域の子ども達への環境教育ですが,今年は年間通して数回実施できたこと,またこのように振りかえりを,生徒が率先して行ったことは初めてです.劇からは,生徒達に里山の概念が根付いている事を実感できました.本当に嬉しかったです.

これから高校生になる彼らと,また一緒に珠洲の里山で活動をしたいです.

投稿者 赤石大輔 : 2009年11月12日 14:16

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