2009年10月10日
稲刈り
10月10日 ビオトープ水田で稲刈りをしました.今年は5筆に増えた田んぼで,稲の量も倍ほどになりました.昨年作った田んぼの稲は,肥料が少なかったためか丈が短く,分げつ数も少なかったのですが,先日の台風にも倒れることなく,立派に育ちました.
稲刈りの様子は,インターンの四方さんに報告してもらいます.
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インターン生の四方です。今回も報告させていただきます。
今日の保全活動は、ビオトープに田植えした餅米の稲刈りを行いました。参加者は14人でした。今日は活動中ににわか雨が降りましたが、すぐに止み、作業には少し雨宿りした程度の影響にしかならなかったので良かったと思います。
実は私、能登で育ちましたが田んぼに入ること自体が初めての体験で、稲刈りも初体験でした。ということで、今回の報告は私の初体験という感想が多いですが、どうかご容赦ください。
作業を始める前にまずは、田んぼの入り方から教えて頂きました。普通に入ると、泥に足をとられてしまうため、刈った稲の上に足を置いて入るということを教えてもらいました。思っていたよりも泥に足をとられてしまい、恥ずかしながら田んぼの中で歩くことがとても大変だということを初めて知りました。次は稲の刈り方を教えて頂きました。鎌を地面と水平にして、横に引いて刈ることが大切だということでした。鎌が上を向くと、刈った時に自分の方に来て危ないとも教えて頂きました。他に習ったことは、刈った稲を藁で結ぶ、その結び方を教えて頂きました。しかし、この作業が一番難しく、結び方を教えていただくのですが、頭でわかったつもりでもやりはじめると全く違う結び方をしていたり、結んでも稲がすぐ抜けてしまうほど緩くなっていたり、何回も教えていただきましたが、結び方を習得することは出来ませんでした。他の参加者の方でも、始めは苦戦していましたが途中からはスムーズに作業をこなしていました。
そんな私があたふたと作業をしている隣で、他の参加者の皆さんはすごい勢いで次々と稲を刈っていき、1時間もしない間に半分以上の稲を刈り獲りました。
もう作業も終盤にさしかかった頃に、急に雨が降ってきました。一時作業を中断して、納屋にて雨宿りです。皆さんで、雑談しながら雨が上がるのを待ちました。この際、農家の実状、稲を育てて刈り取るまでの大変さ、そのような話を聞いて、農家の人たちの大変さが少し分かった気がしました。とても手間隙をかけてお米を育てますが、金額が目に見えるようなものではないということで、農家の方々はすごいと感じました。
自然学校に戻り、稲を干していきました。人数がいたため、思っていたよりも速く作業は終わりました。作業が終わった後、稲の前で集合写真を撮りました。今日の終盤はすっきりしない天気で、カエルも途中の雨の気配を感じて出てきていました。
次回は24日に脱穀の作業です。それまでに、しっかりと稲が天日干し出来ればいいと思います。
投稿者 赤石大輔 : 2009年10月10日 16:59