2009年10月13日
第2回きのこ会議
10月13日
珠洲のパン屋さん「シャンボール」さんと協働で4月に開催した「きのこ会議」.その第2回は,自然学校の保全林できのこ狩りをしました.小学生親子28名が参加してくれました.
朝から雨模様で,困ったなあと思っていたのですが,外に出るときになって何とか晴れてくれました.
最近,雨がよく降っていますがキノコの発生はいまいちです.マツタケも出はじめは良かったのですが,全国的に早じまいしている様子.
参考 → マツタケ十字軍「今年のマツタケは異常である!」
いつもいつも予測が外れて,言い訳ばっかりで役に立たないキノコ博士!と怒られそうですが,私たち研究者もウソをついているわけではないんです.本当にキノコの発生予測は難しいのです.
自然学校の保全林でも,昨年の今頃はたくさんシバタケが採れたのですが,今回の調査でもほとんど見つかりませんでした.しかし,子供達の好奇心旺盛な目が,いろいろなキノコを見つけてくれ,結果的にはかなりの数が集まりました.
写真は白くて美しいスギヒラタケ,しかし現在は毒きのことして知られるようになり,珠洲でも取る人はいません.アブラシメジやヌメリササタケなど,食べられるきのこも多少ありました.
「子供達に珠洲の里山を体験させてあげたい」といってくれたお母さん方も,一緒になってキノコ狩りを楽しんでいただけたようです.
お昼はへんざいもんで食べていただきました.親子できのこ狩り&郷土料理体験という形で実施でき,参加者には満足していただけたようです.春には山菜採り,夏には昆虫採集,里山を使った環境教育のモデルとしてかなり有効なのではと思っています
投稿者 赤石大輔 : 2009年10月13日 14:27