2009年09月24日
中学生と保全活動
9月24日
三崎中学校の生徒さんと,保全林で森林整備を行いました.
作業は,昨年伐採したエリアで木材の搬出作業です.
荒廃したアカマツ林を,もう一度キノコがたくさん採れるきのこ山にするには,間伐した雑木を搬出してさらに積もった落ち葉を掻き取る作業をする必要があります.それには大変な人手が必要となり,人口の減少が著しい地域で,ボランティアでの里山保全は困難な状況です.
参加者に少しでもメリットがあれば,何度も活動に参加してくれるのではないか?たとえば保全活動3回参加の方には,へんざいもん1回ご招待とか,参加者の方に少しでもメリットのある活動にしていきたいと考えています.
中学生に対しては,私から出来る限り里山や環境保全についての紹介をさせてもらいました.彼らがなぜ汗をかいて作業をさせられているのか.メリットは感じなくとも,少なくとも意味を理解して,納得して,作業に参加してもらいたいと思っています.
中学生達は男女で作業の仕方が違いました.
男子6名,女子11名と男女比が大きく違うからかもしれませんが,男子達は一人ずつ木材を担ぎ運んでいたのに対して,女子は列になってバケツリレー方式で運んでいました.どちらかというと女の子の方が楽しみながらやっていた感じです.
総勢17名の中学生達による,2時間程度の作業でしたが,20m×20mの区画がとてもきれいになりました.
最後に,炭化器を使った消し炭作りの作業を紹介して,解散しました.
保全林には,すこしアミタケが出ていました.金木犀も咲き,アミタケのシーズンが来たようです.
また昨年伐採されたタブからは,ヒラタケが出ていました.ヒラタケは本来もっと寒くなってからですが,今年は涼しい秋のために,早く顔を出したのかもしれません.思わぬところから,思わぬキノコが出ることが良くあります.きのこ狩りの人気がある理由かもしれません.
投稿者 赤石大輔 : 2009年09月24日 19:39