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2008年10月08日

能登人のイベント

10月8日

能登ふるさと博の一環で、能登人と過ごす「能登時間」というイベントをやっています。能登のさまざまなジャンルで活躍する「のとびと」と一緒に能登を楽しむという内容で、私も一つプログラムを提供させていただきました。

名付けて、「キノコ博士とキノコ狩り」です。
詳細はこちら →  能登人

参加者ははじめから8名と、小さい規模で参加者といろいろ話をしながら半日楽しむという企画です。結果、最適規模の7名の参加者がありました。

10:00~10:30 講義

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はじめに、キノコについての講義を行いました。キノコとはどういう生物なのか、またどういう種類があるのかを説明しました。それだけでなくキノコと里山の関係、管理されたマツ林に発生するマツタケの話や能登に多く見られる珍しいキノコについて、自分自身の研究や、行なっているマツタケ再生事業についても解説しました。
単なるキノコ狩りではなく、能登の里山と関連づけた講義にしようと努力してみました。参加者の方にもそれが伝わっていればいいのですが。

10:30~12:15 保全林でのキノコ狩り

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キノコ狩りは参加者に自由にキノコを採ってもらい、その場でキノコの種類と生態について解説をしました。整備2年目を迎えた保全林には、先日の雨がきいたのかシバタケがおおく発生していました。ホウキタケのなかまやテングタケなどの毒キノコも発見し、みんなでわいわいと一時間程度キノコ狩りを楽しみました。

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12:15~13:30 昼食
昼食は、いつもお世話になっている農家民宿「しいたけ小屋ひろ吉」でとりました。
シバタケの御汁、大根とミョウガとシバタケの酢の物、シイタケやシメジの炒め物、モミタケの味噌漬けなど、秋のキノコづくしをみんなで美味しく頂きました。へんざいもん同様、地域の食材を使った美味しい料理に、参加者の皆さん満足していただけたようです。「能登牛が無くても大満足です!」とおっしゃっていただきました、ありがとうございました。

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食事をしながら、全員でキノコについてや能登半島について、特に珠洲のことを和やかな雰囲気で話しました。今回の企画については、もっとPRをすべきとの意見も出ました。能登の人ではなくて、金沢や東京の方にも喜んでいただけると参加者の方に太鼓判を押していただけました。

なかなか面白い企画になったと思います。ただし先週開催していたらきのこが全くなかったので大失敗だったかもしれません。キノコ狩りは非常に難しいイベントですが、その分キノコがあったときは非常に大きな喜びがあります。ひろ吉さん、ご協力ありがとうございました。
保全林で採れたシバタケは参加者にお土産で持って帰ってもらいました。

投稿者 赤石大輔 : 2008年10月08日 19:09

この記事へのコメント

雨はきょうの日のためにあったような気がしました.気をもんだ分喜びもひとしおで本当によかったですね、おかげ様でいろんなジャンルの方にお会いできています、家の前のいろんなキノコにも今では目が行きます。本当にありがとうございました、お疲れ様でした

投稿者 しいたけ小屋ふみえ : 2008年10月08日 22:58

ふみえさま
美味しい料理をありがとうございました。
参加者の方といろいろ話が出来て良かったですね。あのくらいの規模でまたやってみたいと思います。

投稿者 akaishi : 2008年10月09日 12:33