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2008年02月23日

へんざいもん第6回

2月22日

里山里海食堂「へんざいもん」第6回のメニューを紹介します.

待望のお魚焼き機が導入され,焼き魚がメニューに加わりました.
今回は蛸島で上がったサンマの塩焼きです.

ご 飯:コシヒカリ
つみれ汁: メギス,豆腐,ネギ, カジメ
かじめの粕汁:カジメ
さんまの塩焼きと酢の物:サンマ,ブロッコリー カブラ,ニンジン.
煮物:がんも,車麩,ニンジン,タケノコ,チンゲンサイ
ごぼうの胡麻和え:ゴボウ,ゴマ
乾燥かじめの煮物:かじめ,ちくわ
海鼠の酢物:ナマコ,ダイコン
煮豆:クロマメ
天ぷら:サツマイモ
漬け物:ハクサイ,ニンジン,ソウメンカボチャ
 みょうがのしそ漬け:ミョウガ,シソ
 きゅうりの粕漬け:キュウリ

20080223P-01.JPG

お客様の感想:
 飛び入り参加の子供が「ごはんがあま~い。おいしい。」とごはんだけをほおばっていました。すえひろ舞の味が分かるのかな?蛸島産のサンマもおいしかったです。 食祭「珠洲まるかじり」ウィークに珠洲市内の全小学校、保育所で出された郷土食の「だんご汁(つみれ汁)」は、へんざいもんでは、上品な味に仕上がっていました。最近、おばちゃん達のサービスメニュー(漬物・煮豆・・・)が増えてきて、ごはんがすすんでしまいます。有り難いですね。とってもおなかいっぱいのメニューでした。

赤石の感想:
小泊でとれたナマコを新鮮な物を大根おろしとあえた酢の物,これがとっても美味しかったです.
海無し県から来て,ナマコとか食べられるのを知りませんでしたが,感動物です.
最初にナマコを食べた人は偉い!
つみれ汁もとっても美味しいです.イワシしか知らなかったけど,珠洲では カマスのつみれ汁もあります.
これもふわふわして美味しいです.魚もだんだん覚えてきました.

投稿者 赤石大輔 : 14:18 | コメント (0)

2008年02月19日

里山のバイオマス利用

先日開催したキノコフォーラムで,基調講演を頂いた吉村文彦先生は,
京都でボランティアの方々と「マツタケ十字軍」を結成され,マツタケ山作りを手がけていらっしゃいます.
昨年秋には, 2年目の整備地から待望のマツタケが発生し,大きな反響を呼びました.

マツタケ十字軍の取り組みを紹介しているブログに, 今回こんな記事が載っていました.


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まつたけ復活・里山再生市民運動
第130回(2月22日)開催のお知らせ 
 私たちは、マツタケ山づくりを始めて、いわゆる里山から大量の「ゴミ」が出ることを知り、それを再生可能な資源として活用することに色々取り組んできました.昼食のエネルギー源に使うのはあたりまえ、机や椅子を作る、畑に鋤込む、炭を作る、それでも余ることを知り、無農薬・有機栽培の米づくりにもチャレンジ、それでも尚余る.また、マツノザイセンチュウ病枯損木の焼却も、「これはもったいない」のではないかと苦慮しているところでした.
 そのような折り、陶芸芸術家の近藤高弘さんに、「岩倉で使う食器などを自分でひねり、山から出る材を燃して陶器を焼けばいかが」と提案を受けていました.近藤さんは、実は、長野県のある小学校でそれを実現され、子供達の教育に大変良い効果を持つと語られています.
 かつて、皆さんにその旨を話したところ、「それは意義がある」との感触を得て、近藤さんに、陶器を焼く単窯製作の指導が可能か伺っていました.先週、近藤さんから、ニューヨークの個展が済んだら、4月か5月になりますが、単窯製作に取りかかりましょうかとお話がありました.
 中古の耐火煉瓦を皆さんのカンパで購入し(約20万円)、近藤さんに設計していただき指導を受けながら、陶器を焼く窯(2m×3m位)を手作りで製作しようと皆さんに提案をします.
 新たな「事業」でしかも更なる出費を必要とします.本当に必要なのかどうかを含めて、皆さんにご検討を御願いします.
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


かつて,人々の生活の糧であった里山の資源が,今ではゴミでしかない現状は,とても悲しい物があります.
里山の整備を呼びかけても,そこからお金を発生するサイクルが生まれなければ,長続きすることではありません.何とかして,里山の資源を上手に利用する活動が出来ないか?
薪ストーブはその一環として導入した物で,今年冬は大活躍してもらっていますが,さらに何か,次の手も考えたいと思います.

かねてより,今回の記事のような,「焼き物」の燃料として利用する方法は「珠洲焼き」のある珠洲市の里山再生のキーワードと考えていました.ただ問題は,松枯れ病によって枯れたマツのマキは,燃やしても温度が上がらず,良い燃料とならないそうです.
生きているうちに切り出してマキにする必要があるのですが,良質のマキは一束400円,珠洲焼きの窯を一回焚くのに必要なマキの費用は30万円程度になり,商品の価格に影響する.コストがかかりすぎるとのことです.

課題はたくさんありそうですが,将来,「里山の整備作業から出たバイオマス資源を利用した珠洲焼きです!」という商品作りが出来ればと思っています.

投稿者 赤石大輔 : 14:15 | コメント (0)

2008年02月16日

へんざいもん第5回

2月16日

へんざいもん第5回営業は,25名のお客様にお越しいただきました.
自然学校の里山里海メイトの方が珠洲から,マイスターの特別講師の方が金沢から,また三井物産関係者の方々が東京からお越し頂きました.

本日のメニューを紹介いたします.

ご飯:コシヒカリ
汁物:春を待つ潮汁(タイ,菜の花,ネギ,塩桜)
揚げ物:小鯛の唐揚げ(タイ)
和え物
 1.人参の粕和え:ニンジン,酒粕
 2.ぎばさ酢味噌和え:ぎばさ,タマネギ
 3.片口イワシのおから寿司:イワシ,おから
 4.ポテトサラダ:ジャガイモ,キュウリ,ソーセージ,卵
煮しめ:シイタケ,ジャガイモ,フキ,ニンジン,キヌサヤ,ちくわ
味噌のせ:ヤマイモ,フキノトウもろみ味噌
漬物:たくあん

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<<お客様の感想>>
春を待つ潮汁・・・写真で確認できるでしょうか?お椀の中に桜が咲いています。
メニューを見た時、春を待つ…?と不思議でしたが、見て納得でした!!
ピンク色の鯛、菜の花、桜、本当にお椀の中には春があって、飲み干すのがもったいなかった。まだまだ寒いけど、更に春が待ち遠しくなりました。

片口イワシのおから寿司・・・初めて食べましたが、もう一匹!と言いたいくらい美味しかったです。新鮮なイワシがないと作れないという料理だそうですが、食べる事ができた私はラッキーでした。イワシを背開きにし、小骨を取ってから料理するそうです。作り方を聞くと、ものすごい手間のかかり様に、ありがたい気持ちになりました。

本当に美味しいものは「薄味なのに美味しい」という事に最近気付いた私ですが、都会の人達に田舎ごはんの美味しさを知ってほしいと思った今日のメニューでした。ご馳走様でした.

赤石の感想:かたくちイワシのおから寿司がとっても美味しかったです.手間のかかっている一品で,なかなか食べられないものです.鯛の唐揚げやお汁は,今朝たまたま手に入った物で急遽メニューに入れてくださった物だそうです.どれもほんとに美味しかったです.

投稿者 赤石大輔 : 15:01 | コメント (0)

2008年02月15日

Gateau chocolat

2月11日

「じーんせーってすばらしー,ほらだれかとぉぉ,でああたりこーいおしてみたりぃ」はぁー,・・・・・・・・・・辻ちゃん(涙).

フォーラムを無事終えた翌日,建国記念の日は小春日和.
昼まで眠りこけ,その後もこたつに入り鼻歌を歌いながら天井の模様を眺め,ぼーっとしていました.

「政令で定める日 建国をしのび国を愛する心を養う」
果たしてどれほどの若人が,この建国記念の日を大切に思っているでしょうか?
それよりもみんなの関心は,14日のバレンタインデー.
男子にとっては,内心期待しつつも冷静を装い,結局学校から帰るまで何のイベントもなく,最終的に母親からもらうチョコレートから,”bitter”という単語の意味を知ることになるこの行事.
三十路前になっても,やっぱりまだ意識してしまいます.

チョコレートの原料となるカカオの生産に関しては,子供達が奴隷のように労働させられている現状があるんだ!! →  サステナ・ラボ
などとこたつの中で問題のすり替えを行っていたところ,ふと

「もらえないなら,自分で作ればいいじゃない」

という マリーアントワネット的逆転の発想が閃き,今日は急遽お菓子作りに挑戦です.

お菓子作りといってもさほどの技術もないので,簡単で美味しいメニューを考え,ガトーショコラに落ち着きました.
ガトーショコラは大学院時代に,ハートマン軍曹のような女友達に教えてもらい作ったことがあるので,今回もこれに決めました.
ハートマン軍曹については →  こちら

20080215P-04.JPG

作り方に関してはこちら → ガトーショコラの作り方

チョコレート:140g
卵:3個
バター:100g
砂糖:100g
薄力粉:35g
これでもかというくらい高カロリー,洋菓子はほんと恐ろしい.
チョコを溶かして,バター卵黄薄力粉を投入,メレンゲを加えてさっくり混ぜて(さっくりという表現がいまいちわかりません.以前はざっくりとしたセーターもよくわかりませんでした)型に入れ,180℃のオーブンで40分焼きます.最後に粉砂糖をかけてできあがり.

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自然学校のスタッフに,今回のフォーラム成功と,日頃の感謝の気持ちを込めて,
紅茶と共に振る舞わせていただきました.
簡単な割に美味しくできて,皆さんに好評を頂きました.また機会があれば作りたいと思います.

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投稿者 赤石大輔 : 13:04 | コメント (4)

2008年02月12日

フォーラム無事終了

2月10日

第2回 すず再発見フォーラム「よみがえれキノコ山〜奥能登の里山再生考〜」が開催されました.

果たしてどれほどの方が参加してくれるか,本当に不安でしたが,冬の能登には珍しく晴れの天気となり,会場となった珠洲市文化ホール「ラポルトすず」には,約250人の参加者が来場してくださいました.

13時ぴったりに開会となり,まず私が舞台に出ていき開会の宣言を行いました.
舞台の上から見ると,観客席は最上段までびっしりと埋まっています.
緊張しまくりで,手が汗びっしょりです.しゃべってる間も噛みまくって,膝ががくがく震えました.
しかし,はじめの挨拶を終えたらなんだか楽になって,その後はあまり緊張せずに会を進行することが出来ました.

総合司会をしてくださったアナウンサーの平見さんには,すばらしい進行をしていただきました.
フォーラム全体の雰囲気が,とても明るく楽しい感じになった気がします.やはり平見さんにお願いして正解だったと思います.

開会の挨拶には泉谷市長にお越し頂き,ご挨拶を頂きました.
市長にはフォーラムの最後まで参加していただき,ありがとうございました.
珠洲市の振興に,このフォーラムが少しでもお役に立てればと思っています.

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基調講演では,マツタケ生態学の第一人者である吉村文彦先生(国際環境微生物応用研究機構・理事長)と岩瀬剛二先生(鳥取大学農学部・教授)からそれぞれ講演をしていただきました.マツタケをはじめとするキノコの生活や森林での役割について,とてもわかりやすく楽しい講演をしていただきました.

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会場からの質問がたくさんでて,時間調整のため私の調査報告「奥能登のキノコの現状」では,短い発表になってしまいましたが,マツタケ山整備の成果など,参加者の皆さんが一番興味のある点について紹介できたと思っています.

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フォーラム後半は,奥能登の里山再生の手段の一つとして,キノコを使った産業を起こせないか?というテーマで徹底討論を行いました.
里山駐村研究員である多田喜一郎さん(NPO「春蘭の里」代表),高市範幸さん(「夢一輪館」店主)から,奥能登できのこ狩りツアーについて,また里山でのキノコ栽培について先進事例を紹介していただき,奥能登の里山の荒廃やマツタケ山の現状など,顕在化している里山問題と,今後の奥能登の里山再生に向けた新しい産業の振興について議論しました.

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3時間30分という長時間にわたるフォーラムでしたが,参加者の皆さんは熱心に耳を傾けてくださり,会場からもたくさんの質問が飛び交いました.

参加者の中には,今回のフォーラムをきっかけに,里山里海自然学校が主催する里山保全活動の活動組織「里山里海メイト」への参加も多数ありました.
今回のフォーラムが,今後の奥能登における新しい里山再生の大きなきっかけ作りとなればと思っています.

初めて自分で主催したフォーラムを成功させることが出来て本当にうれしく思っています.今回のフォーラムを開催するにあたり,多くの方々にご支援いただきました.この場をお借りして厚くお礼申し上げます.

春からは,実際にキノコ山作りに向けた活動に取り組んでいきたいと思います.
里山再生はここからが本番といえますのでがんばっていきたいと思います.

投稿者 赤石大輔 : 00:10 | コメント (4)

2008年02月02日

へんざいもんメニュー紹介

2月2日

里山里海食堂「へんざいもん」のメニューを紹介したいと思います.
今後,出来る限り,へんざいもんのメニューを皆さんに知っていただけるように,
毎回メニューを載せていきたいと思います.
右に「へんざいもん」のカテゴリーも作りました.今後どんどん充実させていきたいと思います.

へんざいもんはその名の通り近くで採れた美味しい物だけを利用してごちそうを提供しています.
「安心安全」で「地産地消」な珠洲の材料と共に,メニューを紹介いたします.

2月2日のメニュー:

ご飯:こしひかり(珠洲のお米, すえひろ舞 ).

汁物:原木なめこ( しいたけ小屋「ひろ吉」),岩のり( ぼたのり),水菜

揚げ物:アジフライ,椎茸のフライ(しいたけ小屋),焼きネギ

煮物:芋だこ(里芋,ジャガイモ,タコ). 里山レシピ「郷土料理:いもだこ」を参照のこと.

酢の物:おからなます(大根,人参,薄揚げ,おから,ゆず).

炒め物:いものつる,こんにゃく

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お客さんの感想:
初めて「へんざいもん」の料理を食べましたが,とにかくお米の美味しさにびっくりしました.
なめこも,へんざいもんで調理してくださった方が栽培されているそうです.
とても大きく食べ応えのあるなめこで美味しかった.
今まで私の知っているなめことは全く違っていました.
あと,以外だったのが「しいたけフライ」椎茸の揚げ物は天ぷらでしか食べたことがなかったので,
フライの美味しいのに驚きました.次回も楽しみです.

赤石の感想:
毎回とても美味しい料理をいただけてとても幸せです.
今回は,アジとシイタケのフライがついて大満足でした.
でもそれって,味覚がおこちゃまなのでしょうか?

今回は,15人のお客さんが利用してくださいました.
今後もたくさんのお客様に利用していただきたいと思います.
スタッフの皆さん,ごちそうさまでした!!


投稿者 赤石大輔 : 15:34 | コメント (6)

2008年02月01日

キノコフォーラムやります!

2月10日(日)に,第2回 すず再発見フォーラム,「よみがえれキノコ山〜奥能登の里山再生考〜」
を開催いたします.

 第一回 すず再発見フォーラムは, 「キリコ祭りを,知る」を開催いたしました.珠洲の祭り文化を保存する目的で,石川高専の学生さんが,一生懸命調査して,地域の方とキリコについて勉強しました.

 今回は、マツタケをはじめとした能登の里山のキノコに注目し,お二人の講演者から現在の里山のキノコの状況や先進技術を取り入れた増産手法について,さらに,キノコを利用した自然再生の紹介をしていただきます.また,自然学校が取り組んできた里山のキノコ調査の報告と,能登地域でキノコ狩りツアーやキノコ栽培の先進的な取り組みをされている方々をおよびして,今後の能登の里山再生・保全に向けた活動についての方向性を議論したいと思います.

今回は,私が初めて企画したフォーラムなので,いろいろと不安ですが,皆さんに楽しんでいただけるような工夫をいろいろと考えています.日程は以下の通りです.

日時:2008年2月10日(日)13:00~16:30
会場:ラポルトすず 大ホール. 【参加無料】

   -----プログラム-----
13:00 開会
13:10 基調講演1 「マツタケ山を作るには」
    吉村文彦 (「国際環境微生物応用研究機構」代表)
13:50 基調講演2 「菌根菌がつくる未来の地球環境」
    岩瀬剛二 (鳥取大学 教授)
14:30 調査報告 「奥能登のキノコの現状報告」
   赤石大輔 (能登半島 里山里海自然学校研究員)
15:15 討論:「能登で起こす!キノコ産業の可能性」
16:20 総括:「キノコから能登の再生を目指して」
16:30 閉会
       -----------------
司会: 平見夕紀 (フリーアナウンサー)

主催:金沢大学「能登半島 里山里海自然学校」
後援: 三井物産環境基金 地域総合整備財団(ふるさと財団)

1年と数ヶ月かかって,ようやく私の自然学校での「研究」成果を発表できるところまでやってきたと実感しています.まだまだその第一歩ですが,地域の皆さんに参加していただき,楽しい会にしたいと思っています.
よろしくお願いいたします.

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投稿者 赤石大輔 : 10:08 | コメント (0)