2006年10月16日
コムラサキシメジ
コムラサキシメジ Lepista sordida (Schum.:Fr.) Sing.
角間の里の前には,小さな畑があり,年中いろいろな野菜を作っている.
野菜を作れば,葉や茎などいらない部分がたくさんできる.それを積んでおく木の枠が
畑の横に置いてある.それを後で肥料にしたりするのだろうか?
今はとりあえずゴミだめ,と言った感じだ.
先日は,ゴミとして捨てたサツマイモから芽が出て,ゴミだめの中で大きな芋を作っていたそうだ.
そして,このコムラサキシメジも,そのゴミだめから発生していた.
ホクリクのキノコ図鑑には,
夏から秋,腐植質多い畑地,路傍,イネ科植物体の体積城などに群生,束生.
とある.
写真図鑑よりも色が濃く,同種かどうか迷ったが,食べてみることに決定.
里山メイトの方が,おみそ汁にして下さった.
初めてとって食べる野生のキノコは,やはりちょっと不安だ.
おそるおそる食べると,シメジのような食感.
とてもおいしかった.
たまたま角間の里に来ていた大学生にも振る舞ったが,やはり紫色したキノコが食べられることに
驚いていた.
畑のゴミだめから発生するコムラサキシメジは,まさに里山のキノコといってもいいだろう.
2006年10月10日
10月9日
10月9日
「能登半島 里山里海自然学校」の設立記念シンポジウムが,ラポルト珠洲にて開催された.
2日から珠洲入りして準備してきた私には,ようやくここまできたという気がしたが,これが始まりなのだということに気づき,感動するとともに,身が引き締まった.
シンポジウムでは,総合地球環境学研究所所長の日高敏隆先生が基調講演をして下さった.
お話の内容は,カブトムシの喧嘩の話から始まり,セミ,チョウなど様々な生物の生活や行動について,御来場のすべての方々が理解し,かつユーモアあふれる楽しいお話をして下さった.
日高先生はまたこちらに来たいとおっしゃってくださったので,もしまた今度こられたときは,じっくりとお話を伺いたいと思った.
続いて,九州大学の柳先生が「日本海里海構想」という題で講演して下さった.里海(sato-umi)という言葉が,すでに世界の共通語になりつつあるという話は,これから里海にも携わるものにとって,大変心強く感じた.
最後に,中村先生が今後の自然学校の取り組みを紹介して下さった.
その途中で残念ながら私は退席し,小泊へ.
なぜなら,午後1時から自然学校の校庭で猿回しがあるからだ.
この猿回しも,実に盛り上がった.
猿回しをしてくださったのは,村崎修二さん.
村崎さんは,以前角間の里で講演をして頂いた.
そのご縁もあって,今回小泊の自然学校でも講演をして頂いた.
小泊周辺の住民の皆さん200人ほどが,猿回しを見に集まって下さった.
最後に,午後2時から第一回の運営委員会.
大学,行政,地元のNPO,企業の方々が集まり,今後の活動について意見交換を行った.
本当に,長い一日だった.
と,いうことで,
私,赤石大輔は,10月から,
能登半島 里山里海自然学校の常駐研究員として駐在することが決まりました.
珠洲市を中心に,奥能登の里山里海を利用して,
研究・教育活動を行う予定です.
里山里海自然学校は,珠洲市三崎町小泊という所にあります.
町並みは美しく,校舎の前はすぐ海という,素晴らしい景観です.
皆様,どうぞよろしくお願いいたします.
そして,この珠洲の自然学校にどんどん遊びに来て下さい.
2006年10月05日
10月5日
朝10時,奥能登農林事務所のSさんに挨拶.
能登の農業の実態についてお話し頂いた.
能登の山菜を栽培して,販売することも始められているそうだ.
これは,今私たちが取り組んでいる奥能登の山菜利用の調査に使えそうだ.
そのあと,ラポルト珠洲を下見して,珠洲市内をプラプラとまわり,須須神社を参る.
珠洲(すず)という名前の由来は,この須須神社(すずじんじゃ)の祭神である
美穂須須見命(ミホススミノミコト)祭神に由来するのではないか?といわれている.
源義経が奉納したと伝わる「蝉折の笛」や「弁慶の守刀」が納められている.
この神社の境内には,スダジイやタブノキが立ち並び,約250種の原生林が生い茂り,国の天然記念物に指定されている.
珠洲の大切な自然,財産の一つだ.
自然学校に帰ると,スタッフルームにブラインドが設置されていた.
これでスタッフルームはほぼ完了,といっても机にはまだ電話しか置かれてないけど.
2006年10月04日
10月4日
今日は,自然学校オープンに向け,校舎の大掃除があった.
珠洲市役所から,十数名の職員の方が駆けつけてくれた.
今回の大掃除では,私を含める常駐スタッフが仕事を行うスタッフルーム.
隣の特別研究室.ランチルーム.
2階の実験室.そして体育館をやった.
床を掃き,雑巾をかける.
久しぶりに床を雑巾がけしたが,結構重労働だった.
小学生の頃はささーっと楽にできたのになあ.
机,椅子,ソファーを配置して,大分仕事場の体裁が整ってきたかな.
2006年10月03日
10月3日
能登里山里海自然学校の設立シンポジウムの準備のため,昨日から珠洲市に滞在している.
市役所で鍵をいただき,小泊小学校の校舎に入る.
誰もいない小学校,その職員室には市内各地から運ばれてきた机や椅子,ソファーなどが詰んである.
職員室は今後,僕のオフィスとなる.机や椅子は大切な物品達だ.
カーテンを開けると,小さなグラウンド,照葉樹の垣根,そしてその向こうには海が広がっている.
窓を開けて空気を入れ換える.
今日は秋晴れのいい天気だ.
積んである机と椅子を引っ張り出し,部屋の真ん中に置く.
車に積んであったタオルを雑巾代わりに,机,椅子,ソファーを拭いた.
すぐに真っ黒になってしまった.雑巾を水道で流すと,水が流れず詰まった.
いろいろ直さないといけないな.
机を教室の真ん中に置くとコンセントが遠い.
延長コードが一本あり,そこから電気をもらい電話機とノートPCを繋いだ.
電話はすでに開通している.でもまだネットはできない.
CATVを引っ張ってきて,インターネットをする予定だが,それが引かれるのは来年の4月からだそうだ.
当分ISDNで頑張るしかない.
職員室でガタガタ作業をしていると,塗装屋さんが玄関口にやってきた.
正面玄関のはがれた天井を塗り直してくれるそうだ.
9日にはシンポジウムがあり,その日にここの正面玄関前で看板立てをする.
そのための準備が着々と進んでるみたいだ.
今日は,僕のここでの初仕事.
手始めに大学に電話,それから能登の民宿に取材依頼をしよう.


