2008年05月07日
気球上がる
5月7日
連休明けの水曜日.珠洲はとても良い天気でした.
さてこれは何でしょう.
答えは気球でした.これは大気観測をするための気球です.
長さ4m,最大直径2.4mで中には12立方メートルのヘリウムガスが入っています.
この気球を珠洲の上空800mまで上げて,大気に含まれる黄砂や大気汚染物質を採集します.
上空へ上げるのに1時間,大気採集を1時間,地上までおろすのに1時間です.
これを朝昼晩と何度か続けて,大気の状態などを調べるそうです.
こちらは3階に入ったクリーンベンチ(無菌実験台)です.実験準備をされているのは,金沢大学工学部の小林史尚先生です.小林先生は大気に含まれるバイオエアロゾル(花粉,微生物,ウィルスなど生物粒子)を調べる研究をされています.気球に設置するサンプラーを滅菌しているところです.
(個人的にクリーンベンチが自然学校で利用できるようになり,キノコの培養実験が出来るようになってとても喜んでいます).
気球が無事上がり,一安心といった様子の研究代表者の岩坂泰信特任教授と松木篤特任助教.
大気観測チームは今後たびたび珠洲でこのようなサンプリングを続けます.
研究成果が上がってきたら能登で発表会を開いたり,市民の皆さんと勉強会を催したりする予定です.
将来は日本海を取り囲む各国と共同で能登に研究拠点(スーパーサイト)を設立する予定です.
今日は少し風があるので上空250mまで上げて様子を見るそうです.
明日,明後日と天気が良ければ採集を続けます.
投稿者 赤石大輔 : 2008年05月07日 16:52