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2008年05月23日

コミュニティリモセン in 野々江

5月18日

珠洲市直公民館にてコミュニティリモート・センシング実践会が開かれました.
講師は上林徳久先生(リモート・センシング技術センター 主任研究員)です. 地元,野々江地区の方10名と,能登学舎のスタッフや大学生の総勢18名で行いました.
コミュニティリモートセンシングとは,人工衛星が撮った画像の上に,地域の方々から地域の情報(地形,土地利用,建物,歴史・文化,そして生き物)を記入し,情報の共有化を図ることです.
最近はインターネットでも地域の衛星写真を見ることが出来ます.例えばグーグルマップでは住所を打ち込むと,このように地図を見ることが出来ます → 珠洲市野々江町inグーグルマップ
グーグルマップでご自宅を探された方も多いと思いますが,こういった情報を地域にどのように活かすか?という勉強会なのです.

野々江地区は,鹿野の里とも呼ばれていて,古い歴史のある地域です(もしかしたら鹿がいたのでしょうか?).野々江地区は希少な水生生物の生息するため池や,金川など魚の豊富な川もあります.現在,地区ではホ場整備が進んでおり,大々的に工事がされています.ホ場整備にともない,希少な水生生物の減少が危惧されています.ホ場整備前後で生物相がどのように変化するか興味深いところですが,今回は現状把握として,地域の方々に今この地区になにがいるのか示してもらいました.

初めのうちは,写真の前で腕組みをしてなかなか意見が出てきませんでしたが,こちらから話を振ると,次第に話題が広がり,最後には身を乗り出して場所を指し示してくださる方もいました.
20080523P-01.JPG
20080523P-02.JPG
今回,衛生地図にはドブガイ,ドジョウ,クロサンショウウオなどの目撃場所が示されました.問題となっているアメリカザリガニの分布場所も示され,どのような経路で野々江に侵入したか,今後分布を広げないためにはどうしたらよいかなど話し合いました.

水田の後ろには広い里山が広がっていて,地域の方に話を振ると,かつて鳥を捕っていたとか,マツタケがでる場所があったとか,今でもアミタケが出ていると場所とか,かつての里山の様子もたくさん聞くことが出来ました.
この地域には小学校,中学校,高校がそろっていて,生徒の皆さんに里山について勉強してもらう場所として最適な里山がすぐ目の前にあります.私はかねてから彼らにこの里山に足を踏み入れ,地域の里山の現状を学んでもらいたいと思っていました.例えば地域の方々と生徒達が一緒に里山の整備をするという可能性も検討したいと思います.今回はそのきっかけとして,地域の方からかつての里山の情報を取り出すことができて,非常によい会になったと思いました.
今後は,この地区の里山を利用した企画を考えていきたいと思います.

投稿者 赤石大輔 : 2008年05月23日 18:59