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2008年03月12日

キノコ研修2

今回は,キノコの培養方法についてです.
キノコは菌類ですので,植物のように自分では栄養分を作ることが出来ません.
そのため,菌を培養するための培地を作り,その上で増殖させます.

培地には菌に必要な栄養素を加え,寒天で固めます.
腐生菌はジャガイモの煮汁で作った培地でも菌糸をのばすそうですが,
菌根菌はデンプンを分解できる能力がないので,グルコースを加えた培地
で育てます.今回教えていただいたのは,この菌根菌類が成長できる培地です.

菌が生えやすい培地を作るわけですから,必要のない菌,雑菌が入り込めば
その中でどんどん育ってしまい,目的のキノコが増殖できません.
なるべく雑菌が入り込まないように,滅菌とし無菌状態での作業が必要です.

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さて,培地を作ったらその上にきのこを載せて培養します.
今回は市販のきのこ「エノキタケ」,「マイタケ」,「シイタケ」,「エリンギ」,「ブナシメジ」を用いました.

キノコの表面は,すでに空気に触れて汚染されているので,裂いて内部のキノコ切片を取り出し,培地に載せます.
雑菌が入り込まないように,使うメス,ピンセットも毎回バーナーで焼いてアルコール消毒をした上で使用します.

さて,こちらが培養中のキノコです.
シャーレの上に載せたきのこの切片から,白い菌糸が伸びています.

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2週間程度で,結構菌糸が伸びてきますね.
こうしてみるとやっぱりキノコもカビの仲間だと言うことが理解できます.

一番大きなコロニー(菌糸の固まり)をつくったのは,エノキタケでした.
ブナシメジは次に大きく,毛羽立っています.シイタケ,エリンギも徐々に伸び始めましたが,マイタケはなかなか伸びてきません.

培地の栄養素や,室温などでキノコの生長度が違うのかもしれませんが,
種類によってこんなにも個性が出るんだなあと,感心しました.
エノキタケなどはうまくいけばシャーレの中できのこを作ることもあるようですので,もう少し観察を続けます.

(3月13-17日まで,生態学会参加のため福岡へ出張します.しばらく更新はありません).

投稿者 赤石大輔 : 2008年03月12日 13:10