2008年01月18日
国際研究交流シンポジウム
1月15日
里山里海自然学校にて,
「東アジア若手研究者による環境研究シンポジウム」
が開催されました.
ロシア、中国、韓国の若手研究者を交え,環日本海域のさまざまな環境や環境の保全・創造をテーマに学術交流シンポジウムを開催することになりました.
開会には,珠洲市長にお越し頂き,ご挨拶いただきました.
参加機関を一覧してみると,
日 本:金沢大学
中 国:中国科学院大気物理研究所,中国環境科学院,河北省気象局
韓 国:釜慶大学校,忠北大学校,釜山大学校,ソウル大学校,漢陽大学校
ロシア:Russian Academy of Sciences
と,日本海を取り巻く各国の研究者が珠洲に集いました.
これは本当に画期的なことと思います!
2日間の日程で,
1日目「能登半島 里山里海自然学校」
2日目金沢大学自然科学研究棟G15
発表内容が1日目:能登セッション・テーマ「生態環境」,
2日目:金沢セッション・テーマ「大気環境」
となっています.
現在,中国は急速な経済発展を遂げ,世界の工場と呼ばれるほど,世界中の企業が中国内に工場を建て,様々な製品を生産をしています.
それに伴い,大量の大気汚染物質が放出され,日本にまで届いています.
また,拡大した農地が疲弊して砂漠化が進み,黄砂がかつて無いほど飛んできています.
そういった急速な大気汚染の問題を,いち早く正確に観測出来る場所が「能登」であるということで,各国の大気汚染研究チームが,スクラムを組んで能登でモニタリング調査を開始するという計画が進んでいます.
同時に,里山の研究もスタートする予定です.
里山は何も日本に限ったものではありません.よく似た気候を持ち,稲作という共通の農耕文化を持つ国々にとって,里山は生物多様性の観点で最も重要な拠点であることに違いはありません.
ですから,今回のシンポのテーマが,生態環境と大気汚染となったわけです.
珠洲をはじめ能登の各地は古くから大陸側の諸地域と交流があった地域でもあり,今また,ここに若い世代の研究者が集い国際学術シンポジウムを開催することは,まさに「奥能登ルネッサンス」といった感じでしょうか?
写真にありますように「奥能登スーパーサイト」という研究拠点を作りたいと考えています.
近い将来,この奥能登が,最先端の国際的な研究拠点となるべく,努力していこうと思います.
投稿者 赤石大輔 : 2008年01月18日 17:41