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2007年07月24日

釜山2

大分時間が経ってしまいましたが,アップします.

6月22日,釜山の干潟と湿原を視察しました.

洛東江(ナクドンガン)河口は,世界有数の干潟です.
そこには,クロツラヘラサギ,マナヅル,ワシタカ類などさまざまな野鳥が飛来します.
淡水と海水が混じり合う汽水域は,多様な魚類も生息しています.
干潟は水質の浄化を行ってくれる腎臓のような役割も持っています.

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かつては広大な干潟がありましたが,釜山は近年急速に都市化が進んで,
徐々に干潟が少なくなっています.

韓国政府は干潟の保全のため,この干潟を保全地区として定め,
釜山大学と共同で,エコロジーセンターという博物館を建てました.
(私たちがおじゃました釜山大学の研究室では,釜山の貴重な干潟や湿原の生物多様性保全のため,植物や魚類について研究がされています.)

訪れた日のつい2週間前にできた新しい施設で,
釜山の自然史について見てさわって学べる近代的な博物館といった
雰囲気でした.修学旅行の子供たちもたくさん来ていました.
韓国の環境教育はものすごいスピードで成長しています.

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次に,内陸のウッポ湿原を訪れました.
ここも,渡り鳥のたくさん飛来する場所で,保全地区となっています.
周辺は水田が広がる農村で,日本の里山と非常によく似た景観でした.
さらにアカマツ林が多く,マツタケの産地としても有名だそうです.
(パンフレットにもマツタケが紹介してありました,しかし挿入写真は
エリンギでしたが(^_^;)

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なんと,ウッポ湿原の近くに,廃校となった小学校を利用して,
湿原の保全を学ぶ施設がありました.
写真や農具漁具などが展示してあり,
かつての湿原での人々の暮らしや,生き物についての解説がたくさんありました.

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本当に,里山里海自然学校とよく似ています.
こちらの方が数年早くできましたが,コンセプトも全く同じと言っていいでしょう.

「おらとこの自然学校といっしょやがいね」

という気持ちになり,近い将来ここと姉妹提携を結ぼうと,
かってに心に決めてしまいました.

日本と韓国は,非常によく似た景観を持ち,現在全く同じ里山問題を抱えています.
両国,またアジアの国々が共同で里山問題を考える必要が出てきているのだと思います.
韓国の里山里海が破壊されていく中で,多くの国民が保全のために活動をはじめており,
次第にその動きは大きくなっています.
日本は環境教育でも一歩進んでいると,勝手に思っていましたが,
どうやら韓国から学ぶことがたくさんあるようです.

2008年10月には,韓国で第10回ラムサール締約国会議(COP10)が開催されます.

投稿者 赤石大輔 : 2007年07月24日 21:33