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2007年07月12日

里山健康診断調査

7月6−9日は能登の里山健康診断調査ということで,
柳田村のキノコ山,金蔵のため池,珠洲の薪炭林,自然学校が創設した水田ビオトープ
の調査を行いました.
どの日も短冊に願ったとおりの快晴で,かといって暑すぎず,楽しく調査が出来ました.

6日
駐村研究員の 高市さん が中心になって保全活動をされているキノコ山での調査を行いました.
7年ほど前から荒れた里山林を整備されて,伐採した枝などをハタケシメジというキノコの菌床として利用されています.
天然キノコの多かった柳田の里山ですから,整備して再び有用なキノコが発生することを見込んでいます.
周辺には,整備年数の違う林があるので,経過年数とキノコ相の変化を見ることが出来ます.
今回は,20m方形区を設置して,定期的にキノコの調査を行う予定です.
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7−8日
輪島市町野町金蔵のため池の生物を調査しました.
7日夕方には,金蔵の住民の方々へ,昨年の調査結果をまとめた調査報告会をさせて頂きました.かつての金蔵は稲作をするために必要な水が不足していました.
そのため集落には大小様々なため池が作られました.
現在もその水を使って金蔵米という美味しいお米作りをされています.
自然学校では,金蔵の美しい里山の風景に,どれくらい生き物がいるのか,またどのような状態にあるのかを調査しています.昨年11月に調査を行いましたが,今回は夏の調査と言うことでもう一度ため池の調査を行いました.
サンショウウオやフナ,ヨシノボリ,ゲンゴロウ,ヤゴなど多数の生物が見られました.

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夕方からは,住民の皆さんに集まって頂き,調査報告会をしました.
数年前から,ウシガエルがいくつかのため池で見られるようになりました.
ウシガエルは他の在来の生物を捕食するため,多様性が減少すると考えられています.
報告会では,ウシガエルの存在を住民の皆さんに紹介したところ,何とかしたい,何とかならないか?という活発な議論になりました.今後,駆除の方法を提案していきたいと思います.
植物の調査でも,多数の絶滅危惧種が存在しており,金蔵の里山は大切な生物の生息地であることが判ってきました.

8日の夕方に,里山里海メイトの皆さんと作った小泊の水田ビオトープの調査を行いました.
3月に創設して,4ヶ月経っていないのに,すでにたくさんの生物が移入していました.
メダカが多数繁殖していたこと,サンショウウオの幼生が多数移入していたことは,隣接する
ため池とのつながりが要因と考えられます.
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クロゲンゴロウの成虫も確認されました.
そして,大型ゲンゴロウの幼虫も確認されました.
希少なゲンゴロウが作ったばかりのビオトープに入り,そこで繁殖していたことは,
やはり感激しました.
自分のやり方は間違ってなかったんだと安心もしました.
能登の里山はまだまだ元気です.
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7月9日
珠洲の薪炭林の経過を視察しました.

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案内して下さったのは駐村研究員でもある 大野製炭の大野さんです.
大野さんがこれまで炭作りのために切り出した薪炭林を見せて頂きました.
経過年数1年,3年,5年,8年,20年と,様々な状況を見させて頂きました.
3年目は林床を様々な植物が多い,5,8年目の林は,萌芽したコナラが大きくなって,
林に近づいています.20年目の場所は立派な林に戻っていました.
薪炭林の更新サイクルと,伐採後の植物多様性の増加を目の当たりにすることが出来ました.

以上,4日間の調査はとても忙しかったですが,充実していました.
調査に協力して頂いた方に,心より感謝致します.

9日夕方,調査を終えてご褒美に蛸島へ釣りに出かけました.
釣り道具は ひろ吉さんにお借りしました.
今は,小さな鯖が釣れるとのこと.
2時間程度でしたが,小さな鯖を4匹とベラをつり上げました(ほとんど友人が).
鯖は開いて唐揚げにして,南蛮漬けにして頂きました.
とても美味しかったです.

投稿者 赤石大輔 : 2007年07月12日 00:24