2007年04月27日
アミガサタケ
4月26日
金沢で会議その他.
今日は,朝から田上小学校の児童がタケノコ掘りに角間へやってきた.
角間キャンパスの竹林は毎年拡大し続け,広大な面積になっている.
里山メイトの「たけんこクラブ」の皆さんが,良い竹林作りをされてから,
もう4年ほどたつ.皆さんのご苦労により,美しい竹林ができあがった.
この竹林では毎年大きく,美味しいタケノコがたくさん採れるようになった.
この竹林に発生していたのが,アミガサタケのなかま,
(おそらくマルアミガサタケ Morchella esculenta var.rotunda).
アミガサタケの仲間は,子嚢菌類で,いわゆるキノコである担子菌類とは異なる分類に属する.
胞子を作る部分が網状になっていて,姿はちょっと不気味だが可愛い.
キモカワイイ系キノコである.
![]()
師匠の書かれた, 「北陸のきのこ図鑑」296ページには,
アミガサタケ(編笠茸)春,疎林や草原,畑地,路傍,樹木を掘起こした跡地などに散生,群生.
可食,生食禁止.
ヨーロッパでは,アミガサタケをモリーユといって,非常に高級なキノコとされている.
(日本の物と同じ種類かは判らないが)
バターを使った料理やスープに良く合うきのこです ,とのこと.
うーん,たべてみようかなー?
投稿者 赤石大輔 : 11:28
月尾嘉男先生講演会から思うこと
4月20日
月尾嘉男先生による「日本海塾」の講演会があった.
講演のタイトルは「情報と環境の世紀」.
講演の内容は,金属や石油など資源の枯渇は目前であり,
また現在の食料の総量を全世界の人口で割ると足りていないということ.
だからいま,リサイクルや消費を押さえ無駄なエネルギーを押さえる必要があること.
ICT(情報通信技術)を使うことで,従来の方法よりかなり省エネ出来ること.
例えば珠洲の様な東京から遠い場所でも,ICTによるビジネスを起こせば,
雇用の創出も可能であることを教えて頂いた.
そのなかで,月尾先生が人類にとっての理想的な食事について,
「世界で探し求めた理想的な食事とは,地元のお米,まわりの畑で採れた野菜,
近海で採れた魚を食していた江戸時代(元禄以前)の庶民の食事であった」
と紹介された.
それは現在の珠洲市民の生活に近いのではないか.
講演会に参加された珠洲市民の方々も,オッと思われたに違いない.
私は講演会場の一番後ろで拝聴していたが,
参加者の肩が,一瞬誇らしげに揺れたような気がした.
ただ,こんな話を聞いたことがある.
地元の民宿,ホテルなどは地元珠洲産の魚を使いたいのだが,
多くは金沢へ行ってしまう.
スーパーに並んでいる珠洲産の魚も,他の地域より高いこともある.
地元の物を使いたいのに,コストが見合わない.
もしかしたら,地元の多くの人が,魚は自分で採って(釣って)いるので,
スーパーで買う必要が無く,需要と供給が合っていないのかもしれない.
果たして珠洲のその辺の状況はどうなっているのか?
もうすこし把握してみたいと思った.
投稿者 赤石大輔 : 11:00
2007年04月21日
ホクリクサンショウウオの珠洲での成体初確認
4月20日
ホクリクサンショウウオの珠洲での成体初確認を,
自然学校の会議室にて 記者発表を行いました.
先日は,柳田方面でホクリクサンショウウオの調査をしましたが,
今回は北限となる珠洲市での初確認でしたので,マスコミ各社に公表させて頂きました.
全国でも貴重な里山の生き物たちが,奥能登にはまだまだたくさん残っているようです.
自然学校では,このような奥能登の素晴らしい自然環境を発見する
「里山里海健康度」調査というプロジェクトを推進しています.
今後も奥能登の里山里海で様々な「発見」をしていき,
学会や論文,講演会を通じて多くの方と情報を「共有」し,
地域,また全国の方々と「保全」していきたいと思います.
投稿者 赤石大輔 : 16:04
2007年04月17日
桜まつり
4月15日
今日は,旧小泊小学校下の第8回「桜まつり」が開催されました.
住民の減少や,小学校の廃校により,少しずつ寂しくなってきた地域を盛り上げるために,
地元の住民の皆さんが作り上げられたお祭りです.
当日の参加者はおよそ500人で,
里山里海自然学校が開校して以来,最も人が集まった日になりました.
私たち自然学校も参加させて頂き,桜餅を販売しました.
桜餅は,珠洲で生産されている「能登大納言」小豆をたっぷり使った手作りです.
前日にスタッフと一緒にせっせと140個作り上げました.
お祭り当日は少し寒かったですが,何とか晴れてホントに良かったです.
保育園のお遊戯,小学校の太鼓,よさこいソーラン,婦人会舞踊,青年団による白山太鼓
など,出し物もたくさんありました.
初めてお会いする方もたくさんいたのですが,
多くの方に里山里海メイトに参加していただきました.
「どんだけでも協力してあげるから」
とてもありがたい言葉をたくさんいただきました.
桜まつりの運営もボランティアで大変な労力がかかっていますが,
自然学校も参加して,今後も続けていけたら良いなと思っています.
来年は金沢の里山メイトも呼び,さらに盛大にやりたいですね.
投稿者 赤石大輔 : 16:58
第2回里山里海メイトの会,保全活動終了.
4月14日
今日は,第2回里山里海メイトの会を開催し,水田ビオトープ創設活動を行いました.
総勢21名の方に参加していただきました.
自然学校のある小泊周辺の里山は,日本国内でも屈指の,希少水生生物の宝庫です.
しかし,休耕田がどんどんふえていて,湿地帯は乾いて荒れ地となり,水辺の生き物
の生息環境は危機的な状況にもあります.
里山里海メイトの会では,様々な活動を通じて,奥能登の自然,
里山と人々のつながりを維持していく大切さを,
地域の方々と共有し,子供達に伝えていきたいと思っています.
今回作業を行った場所は,田んぼの上にため池があり,手堀りの土水路が走り水田に水を引いているので,
ゲンゴロウやホタルがたくさん集まっていた場所でした.
しかし,休耕田となってから,次第に田んぼが乾き,荒れ地化していました.
今回の作業で,水路を再び整備して水の流れを作り,2枚の田んぼを掘り下げて深みを作り,
水を引きました.
皆さん畦を固める作業もお手の物で,私は足手まといでしかありませんでした.
「これがイヤでイヤで,田んぼやめたんだけどな」
メイトの方の言葉です.
確かに広い水田を手で起こすのはとてもしんどい作業です.
しかし,だからこそ農家の方々の大変な努力によって何百年と続いてきた里山を,
簡単になくすことは出来ないと思いました.
暖かくなってきたら,メイトの皆さんが作り上げたビオトープにたくさんの子供達や,
研究者が集まってきます.
珠洲の自慢のビオトープにしていきたいと思います.
投稿者 赤石大輔 : 16:50
2007年04月11日
第2回 里山里海保全活動
4月14日(土)午前9時から11時30分まで,
第2回の保全活動を行います.
※ 参加される方は12日までに事務局までご連絡下さい※
活動内容: 水田ビオトープ,雑木林の整備.
参加費: 200円
準備:作業出来る服装,あれば軍手,鎌など.
作業後は,交流室にけんちん汁を準備しております.
(皆様の参加費は,傷害保険・通信費・軽食代に当てています.)
昼食後に,里山里海メイトの設立主旨と,今後の予定をお話ししたいと思います.
また,皆さんのご意見を伺いたいと思います.
皆さんのご参加を心よりお待ちしております.
今後の予定,
4月15日(日) 午前10時から 「桜祭り」を開催します.
小泊校下振興会による地域の特産品販売,イベントなど.
詳しくはこちら→ Click
20日(金)午後6時から,
月尾嘉男先生の講演会「日本海塾」を開催致します.
場所:里山里海自然学校体育館,参加費:無料.
詳細こちら→Click
4月21日(土)午前10時から,
村崎修二さんによる「猿回し」が開催されます.
場所:里山里海自然学校
演じるのがサルだけにイヌの同伴はご遠慮を.
詳細はこちら →Click
各種お問い合わせは里山里海自然学校 事務局まで
電話/FAX 0768-88-2528
メール →こちら
ホームページ → こちら
投稿者 赤石大輔 : 17:17
春
070411
小泊は今日も良い天気.
校庭には桜がぽつぽつと開き始め,
タンポポもグラウンドに散らばって咲いている.
小泊のタンポポは,シロバナタンポポとセイヨウタンポポの両方がある.
シロバナタンポポは珠洲でも小泊の自然学校周辺にだけたくさんあるそうだ.
前回の里山里海メイトの 保全活動で草刈りをし,現れたとてもきれいな農水路には.
ヤゴやカワニナが顔を出していた.
前回は気づかなかったが,よく見てみるとカワニナは結構たくさんいるようだ.
夏にはホタルも見られるかも.
ウグイスもホーホケキョが大分うまくなってきた.
生き物がどんどん動き始めて,いよいよ春です.
<<お知らせ>>
里山里海自然学校のホームページがグレードアップしました.
1.トップページにニュースを表示するようになりました. → Click
ニュースから,今後の活動予定をごらんいただけます.
2.活動予定と活動記録を載せました.活動記録には皆さんから活動の評価とコメントもいただけるようになりました→
Click
今後とも応援よろしくお願い致します.
投稿者 赤石大輔 : 16:49
2007年04月07日
ワカメ解禁
4月6日
今日は,小泊の天然ワカメの解禁日.
朝6時から8時までに限定して解禁する.
この日の小泊の海には舟がずらーっと並んで壮観であった.
らしいが,寝坊して7時半頃見学に行ったら,
戻ってきた舟にはいっぱいのワカメが積んであった.
ワカメの取り方,加工の仕方について,教えて頂いた.
まず船上で箱めがねを使いぞきながら,長い竹の柄の先に着いた,
この形状の鎌で引っかけてとる.
ワカメはたくさんあるが,一家族が一日がかりで作業する量以上は
とってもしようがないので,60-80kg程度とのこと.
陸に揚げたら,よく水洗いして,付着物をとる.
適当な大きさに分けて天日干しにする.
ある程度乾いてきたら,真ん中の茎を手で裂いて半分にわける.
そのままでの良いが,茎のところが乾きにくいので半分にするとのこと.
今年は,ワカメがずいぶん大きくなっているらしい.
暖冬で成長が良かったからという話だ.
もう少し解禁日を早くしても良かったとのこと.
ワカメをいただいたので,お昼は湯通ししてワカメのお刺身,
それとメカブを刻んで,ご飯にかけて食べた.
ぬるぬるしてとても美味しかった.メカブ大好き.
午後3時.
おおかた乾いたら,一定の大きさにたたんで棚に並べる.
これを乾燥機で完全に乾かし,袋詰めにして出荷する.
乾燥したワカメを見ると,斑点が浮き出ているものが一部見られた.
お話を聞くと,斑点がある物は味は変わらないが,見た目が悪いので
商品価値が下がるようだ.原因は不明とのこと.
ワカメが生えている場所によって,斑点が出たり,出なかったりするらしい.
明日はきれいな物が生えている場所でとるとおっしゃっていた.
ワカメもこの時期の柔らかい物のみが利用出来る.
一月ほどすればもう堅くて食べられない.
ワカメの後は,モズク.
そしてテングサやエゴといった海藻を季節ごとに採っていく.
能登の海は本当に海藻が豊富だ.
この日一日,小泊は磯の香りに包まれていた.
投稿者 赤石大輔 : 14:50